原題は、“Silly Billy!”。お父さんも、お母さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、「ビリーはまだ小さいんだから」と、言うので、おねえちゃんのヘイゼルは、仕方なくビリーにもやらせてあげるのですが、・・・いつも決まって、“Silly Billy!”。娘も、おねえちゃんの立場で読んでいるので、ヘイゼルと同じく、“Silly Billy!”と思っているようです。でも、赤ちゃんって、こんなものなのよね。あなたもそうだったのよ!と、娘を見ながら、心の中で微笑んでいる母でした。
ハッチンスの作品にはまっている娘のために借りてきた本でしたが、ティッチのシリーズや、農場が舞台となっている、愉快な動物たちのお話とは、作風がまったく違っていて、ハッチンスの絵とは気づかないほどでした。娘も、最初は、「この子、ちっちゃいのに、(手足や耳が)大きいよ」と、ちょっとびっくりした様子でしたが、最後には、やっぱり、赤ちゃんは赤ちゃん、と感じたようです。