ハリーは近所の人が好きですが1人だけ、おとなりのオバサンは好きではありませんでした。そのオバサンは大きな高い声で歌を歌うからです。そこで、ハリーは何とかオバサンが歌を歌うのを止めさせようとオバサンのうちの窓の下でほえたり、こんな声で歌って欲しいと牛達や音楽隊を連れてきたりしますがますます酷くなる一方・・・そんなとき歌のコンテストが行われることになり、このオバサンも出場することに!ハリーは会場を逃げ出してしまいます。その時素敵な鳴き声が!ハリーはその声の主を連れて会場に行きます。その声の主にびっくりした出場者はお隣のオバサンを除いて逃げ出してしまいます。お隣のオバサンはめでたくコンテストに優勝、遠い外国で音楽の勉強をすることとなるのでした。それにしてもピーナッツ屋さんの笛よりも高い声で消防車のサイレンより大きな声ってすごいオバサンの声ですよねぇ!ハリーのおかげでご近所迷惑(?)なオバサンがいなくなったという意味でも、またお隣のオバサンはハリーのおかげで鍛えられ(?)かつコンテストでの優勝に導いたという意味でも「ハリーのだいかつやく」でしょう!絵本としてはちょっと長いおはなしなのですが、息子はハリーの仕草(嬉しそうだったり、がっかりしたり、ふてくされたり)や活躍が面白かったようで、わくわくしているようでした。