私の母の事
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投稿日:2009/08/12 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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うさぎの こどもの ままごと遊びの 会話です。
お母さん役をするミミちゃんに、ターくんが、「おかあさんになるって、どんなこと?」って、ボソッと聞きます。
ミミちゃん 自分のママを思い浮かべ、ミミちゃんなりの母親像を少しずつ話はじめます。
“名前を呼ぶこと”、“こどもと手をつないで歩くこと”、このあたりで、『ん〜、子どもらしい観察。かわいい。』って、思っていました。
でも、つぎのミミちゃんの一言で、『えっ!』でした。
“心配すること”。
“そして、おもわずぎゅっとだきしめること”
“おもわず、なみだがでること”
ここまで読んで、私は親である前に、私の母の事を思い出してしまいました。
子ども時代から現在に至るまでの、たくさんの母の愛情を思い出し、胸が熱くなってしまいました。
母にうけた“愛”を我が子にかけているかしら?
我が子への“愛”の方向は間違っていないかしら?”
我が子は、まだ見ぬ我が孫に、“愛”をじゅぶんに注げるような、“人としての愛の礎”が育っているかしら?
と、おもいは四方八方へ。
心をわしづかみにされた作品でした。
幼いお子さん向けのような紹介ですが、高学年のこどもたちにも読ませたい作品です。
10歳の我が息子。「ははは、心配すると声が優しくなるよね。いつもは、太い声なのに。」だそうです。
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可愛くないのに、憎めない ライオネル
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投稿日:2009/08/12 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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WHEN THE CATS AWAY
THE MICE WILL PLAY[鬼の居ぬ間の洗濯]
のタイトルをねこ(ライオネル)くんが書き直し、
WHEN MARTHA’S AWAY
THE LIONEL WILL PLAY
にしている 扉絵から笑ってしまいました。
さて、ライオネルくん、『マーサの居ぬ間に、いったい何をしているのかしら?』と、開いてみますと…。
小癪にも、新聞を読み、バーベルを上げ、絵を描き、……。
可愛らしさからは、ほど遠いキャラで描かれているライオネルくんですが、憎めないんですよね。午後の演奏会の準備をする姿あたりから、イケメンに見えてきます。
ペットを飼っていらっしゃる方が読んだら、『うちの子も留守にしているとき、こんな事をしていたりして』、と疑念を抱かれるかもしれませんね。(笑)
うちは、うけました。「このねこが、いい味だしてるよね〜。」って。
ねこちゃん大好きな人に、特にお薦めです。
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ドキッ!として、フワッと。
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投稿日:2009/08/12 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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アメリカの絵本だなあ〜と、しみじみ。
おおきないえのすみに、ちいさいいえがあって、ネズミのおんなのこがすんでいました。
から始まって、まず1ページ目に、左のページにマリー(人間の女の子)の生活、右のページにネズミの女の子の生活が、同時に見られるように描かれいぇいます。
マリーの生活もゴージャスですが、ネズミちゃんの生活水準も高いです。
マリーは両親にネズミに近づかないように言われてましたし、ネズミちゃんも人間に近づかないように注意をうけていました。
でもでも、お互いの存在に気づいちゃって、…。
マリーちゃんと、ネズミちゃんそれぞれの成長と、人(鼠)生が語られ、そして…………。
なんといっても、絵が美しいです。緻密です。キャラクターが可愛らしくて、お茶目に描かれています。
最後のシーンは、ドキッ!として、フワッと心があったかくなりました。
表紙もステキですよ。
10歳の我が息子、「いい家だな〜、家具もスゴッ!」って、絶句気味でした。
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怖いけど可愛いかも?
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投稿日:2009/08/08 |
ことままごんさん 40代・ママ・広島県 女の子10歳
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ヘビって、ちょっと怖い感じのする生き物ですよね。
でも、アップの写真を見ていると、
なんとなく、つぶらな瞳が可愛いと感じてきたりして・・
実際に目の前にいるとやっぱり怖いと思いますが、
この本を読んだ後だと、
少し違う目で見ることができそうな気がします。
それに、知ってるようなつもりでも、
知らないことの方が多いものですね!
