とってもおもしろーい!その上に、情景がふわっと浮かび上がって
きてしまって、すごいなあと思っていたら(おもしろいお話って、
とかく「おもしろい」だけだったりしがちですから)、作者は富安
陽子さんだったのね。納得です。井上洋介さんの挿絵も怪しげな
ねこじゃら商店の雰囲気がとってもでていていいです。
「なんでもそろうお店」は、昔で言うところの雑貨屋さんみたいな
ものなのかな。でも、ちょっと魔法がかっているところもあるので
わくわく度は高いと思います。
はやく走れる運動靴の「韋駄天」なんてのは、今、ちびっこ達が
好きな「瞬足」みたいですね(もしかしたら、作った人は、ここから
ネーミングを連想したのだったりして)。
お店の主、白菊丸はちょっと怖かったりもしますが、「きちんとお店
をやっている感じ」があって好感がもてます。娘はしずかーに聴いて
いましたが、怖かったのかもしれません(笑)。
ねこじゃら商店の続きも、それからこの「だいすきBOOKS」シリーズも
おもしろそうなので、また読んでみようと思います。