ちいさなかがくのとも 2006年5月号です。
ウサギの兄弟が、お母さんに言われて、じっとお母さんの帰りを待っているお話です。
「じっとしてれば大丈夫」を呪文のように繰り返し、お母さんの帰りを待ち続けます。
何かと落ち着かない弟と、それをたしなめつつ、自分に言い聞かせてじっとしている兄。
うちの子を見ているようでした。
いろいろなことが起こるたびに、どきどきしてしまいます。
だって、捕食者に見つかったら、この兄弟は、きっと、食べられてしまいますから・・・。
子供には、そういうことは、たぶん、良くわかってないと思いますが、それでも、どきどきしたようです。
最後に、お母さんが帰ってきたときは、本当に、ほっとしました。
小さい頃、ウサギや小動物に出会ったとき、固まったように動かないのは、おびえているからだと思っていましたが、それだけが理由じゃないことを知りました。
小さな発見がちょっとうれしかったです。