ヘビの目がウロコで覆われているなんて初めて知りました。
ウロコの間の皮があんなに伸びることも知りませんでした。
驚きが詰まっている本だと思います。
怖い〜、嫌だわ〜、と敬遠せずに、
ぜひ一度手に取ってご覧になってみてください。
ちなみにこの本、
ヘビを触るのも平気なうちの娘には大ウケでした。
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意地悪気な 眉毛と 目つきの 羊君たち
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投稿日:2009/08/10 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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首をちょっと傾け、お座りをしている表紙絵がかわいくて、手にとりました。牧羊(牧畜)犬のコーギーでしょうか?
小さな農場に、新しく犬のグレイビーがやって来て、早速、“6匹の羊を冊に入れる”初仕事。「そんなの、かんたん!」って、張り切ったものの…。
力ずくで“命令”に従わせようとするグレービー。
ゆったりのんびり、ちょっと、意地悪気な眉毛と目つきの飄々とした羊君たち。
意地になり、任務遂行のためエスカレートしていくグレイビーと、泰然自若とした羊君たちが、対照的で笑えます。
“だれかに なにかを たのむときは どうする”か、こっそり、牧場の仲間に教えられ…。
まずは、絵が優しい色使いと、可愛らしいキャラクターで、このお話を楽しくしていると思います。
さらに、「字体」の使い分けが、笑いをパワーアップさせていると思います。
新刊に目ざとい我が息子、「イヒヒヒ…。」と笑って、「装甲車にはビックリだね!」と一言。
最後のページで、大笑いを誘い、ただの教訓本ではない、押しつけがましさのない作品です。
“ごあいさつ”が、上手になったお年頃のお子さんに、如何でしょうか。
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子どものことを知っている親
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投稿日:2009/08/08 |
ことままごんさん 40代・ママ・広島県 女の子10歳
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読み聞かせた子どもは、お話の展開にハラハラし、
最後は、良かったー、と安心したようでした。
一方で、読んだ大人の方は、
子どもと離れ離れになってしまった親の気持ちを思うと、
なんとも切なくなりました。
ただ、子どもが好きなものをちゃんと知っている親だったから、
子どもを助けることができたのだなぁと思うと、
親の方が大事なことを教わったような気になりました。
子どもに読むお話としても良い物語だと思いますが、
お父さん、お母さんも目を通されるとよいのではないでしょうか。
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中国宋代の団扇絵の表紙から…
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投稿日:2009/08/06 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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中国宋代の団扇絵の表紙から、これはなかなか凝っているなと思いました。開いてみて、すべて、団扇絵なので、しっかり中国の世界へ入り込めました。
皇帝の服装から、時代は宋よりもっと古い、紀元前でしょうか?
花を愛する皇帝の世継ぎ選びのお話。
国中の子どもに、花の種を渡し、大切に育て、一年後に“見せに来るように(ここがポイント)”とのおふれ。
ピンという少年、花咲かせ名人。ピンにも花の種が。でも、…。
ピンが花を咲かせたいおもいで、種を世話する様子は、“世継ぎ”などへの邪念の無い、純粋に植物を愛する心であることが、良く伝わってきます。
終盤、父親に言われる一言の前のピンの心中は、ただただ皇帝に申し訳ない、恥ずかしいおもいであることが、読み取れます。
正直であることが、人として いかに大切で美しいことであるかを学べます。さすが、儒教発祥の地のお話ですね。
読後、「ペンのその後が、想像できるね。」と我が息子。
『おまえも 正直であれよ!』と、心で願う母でありました。
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うっかりおう ヨカッタ1世
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投稿日:2009/08/05 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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なんとも貧相な、しょぼくれたライオンくんが表紙絵で歩いていました。タイトルを見て、『おとしものかあ〜。うちの子も落とし物の達人だよなぁ〜。』って思い、手にとってみました。
