原題は、Little Rabbit Runawayですが、日本題が「ちびうさ いえで」というのは、絶妙な感じです。
物語は、ちびうさがママうさとパパうさに叱られて、家出する発言から始まります。
家出するって言って、出て行くのって本当に子供らしい行為で、本当の家出なら言わないで居なくなるところでしょう。
その後、棲家を造るのですが、自分の隠れ家を造る様で子供にとっては永遠の夢ですよね。
出来栄えは抜群だと思います。
でも、やっぱりここの生活でも、共同生活をしようとしたモーリー・マウスとも仲たがい。
小学校の次男は、このシーンでやっぱりちびうさが、いけないって思ったようです。
クライマックスでは、元のさやに戻って、ママの優しさに触れて終わるのですが、子供ってこんな時期もありますよね。
それを、本当に上手く描いた作品だと思います。
子供も、我が身に置き換えて考えたみたいで、非常に子供の心に響く絵本です。