葉 祥明さんの美しい絵に思わず引き込まれます。
でも、内容は、地雷の話です。
まっさらな子供の心に、深く傷をつけない為か、
この絵本は、やわらかな色彩で描かれています。
国境というものについて、そして、なぜ地雷があるのかを大人にも子供にも分かり易く教えてくれます。
地雷原がステキなお花畑に変わるかもしれない。
世界中の子どもや、動物たちが安心して住める地球を残したい。
作者の柳瀬さんは、お話の最後にこう訴えています。
黒柳徹子さんの、あとがきがとてもすさまじいものとなっており、忘れることが出来ません。
人が人として、何が出来るのか。そう考えずにはいられない絵本です。