最初のページに女の子。ファンタジックなポエムの世界のような、文と絵で始まります。
女の子は、朝日を見にお散歩へ。女の子の名付けた“空見ヶ丘”で、ライオンくんが(ライオンくんは“ヤレヤレの丘”と名付けています)落とし物をして、泣いています。木の上からハシコウ(鳥)が、降りてきて。みんなで、落とし物捜しが始まります。一緒に捜してくれる子がいるって、心強いですよね。
ライオンくんの家のご先祖さまの肖像画。し号(おくり名)も添えた代々の王様の名前が笑えます。
さらに、このライオンくんの一日のスケジュールのページでもうニタニタしてしまいました。
どうも、このライオンくん、相当、父君に厳しく躾られたらしく、几帳面な性格です。無遠慮にもハシコウが、ライオン君の縛られているものに対し、本質を突く言葉で、バッサバッサと斬っていきます。この場面が、大人たちにもうけそうです。
絵が、本当に優しくて可笑しくて、あったかくて綺麗です。
私は、お花畑のページで癒されてしまいました。ライオンくんのおうちもステキです。
ライオンくんの表情も、落とし物捜しにつきあってくれる女の子も、ズケズケ言いながらもつきあうハシコウも、それぞれの性格を良く表したキャラクターだと思います。
表紙を広げて、一面でご覧になってみてください。きっと読みたくなると思います。
几帳面な性格故の失敗ともいえるラストですが、我が息子は、「ぼくとそっくりだ。」って。『なんだ、自覚症状はあるんだな。でも、年々重傷になってきて、だいじょうぶかな〜?』と私。
最後に、このライオンくんに王名をつけるなら、『うっかりおう ヨカッタ1世』なんて言うのはいかがでしょう?
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もっと 訳本で 名作を
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投稿日:2009/08/05 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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フランスのペロー、デンマークのアンデルセン、ドイツのグリム兄弟等、“洋もの童話”を幼い頃、相当数 読んでもらいました。
この頃に、漠然としたヨーロッパ(特に中世西欧)への憧れの背景が、できあがったのかもしれません。まさか、後年これに絡む職に三十年近く就く事になるとは…。
表紙絵の男性の品の良さに惹かれ、“角”のあることも、タイトル文字の無いことにも気づかず、開いてしまいました。
グリム童話では、良く出てくるお姫様も登場するらしく、読み進めていくと、『金の毛が3本生えた鬼』をベースにしたお話のようでした。
絵を見ると、地獄の世界は別として(笑)、服装、建物、風景等、相当練りに練って、時代考証を熟慮し作成されたものであると思います。
グリム童話は、大人が読むと残酷であったり、展開が強引に思われるところもあったりですが、こどもたちにとっては、ストーリーに引き込まれ、先へ心が逸るような楽しさがあるようです。
こどもたちが、このような名作たちに出会う事無く、“子ども時代”を通り過ぎてしまうのは、もったいないような気がします。
この絵本のように、再話のような形でも、たくさん日本で訳され手に取ることができるようになって欲しいと思います。
さて、我が息子の感想は、「悪魔も寝るんだな〜。」と、ポツリ。
その後、「悪魔のばあさん、良いばあさん。」とツボにはまって、泣き笑いしてました。
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夏休みの とれた お父さんに
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投稿日:2009/08/01 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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帯に「父の日に…」ってありましたけれど、夏休み、少しでもお子さんと時間がとれそうなお父さんに、お薦めします。
サムは、自営業(イラストレイター?)のパパがだ〜いすき。
サムとパパの何気ない日常が、サムの目線から、とても楽しく描かれています。
“子どもと接する事は、時間では無く質かな”とも思いますが、これだけ、パパとの時間を持てるサムは、やっぱり最後のあの言葉で締められるわけだなと思います。
フランスの作家さんだそうですが、パパの子育てがナチュラルで、肩に力を入れて、「今日は家族サービス。息子と遊んでやるぞ〜。」的な
気負いが無いのが、良いですね。本当に日々、妻と共に子育てしてますね。
私が好きなところは、学校に行くときは「早くしろ。」って言うパパが、買い物の時は、たくさんの荷物を抱えて、「サム、まって くれ!」のシーンです。
そして、おはなし大好きなサムは、朝に短いおはなし、夜は長いお話を聞いて、食事をする。
おばあちゃんが、テープにふきこんでくれたおはなしも好き。(ここのサムの表情が、かわいいんです)
ベッドでは、ママガ読んでくれる本。
最後のページの、両親のベッドの周りの様子は、サムも本好きの子に育つ姿が、想像できます。
