新刊
どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

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ごんまゆ

その他の方・30代・新潟県

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ごんまゆさんの声

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自信を持っておすすめしたい 悲しい結末から感じることは?  投稿日:2007/02/25
ごんぎつね
ごんぎつね 作: 新美 南吉
絵: 黒井 健

出版社: 偕成社
 初めて出会ったのは小学生のころ、
ごんぎつねが銃で撃たれて死んでしまうことに、
ただ「かわいそう」としか感想を持ちませんでした。
大人になって再会したときに、子供の本なのに
悲しく切ない終わり方をすることに
改めて衝撃を受けたのを覚えています。
 
 でも、社会に出てさまざまな経験を重ねた今、
この「ごんぎつね」には、大切なメッセージが
込められているように思い、大好きな一冊になりました。
 ごんぎつねが、いたずらのつぐないに栗を届けて、
感謝の言葉が自分ではなく神様に向けられ、
「つまらない」と思うあたり、なんと人間くさいんでしょう。
それでも、ごんは翌日も栗を届けるのです。

人が生きていく中で、
 知らずに他人を傷つけてしまうこと、あるよね
 善意が報われないこと、あるよね
 誤解から相手との関係が上手くいかないこと、あるよね

でも、くさったり、冷めたり、諦めたりしないでいこうよ、
人は人と交わって生きてこうよ、
「ごんぎつね」を読むと、こんな風に感じます。

同郷の黒井健さんの柔らかな絵が、
ストーリーにとてもマッチして素晴らしいです。
参考になりました。 4人

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