この『Noisy Book』シリーズはいろいろあるのですが、
これは谷川俊太郎さんの訳で、子犬の名前も、マッフィン。
他の訳者だとマフィンという訳が多いのですが、
なるほど、マッフィンとすると少しリズミカルになってきますね。
谷川訳ということもあるせいか、文章も詩的な響きがあります。
昨日読み聞かせで取り上げたのですが、色彩と言葉の響きがちょうどよく、
子ども達が見入っていたのが印象的でした。
おなじみマッフィンの何の音だろう?の展開です。
今回は最初から「とてもしずかなおと」を探ります。
いろんな想像を「ちがうよ」「まさか」とじらした挙句の答えは、
なかなか高尚です。
でもとても清々しい読後感が残ります。