10歳の息子は、サムのコレクションに絶叫していました。
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まさにすばらしいときですね。
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投稿日:2009/07/30 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子10歳、男の子6歳
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この本を読んでいるあいだは、この本のタイトル通り、まさにすばらしいときでした。
作者の細かい自然の描写と、色彩あざやかな絵で、私の心も海と木々に囲まれた島へ連れていかれます。
自然の美しさとおそろしさ。それを感じることで、自然が生きていること、人間が生きていることを実感できるんだなあと、つくづく思いました。
この本のような体験はできなくても、日常の生活のなかで、自然を見つめ、自然と共に生きていることを感じる時間をもてたらいいなあと思います。自分だけではなく、子どもにも体験してほしいことですね。
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え゛〜〜〜〜〜、更衣室も〜〜〜〜〜
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投稿日:2009/07/29 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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子どもの頃、楽しい海水浴が終わって、浮き輪の空気を抜くときの淋しさったらなかったですよね。
親になって、海水浴後の脱力感、「さ〜これから帰って、洗濯だ〜〜〜。」って言う気だるさ。
表紙絵から「何が始まるんだろう。」って、ワクワク。
浮き輪の空気を抜いて、更衣室で着替えて、「え゛〜〜〜〜〜〜〜。更衣室も〜〜〜〜〜、ぷしゅ〜〜〜〜〜?」
バスも、電車も、………。
ここまで来ると、次のページの予測がつきます。
でもでも、最後は、『なるほど〜そんな気持ちだろうな。』と笑えます。たくさん遊んだ一日、お疲れ様でした。
石井先生の絵は、とても楽しいですね。最後の主人公のあの表情は、最高です。
4歳の近所の子から、我が息子までおおうけでした。
読後、口角が自然とあがってしまう絵本は、すぐお薦めしたくなってしまいます。
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想像の世界で 遊ばせてくれます
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投稿日:2009/07/29 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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書店では見かけましたが、「小学校のお話し会にも学齢的に会わないかな。ましてや、我が息子にはもう卒業の絵本でしょ。」って決めつけていました。
今日、私の用事で書店に息子を連れて行きましたら、「はは、これこれ。うけるんだけど〜。」って、勧められ。
『子どもの目で見て、惹かれる表紙なんだろうな。手に取るということは、表紙の力がおおきいんだな。ん〜そうか、やっぱりこの絵本は私が見る縁があるのだな。』なんてことを思いながら読みました。
表紙は、見知っていましたけれど、よく見ると笑えます。
開いて、歌っている紅白まんじゅう君たちの横顔が、おかしくってたまりません。
挟まれたそれぞれのキャラクターの表情も愉快です。
挟まれ押されたそれぞれが、意外な展開を繰り広げ、「そうなるかもね〜。」って、読み手を想像の世界で遊ばせてくれます。
赤ちゃんから楽しめますね。
仕事でちょっと疲れ気味の、夫にも読んでもらおうと買ってしまいました。
子どももさることながら、読んでやる大人が楽しくなってしまう絵本ですね。
本来、無表情のはずのまんじゅう君に、これだけの表情を付けられる、かがくい先生の感性とテクニックのファンになってしまいました。
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この頃こういう激しいのやっていないな
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投稿日:2009/07/28 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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表紙を見て、やったな?って思いました。
なかなか良いけんかです。
素手でつかみ合って、倒して倒され、キックもパンチも…。
この力勝負が大切ですよね。
どれくらいのパワーで、どれくらいのダメージがあるのかを、やられやり返し学習しています。
これをやらずに大きくなると、加減が解らず悲劇が起きる。 凶器に頼り、取り返しのつかないことになる。
