子どもって素晴しい
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投稿日:2013/05/23 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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昔からストーリー性のあるお話が好きなので、擬音語・擬態語の絵本は息子を育てる時にはほとんど読んできませんでした。
乳幼児さんへの読み聞かせや保育園にも読み聞かせに入るようになってから元永さんの絵本も読むように。
保育園で年少さんに読んでみました。5月なので年少さんになりたての子たち。保育園でもたくさん読んでもらっているようで、とても集中して聞けるお子さんばかりです。
「かーん かーん」の頁では「ふみきり」、「ぐにゃ ぐにゃ」の頁ではピンク色のぐにゃぐにゃを見て「ねんど」、「ざあー」という直線の頁では「雨」と、見たもの聞いたものから連想して子どもたちからは実にたくさんの声が。
でも、誰かから「うんち」「おなら」なんて声が出るとそちらにひっぱられてしまうことも。
とても短い絵本なのに、子どもたちが絵から感じる力のすごいことを改めて感じました。
そして、絵本ってただ眺めるだけでなく読んでもらうことで完成するということを思いました。
子どもって素晴しい。
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母の子を思う哀しさ
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投稿日:2013/05/22 |
ヒラP21さん 50代・その他の方・千葉県
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耳が聞こえなくて、口が聞けなくて、人一倍の大女。
なんと哀しい設定でしょうか。
気がやさしいから村人には嫌われていないことが救いです。
そんな牛女が、我が子にかける愛情は並大抵のものではなかったはずです。
心ならずも病で息をひきとった牛女は、さまざまに姿を変えて我が子を見守るのです。
小川未明の切々とした物語と高野玲子さんのぼくとつとした絵が、情感溢れる絵本にしています。
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「ごんぎつね」は黒井健と思っているひとに
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投稿日:2013/05/15 |
ヒラP21さん 50代・その他の方・千葉県
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新美南吉の名作です。
ごんぎつねの兵十に対する「おもいやり」、兵十のごんぎつねに対する「恨み」の心が描かれていながら、当人たちはごんぎつねの死ではじめて理解しあえるという、精神的にとても悲しいお話です。
新美南吉の物語は様々な人が描いていますが、新美南吉の童話には黒井健の絵が合うと思っていた私にとって、この絵本はなかなかに味わいを感じられる絵本でした。
気持ちの擦れ違い、お互いの思いがつながらないことが、第三者的にとても理解できました。
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面白かった!
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投稿日:2013/05/15 |
イザリウオさん 40代・ママ・群馬県 男の子13歳、男の子10歳
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なにが「いちにちぶんぼうぐ」なのかというと、
男の子が文房具になってしまうという、ナンセンスなお話。
それが、絵にするとなかなか面白い(笑)
男の子がクリップになって・・・
たくさん紙をはさまれて、き、きつい〜!
三色ボールペンになったり、そろばんになったり、絵がすごく楽しい。
文房具だけじゃなくて、ほかのシリーズもあったら読みたいな。
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苦肉のラスト!?
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投稿日:2013/05/15 |
イザリウオさん 40代・ママ・群馬県 男の子13歳、男の子10歳
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なんといっても驚いたのは、さんざんいちごやバナナを食べておいしい牛乳を出していた、穏やかな顔をした牛が、突然、音楽隊の人たちを食べてしまったところです。
無理をして牛乳を出して出して出し尽くしてしまった牛の暴走!?
