このお話しは、たぶん私が子どもの頃の課題図書もしくは
教科書にのっていたのでしょうか、
この本を手にした時、タイトルが妙に聞き覚えがありました。
暗く深い穴に落ちてしまったろくべえ。
そのろくべえを心配し、なんとか助けようとする1年生の子どもたち。
犬や猫が大好きな娘が喜ぶかと思って読み聞かせしてみると、
娘はみるみるうちに、絵本のなかの子どもたち以上に
心配そうな表情になっていきました。
大人たちは、大人の私が「おいおい」って思うほど軽薄で心貧しい。
逆に子どもたちは優しく勇敢で純粋。
娘を見ていると、今も昔も子どもは変わっていないように思います。
変わってしまったのは私たちを含む大人達。
娘には、ろくべえを助けてやれるような大人になってもらいたいと
思いました。
ちなみに、夜寝る前に読み聞かせたんですが、
ろくべえが助かったことで娘も私も安心して眠りにつけましたよ。