漢詩から文章がとられている、とても変わった絵本です。
言葉の簡潔さと的確さが絵とあいまって強調されます。
途中、こうもりが現れたり、かえるのとびこむ音が聞こえたり。
それた、かえって暗闇の静けさをひきたてます。
暗闇から現れるそれらのものたちを娘が指差して、名前をいいます。この本の2歳児の楽しみ方なのでしょうね。まだ、本当の素晴らしさはわからないと思います。でも、言葉の美しさを知ってもらいたくて、読んでいます。
最後のよあけの絵は本当にすばらしい。実は湖のそばに住んでいるのですが、本当にあの絵のようです。