新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

カナタ

ママ・30代・広島県、男9歳

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カナタさんの声

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自信を持っておすすめしたい ビロードうさぎによせて…《追記》  投稿日:2003/12/28
ビロードうさぎ
ビロードうさぎ 作: マージェリィ・ウィリアムズ
絵: ウィリアム・ニコルソン
訳: 石井 桃子

出版社: 童話館出版
先日寄せた感想の追記なのですが、この本、息子の愛読書でかなり読み込んでいるらしく、ただ一つ納得行かないところがあるそうです。それは、一番最後のシーン、本当の自由に動くことができる生きたウサギになってぼうやに会いに来たのに、ぼうやがあの失くしたうさぎだとは気付かなかったのが悲しかったそうです。こどもとしては、当然気付いて欲しいところでしょう。でもぼうやと突然で悲しくて不本意な別れ方をしたうさぎが、やっとここで、ぼうやへの気持ちや自分のいろんな想いを振り切って本当のウサギとして新しく生まれ変わることができたんじゃないかな、なんて思います。その結末が納得できたとき、こどもはいろんな意味で強くなって自立していくのかなぁ…なんて思っています。この本に出会えて、この本と共にこどもの成長を見守りつつ…また一冊素敵な絵本に出会えたことに感謝です。
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自信を持っておすすめしたい ほんとうのもの…  投稿日:2003/12/23
ビロードうさぎ
ビロードうさぎ 作: マージェリィ・ウィリアムズ
絵: ウィリアム・ニコルソン
訳: 石井 桃子

出版社: 童話館出版
こどものクリスマスプレゼントに買ってから、自分ひとりで5〜6回読んで、やっと涙せずに読んでやれるようになりました。この絵本には、「ほんとうのうさぎ」という言葉が出てきます。それには、ふたつの意味があって、ひとつは「ぼうやにとってのほんとうの、自分だけの、今どきの言葉で言えばオンリーワンのうさぎ」、ぬいぐるみだけど話しかければ答えてくれるし、ちゃんと大切な時間を共有し合える、ぬいぐるみのおもちゃという枠をこえた、「ほんとうのもの」。そしてもうひとつは、ぬいぐるみではなく、身体をもつ生き物としての「本物のウサギ」。このぼうやの愛していたうさぎにとって、どちらが幸せだったかは読者の感性によって様々だと思います。そして、永遠のテーマでもあるかもしれません。また、物を大切にするという意味、「ほんとうのもの」になれたこども部屋の先輩の木馬の一言一言、こども部屋の妖精の素敵な魔法、原書からの「おもちゃの世界」へ引き込まれてしまいそうなウィリアム・ニコルソンの絵、深い深いそして大切に大切に読みたい…そんな一冊です。もちろん、息子の愛読書の一冊でもあります。
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自信を持っておすすめしたい クリスマスに贈りたい  投稿日:2003/12/18
ちいさなろば
ちいさなろば 作: ルース・エインズワース
絵: 酒井 信義
訳: 石井 桃子

出版社: 福音館書店
エインズワースは、児童書から好きになり、この絵本を見つけました。クリスマスの絵本はたくさんあって、今どきの子どもに受けそうな本も確かにいいのですが、この本はこころにポッと灯りがともるような素朴であったかい温もりのある絵本です。最後の場面の寒い雪の牧場の中で、幸せそうな黒と白の2ひきのロバの吐く真っ白くて体温そのままの息遣いが、今にも聞こえてきそうです。何度読んでも、子どもの満足げな表情がその絵本からにじみ出る優しさを物語っています。
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