今年1年生になる弟は、「こんな小学校あったらいいのに・・・」と、そのへんてこぶりがうけたのか、とても気に入って読んでと持ってきてくれます。
1年生のハルオの通う小学校は、山の中の少人数の小学校です。1年生から6年生まで、全員が同じクラスで授業を受けています。いつも一緒に行くはずなのに、ハルオを残してケンタとリョウタの声が先のほうで聞こえています。1年生のハルオは一人で小学校に行ったことがありません。大急ぎで走って追いかけますが、おいつけません。すると、なんだかいつもと違う様子の小学校にたどり着きました。「コーンキーンコーン」とチャイムのなんだかへんですよ。
きつねの校長先生が書いた不思議な手紙を読むのが、毎回ぎこちないのですが、本と同じようにちょっとへんてこにこれからは肩ひじはらずに読んでみたいです。