表紙に描かれた、目の覚めるような、あざやかなブルーのカンガルーに惹かれて、図書館から借りてきました。
リリーは、することが思いつかないと、ぬいぐるみのブルーカンガルーにたずねます。
「どうしたらいい?」
なんとなく、これが、うちの息子を思い出させます。
彼もちょうどそんなところがあって、しょっちゅう「どうすればいい?」と聞いてきます。
でも、本当は、母の答えなんか期待していない様子。
とりあえず、言った事と、聞いてもらったことで安心しているようです。
リリーにとってのブルーカンガルー。きっと、このぬいぐるみは、彼女にとっての安心の種なのでしょうね。
ブルーカンガルーは話すことがありません。
でも、リリーのやることをいつでも、見守っています。
そして、リリーが雨の中に忘れてきたぬいぐるみのテディを救出して、びしょびしょになったりするのです。
とても、微笑ましいですね。
もしかしたら、私もずっと昔に、私の小さな仲間たちに、たくさん助けてもらったかもしれません。
すっかり忘れているだけで。
思わずもう手元にはいない、懐かしい面々を思い出してしまいました。