娘がまだ赤ちゃんの頃から大好きだった花、たんぽぽ。
私も娘が生まれてから、たくさんのたんぽぽと出会い、いっしょに花を摘み、いっしょに綿毛を飛ばし、押し花も作りました。
たんぽぽのことを思うとき、そんな懐かしい日々の思い出が、いつも私の心を温かく包み込んでくれます。
この絵本の中には、あふれんばかりのたんぽぽの生命力がみなぎっているように感じ、たんぽぽの力強さに圧倒されます。
こんなに強く地面に根を張って、まっすぐにお日様に向かって顔を上げ、そして、いつか広い青空へと飛び立っていくたんぽぽ・・・
娘にも、たんぽぽのように伸び伸びと、たくましく、大らかに生きてほしいな、と願っています。