おうむのティリーがサラおばさんと共にやって来て、家族がかまってくれなくておもしろくないベンジー。この心理、下の子ができた上の子の気持ちに似ている気がしてよくわかります。
いなくなったティリーがすずめと一緒に巣作りをしています。ベンジーはティリーの気持ちに気付いたようです。読んでいてベンジーがこの時何をしようと思ったのか、私にはわかりませんでした。
最後に「あーこういうことだったのか」と思いました。ベンジーのやきもち、後悔、優しさ、犬にもいろいろな気持ちがありますね。
動物でも子どもでも周りにいる大人たちが、気がついてやらないといけないことがあるなあということを教えてくれる本だと思います。