せっかく良い調子できていたのに、ちょっとこの展開にはがっかり。
これが絵本じゃなくてアニメだったら、小さな子供は泣くよ〜。
終わりよければすべてよし、なのですが、このお話はそうじゃなくてちょっと残念でした。
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親子のやりとり
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投稿日:2013/05/13 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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子どもって、口で言っただけでは親の言うことを聞かずに時に反発してみせることがあります。
でも自分で体験したことに関しては体感できるので、その一連の行動を見守るのが、子育ての中ではとても大切と、これまでの息子とのやりとりでも感じていました。
この「やだよ」に出てくるくまの子は、お母さんが何か言ってもああ言えばこう言うという感じで切りかえしてくる子です。
子どもはやんわりと諭してみても聞かないっていうこともよくあります。そんな時の親の心構えとしても読めてしまうかも。
でも、そんなこと考えずに、親の立場からだと「そんなことあるある」という感じでも読めそう。子どもの立場からだと「こんなことしたいんだよ」という思いで聞くかもしれません。
何にしても親子のやりとりが微笑ましくほのぼのとした絵本だと思います。
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並々ならぬ発行への思い
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投稿日:2013/05/12 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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発行日が2013年3月11日、そこからだけでも並々ならぬ発行への思いが感じられます。
3.11が私たちに伝えてくれたものの一つに、今まで見えなかったものを浮き彫りにして私たちに考える機会をくれたことがあります。
震災に誘発される形で原発事故が起こり、今まで安全だと言われていた原子力が決して安全ではなく、ひとたび事故が起きれば私たちの生活に与える影響が大きすぎることを知りました。
この絵本の中にもありますが、チェルノブイリから25年で鳥たちが少しずつ増えて来ていることに触れられています。セシウム137の半減期が30年ということを考えると、それも不思議なことではないのかもしれないと思いました。
ただ、それまでにはたくさんの動物たちの犠牲があったことと思われます。
人は危険があれば避難することができても、自然界の動物たちは危険を知らぬまま死んでいくしかないということ。
鈴木まもるさんが、動物たちの声なき声に耳を傾けて、このような絵本にして私たちに伝えてくださったことに感謝します。
今の科学力を結集しても放射能を無害化することはできないということも聞いたことがあります。
私たちは原発事故が起こした犠牲、これからのエネルギー問題について決して目をそむけてはいけないし、子どもたちの世代にそのつけを残してはいけないと思うのです。
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ちょっと怖そうなおはなし
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投稿日:2013/05/11 |
イザリウオさん 40代・ママ・群馬県 男の子13歳、男の子10歳
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フィニギンはガイコツ。
だから、登場人物も魔女やゾンビといった怖そうな人たち・・・。
でも、ぜんぜん怖くありません。
どちらかというと、かわいい雰囲気さえ感じます。
そう、絵がかわいいのです。
話はどこかで読んだようなお話で、おいしいスープを飲むために、フィニギンは知恵を働かせます。
おなかいっぱいおいしいスープを食べられたフィニギン。
細かい絵を見ていろいろ発見するのも楽しいし、面白い絵本でした。
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会話が弾みそうな絵本
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投稿日:2013/05/05 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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同じように見えるけれど、よく見ると違うものや種類は同じだけれど、形が違うものなど、同じ比べるにしても、いろいろなパターンのものがあり、次は何のくらべてかんがえるだろう?と頁をめくるのが楽しい絵本でした。
比べるものも頁によって多種多様で、へえーこんな風とか、ここ難しいかもとかこれはすぐにわかるとかもありそう。
これも子どもと一緒に「これは?」と頁をめくるたびに会話が弾みそうな絵本です。
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見たことがありますか?サンタの袋の中
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投稿日:2013/05/05 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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サンタクロースの袋の中には一体どのぐらいのプレゼントが入っているのでしょう?