幼い時は、気持ちを言葉で表現することが拙いから、手や足が出てしまう。
負けてしまった側の、火山火口のような噴煙をあげている気持ちが収まらないのは、大人も同じ。収め方も、けんかの数だけ上手になっていくのではないでしょうか。
けんかは随分(10数年)していませんが、エネルギーのあったころは、“けんかのきもち”は、木の剪定や草取りを無心にすることで収めていました。大人でしょ。
でも、お恥ずかしい話ですが、枝を切りすぎて翌年花が咲かなかった年もありました。
我が息子は、小1の頃、体型が小柄だった故、からかわれていたようです。夫に何かアドバイスをもらったようで、ある日スッキリした顔で帰ってきました。「けんかに勝った。」って。
どうやって勝てたか尋ねると、「おとうさんに、『おまえには頭付きという技があるじゃないか。』って言われて、相手のお腹めがけて突進したら勝てたんだ。」って。
それ以降、からかいは無くなり、親交を深める中になったようです。 男の世界じゃの〜〜〜〜〜〜〜う。
この絵本を読んで「この頃、こういう激しいのやっていないな。」っていうから、「話し合いで、解決ができる年頃になってきたんじゃないですか。」って、私が言うと「つまり、やっと高等動物の仲間入りって事か。」ですって。
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きれいな池に美味しいお米
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投稿日:2009/07/28 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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とんぼ池探検のツアコンのあまがえるくん。
ペットボトルのボートとは、なかなかなアイディアです。
昼食付きで500円というのもお手頃価格。
さて、本日のお客様は〜。
出てくる出てくる水中の生物と水辺の生物。とてもリアルな描写です。生態系の厳しさむごさにも目を伏せず、ストーリー仕立てでソフトに描いてあります。
このお話は、新潟県北魚沼郡川口町の池を取材して創ったものだそうで、息子は「こんなきれいな池がある所だから、美味しいお米もできるんだね。」と納得していました。
生物図鑑を横に置いて、調べながら読むのも楽しいかと思います。“生き物博士くん”たちにとっては、楽しめることこの上ない自然科学絵本です。
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こりゃおもしろい!
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投稿日:2009/07/27 |
あたさん 40代・ママ・兵庫県 男の子18歳、男の子14歳、女の子10歳
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文字のない絵本って、いろいろな想像をかき立てられおもしろい!
おはなしの会で読む(見せる)のって、難しいのかもしれないけど、読み手の説明しすぎない、簡単な補足程度でページをめくっていくと、子どもはそれぞれに心の中で物語を作って聞いて(見て)くれたようです。
私は子どもたち(9〜12歳)と一緒に聞きました。
ラストはこうなるとは想像もしなかったでしょう。
意外性にどっと笑いが起きましたよ。
是非一度手に取ってみてください。
あれこれ会話が弾むことでしょう〜♪
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内面に降り積もるエネルギーの開花
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投稿日:2009/07/25 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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『種をまく人』のP・フライシュマンさんの作品です。
サンタモニカ育ちの方の作品という、空気を感じます。
両親も心配しているちょっと独特のパーソナリティの持ち主ウエズレーは、夏休みの自由研究に、“自分だけの文明”をつくる事を決意。
耕し、種が飛んできて、芽が出て、花が咲き、誰も見たことのない新しい作物が…。
作物から様々な衣食住が生み出され、子供騙しのない徹底した終結に、この文明世界へ引き込まれた我が息子は、読後ウエズレーを大絶讃。連日、一人で読み直しています。
私が感心したのは、ウエズレーの両親。息子が招待するまで、このウエズランディア(ウエズレーの国)に、足を一歩も踏み入れず、覗かず、止めず、ウエズレーを信じ待っていたことです。
とかく、奇異(ウエズレーを理解しようとしない人々にはそう映っていたであろう)な世界へのめり込もうとする我が子を見たら、世間の目もあること故、親は無理矢理、軌道修正をしようとしがちです。
しかし、この両親は息子を歪めることなく、力を使うでもなく、信じ、見守り、待ちます。この姿勢が素晴らしいと思いました。
結果、ウエズレーの内面に、静かに確実に降り積もっていたエネルギーが、見事開花したのだと思います。
中高学年のお子さんとこの夏読んでみてはいかがでしょうか。
