私が小学生のころ、夢中になって読みました。大人が眉をひそめるような「男の子」の物語なら、いくつかありますが、「女の子」がこんなに元気なお話はありません。私も、おとなしい子ではなかったので、ピッピと一緒に遊べたらどんなに楽しいだろうと夢見ていました。「ニルソン氏」というおさるの名前も、おしゃれでおもしろいなと思っていました。
スウェーデンでは、馬を持ち上げるピッピがおなじみなんですね。私は「牛を持ち上げるピッピ」の印象が残っています。ピッピが作っていたしょうがクッキーが食べたくて、おばさんと一緒に作りました。でも当時は「ジンジャーパウダー」の存在を知らなかったので、本物のショウガを入れて作ってしまいました。苦笑いの思い出です。ひさしぶりにピッピに会って気持ちが晴れやかになりました