見たいけれど見ることはできないけれど、この絵本の中でならその望みがかないます。
前の頁と次の頁、その次の頁とどんどんと中身が描き足され、「どこが変わったの?」とまた前の頁をめくり直す、そんな繰り返しでパタパタと何度もしてしまいました。
安野さんの絵本って、本当に絵をじっくり見たくなります。とても遊び心があり、じっくり絵の方を堪能しました。
親子で見ても会話が弾みそうです。
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自然の中の「いっしょだよ」
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投稿日:2013/05/04 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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この本が今年の課題図書に選ばれたとお聞きして読んでみることに。
小寺さん『だって春なんだもん』もあり、素敵な絵本を作られる方だなあと思っていました。
この絵本の中には自然の中のいろんな「いっしょだよ」があります。
私たちも自然の営みの中の一つで、草や木や空気とも一緒に存在していると改めて感じます。
見返しの木の写真からは、木から伝わる悠久の時の流れを感じます。
ただ、危惧するところは課題図書に選ばれると、一時は大量に印刷されて書店にも図書館にも並ぶのに、ブームが過ぎたら忘れ去られてしまうこと。
そんな意味で課題図書って本にとっては酷な選定でもあるのです。課題図書に選ばれた今年だけでなく来年も再来年も十年先でも子どもたちが忘れたり大人が忘れたりしないように、良さを続けていきたい本です。
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伝えていきたい言葉
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投稿日:2013/05/04 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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「巧言令色、鮮なし仁」や「一を聞いて以って十を知る」とか、普段の生活の中でも何となく論語の言葉って、頭の中に入っている気がします。
私が勉強しているカウンセリングの先生が時折論語の中の言葉を引用されるので、さらに論語は身近なものになりました。
息子が私にしてほしくない時に私が息子を諌めるの使うのが「己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ」です。
息子自身、まだ何を言われているのかわからないかもしれませんが、日常生活で使うことで少しでも論語に触れてくれればいいかなって。
ただ、この本を読み聞かせしようとしたら「一人で読んで」とつれないことを言われました。
まあ、いずれ中学か国語でも習うことがあるでしょうから、その時にでもまたこの本の存在を教えようかと思っています。
好きな言葉は「徳は孤ならず、必ず鄰あり」です。昨年度子ども会の大きな役にあたった時にも支えてくれた言葉です。
人生を教えてくれる言葉が心の中に存在すると、それはその人にとっての人生哲学になり、苦しい時悲しい時に心を支えてくれると思います。
だから言葉ってとても大事。素敵な言葉は子どもにも伝えていきたいです。
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ミュウは手ごわい
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投稿日:2013/05/04 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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なかがわちひろさんの訳の本も新刊が出たら必ず気にしてみています。
ぼくのお気に入りはおさるのぬいぐるみのポポ。でも、そのポポはよく姿を消すのです。
ねこのミュウがぼくにかまってほしいからポポがいなくなるのか?
ミュウもぼくと同じことをしたいのか?
その辺は読んで想像するだけですが、読んだ限りではミュウは手ごわいし、ミュウの方が一枚上手という感じがしました。
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演劇仕立て
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投稿日:2013/05/04 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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新刊が出ると必ず手に取るほど好きなバーバラ・マクリントックの絵。
細部まで描かれていて絵が美しくクラシカルな雰囲気で、バーバーラ・マクリントックが描くイソップです。
子どもの時からイソップ物語はよく読んでいました。風刺がきいていて辛口、世の中に出たらいいことばかりではなく気をつけなくてはいけないこともあるという教訓を短い話で子どもにもよくわかる形で伝えてくれるお話として印象に残っていました。
演劇仕立てにしてある構成がさすがだなあと思いました。
ローベルのイソップも読んだことがありますが、こちらはこちらで捨てがたい。
オオカミとキツネが出てると何かありそうだし、またそれぞれの表情からもそのキャラクターがよくわかります。
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勉強と思わずに
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投稿日:2013/05/04 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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計算は得意だけど、図形はちょっと苦手っていうお子さんとこんな本はどうでしょう。
普段見慣れている絵も縦を伸ばす、横を伸ばす、伸ばす方向を変えるだけでとても印象が変わります。
言うまでもなく安野さんの絵だから、絵はとてもきれいで親しみやすいです。
ストーリーになっているのでストーリーを追いながら勉強と思わずに、図形の不思議に触れられそうです。
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つい覗いてみたくなりそう
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投稿日:2013/05/04 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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安野さんの本には、絵を楽しむものが少なくありませんが、この本もそんな一冊です。
12時から始まるこのサーカスにはとても身近な小物が登場しています。大人はすぐにわかると思いますが。
それぞれの小物の使い方がなるほどなあと思えて、真夜中のこんなサーカスがあったら覗いてみたくなりそうです。
親子で絵を見ながら楽しめそう。そう言えば、私の友人がのどが痛い時に読み聞かせはつらいので、絵だけで楽しめる本をそんな時に渡すと行っていましたが、この本もそんな時にもありがたいかもしれません。
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安野さんの
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投稿日:2013/05/04 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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安野さんの本を勉強することになり、少しずつ読んでいるところです。図書館の棚でこの『シンデレラ』を見つけ、「ああ安野さんのシンデレラ」だと思いました。
昨年、マーシャ・ブラウンのシンデレラを読んだところで、もう一度比較して読んでみたいなあと思いました。
表紙に時計の文字盤があり、その中にシンデレラの絵?