親子共々満足できる一冊だと思います。
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戦争のお話しにはこれを読みます
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投稿日:2009/07/22 |
いーめいさん 30代・ママ・新潟県 女の子8歳、男の子5歳
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小学校の国語の授業関連で戦争の読み聞かせを依頼されると
このお話しを読みます。
絵本としては長いかもしれません。でも、おばあちゃんの語りで
進められていくこのお話しは、静かですが、心の何かを
ぐっと締め付けるような強さがある気がします。
これは実話であることと、作者が丁寧にかかわって書かれたためでしょうか。
広島弁は馴染みがないのでわたしの読み方はおかしいと思われますが、
それでも、子どもたちは真剣に聞き入り、時には涙する子も。
せつないお話しですが、知っていてほしい物語です。
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恋した 相手が 悪かった
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投稿日:2009/07/25 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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横長の珍しいスタイルの絵本だなと思って、手に取りました。
見返し(効き紙)は、本文の内容を含む絵を描いた切手がペタペタ、見返し(遊び)には、
“じぶんで ほんが よめるようになるまで ほえなければならなかった ライオンに ささげる”
の一文があり、作者のこの絵本への愛が感じられ、読む前から温かい気持ちになりました。
百獣の王ライオンくん。
牙を剥き、「ガオー!」と吠えれば、それでなんでもOK。
ところが、恋した相手が悪かった。
読書するちょっとハイソな香り漂うレディのライオン。
レディには、手順をふまなくちゃ。そう、まずは手紙を出して。えっ?あっ!字がかけな〜〜〜い。
恋文代行を他の動物たちに命令し、……。
自分の思いを伝えきれない手紙に、ライオンくんが、癇癪をおこしていくのが滑稽です。癇癪ボルテージマックスのページに、場所を忘れて大爆笑。レジへ走りました。
絵がまた素晴らしい。恋するライオンくんは、牙を抜かれ、勇猛果敢をすべて捨て去ったような、“愛すべきおとぼけキャラ”に描かれています。
代筆した恋文が読みあげられるたび、その動物たちの習性を模したライオンくんの姿が、笑えて笑えて。
なんといっても、癇癪をおこし発するライオンくんの台詞の“字体”が、この絵本を一層楽しくしていると思います。『この本のタイトルのもう一つの意味付けなのかな?』と、ちょっと深読み。
ラストシーンも、本当に素敵です。
表紙絵をあらためて見ると、ライオンの手形(指紋?肉球紋?)がうっすらと、おしゃれですねぇ〜〜。
10歳の息子に、読みましたら涙を流さんばかりに笑っていました。
レディの台詞も“大人の魅力”を意識して言ってみましたら「はは、レディというより魔女みたい。」って、がっかり。
高学年まで楽しめる、ぜひお薦めしたいドイツの作家さんの作品です。
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おかみさんの方が何枚も上手
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投稿日:2009/07/20 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子10歳
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ノルウェーの昔話です。
お百姓さんが、日々の農作業にほとほと疲れ果てて、おかみさんの家での仕事が楽そうだともらします。
おかみさんは、陽気に「そんなら、明日から仕事を取り替えよう。」ってことになって、……。
この会話、今のご時世じゃ、猛烈な反撃に出るおかみさんも多いことでしょうが、このおかみさんは、にこにこ旦那さんの要望を受け入れます。きっと、この頃の家事は今とは比べものにならないくらいの重労働であったでしょうに。
見開きいっぱいの絵で、夫婦のそれぞれの仕事を同時に眺められます。もくもくと、農作業をすすめるおかみさん、一方だんなさんは、何をやってもうまくいかない様子。
究極の大惨事を予想はしていたものの、絵で見ちゃうと笑えて笑えて、牛君ばっかりがいい迷惑の様子です。
話は収まるべき所に収まるのですが、このおかみさんこうなることを見越した上で旦那さんの要望を受け入れたのかも。と、考えると、なかなかおかみさんの方が何枚も上手ですね。
リスクは大きいとしても、お互いの立場を理解するためには、良い方法かもしれません。
むすこは、衝撃の大惨事に大笑いでした。
お話を、落ち着いてじっくり聞ける、3年生くらいからが、良いかと思います。
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