沖縄のお話です。
田んぼの稲に虫がわき、王様は、村全体の稲を焼き払うように命令をします。
村人たちは困りました。困っているのは、村人だけではなく、田んぼに住んでいる、かえるたち。
そして、虫を驚かして水に落ちてしまうようにと、綱引きをすることにしました。
少し聞きなれない沖縄の方言、そして、全体的に黒い色調の絵に、子どもたちは、なんだか怖いなあと、心配そうにしていました。
ところが、祭りの準備をするかえるたちの様子や、リズミカルなことばのくりかえしに、すっかり惹き付けられていました。
沖縄独特の衣装を身にまとったかえるたち、人と同じように熱くなるところ、なかなか面白いと思いました。