数学の本が多い安野さんだけに、何か意図が?って思ったのですけれど、
私ったら勘が悪いというのか、シンデレラと言えば、12時というのは魔法が消えてしまう時間のことで、数字が大きなキーワードではないですか。って今更ですけれど、表紙と裏表紙を見てわかりました。
時計の文字盤を表紙に持ってくるあたりはさすがだし、今までにないアイディアですよね。
お話としてはよく知っているお話なので、今回は絵の方をじっくりと堪能しました。
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子どもの時間と
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投稿日:2013/05/01 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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子どもとお年寄りが仲良しなのは、そこに流れる時間が互いにゆっくりだからだということを聞いたことがあります。
と言っても現在の子どもたちは、「早く早く」と急き立てられて忙しいかもしれませんが。
夏の一日に、子どもの三人兄弟とお年寄りの三人姉妹が峠でこんな風に遭遇したら…。
読んでいてわくわくするような楽しさがありました。
自然の中で過ごす夏の一日がこんな風だったら思い出にも残りそうです。とても昭和な感じのするまた懐かしさのあるお話でした。
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どう生きるのか
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投稿日:2013/05/01 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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少し前の伊藤秀男さんの講演会で現在この作品の絵を描いているとお聞きしていました。
何度も現地へ足を運ばれたそうです。
3.11の後、思ったことは災害とはごく日常と不思議にも思わずにいた光景や生活が一変してしまうことだと思いました。
昨年、私は仙台空港のある名取市に伺う機会がありました。一面に広がる枯れ草の空き地、津波で一階だけが流されてしまった家、住宅地の中にある仮説住宅、そのどれもからその前にあった生活を思い出させるものであり、そこから感じられる無念さでした。
この絵本は、あの津波で助かった子どもたちがどのようにして逃げ延びたかが描かれています。
電子機器に囲まれた生活の中で、震災前は自然さえも進んだ科学技術で制御できるようなそんな驕りさえあったかもしれず、そんな驕りさえも一気に吹き飛ばしてしまうかのようなとても恐ろしい自然の猛威だったと改めて思います。
カバーに釜石の中学生の言葉が書かれています。その言葉の重みがずんと胸にきました。
これから私たちがどう生きるのかということを災害に遭った遭わないに関わらず、私たち一人ひとりにつきつけてきたそんな災害であったことを今更のように思いました。
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ねこ好きさんに
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投稿日:2013/04/29 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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絵がレナード・ワイスガードということで気になって読んでみたら、とてもかわいいお話でした。
短めの児童書です。
王女さまが出てきてバレンタインが出てくるので、ひょっとしてロマンス?とちょっとドキドキしながら読んでしまったのですが、それは読んでいただくとして。
ねこの各ページの表情がかわいくて、ねこ好きさんにはお薦めしたくなるお話でした。
最初ちょっと切ない場面から始まりどうなることかと思いました。一人読みするなら中学年以上かなと思います。
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