いろいろな昔話の要素
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投稿日:2013/04/29 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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これに似た感じのお話を東欧の昔話として読んだことがあるので、内容もそう?と思ったら、予想したものとは少し違い、途中の袋に入れられるところなどは、フランス民話の『ふくろにいれられたおとこのこ』を思い出しました。
息子に久しぶりに読み聞かせをしたのですが、途中から先が気になって私が読み聞かせするそばから自分で字を追い始め先に読んでしまいました。
確かに、バーバ・ヤガーに捕えられて逃げ出すところなどは、次はどうなるの?と先が気になるのはわかります。
カシの木を歯でかじり倒そうとするバーバ・ヤガーってあまりにもすごいですもの。
ランドセル・ブックスとして低学年の朝読書用に作られている本なので、集団に読み聞かせというよりは自分で読む本向きでしょうね。(淡い感じの色合いで遠目がきくという感じではないので)
バーバ・ヤガーが声を変えるところは、『おおかみと七ひきのこやぎ』風で、いろいろな国の昔話に少しずつ似たところを感じるお話でした。
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人は見かけだけでは
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投稿日:2013/04/29 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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図書館の岩波書店の棚で見つけたこの絵本。
見た感じ地味な感じに見えましたが、実はこんな感じの絵本に良い作品って多い気がして読んでみました。
ぼろのボートでかもめにえさをやっているウィンクルさんはいつも周りからバカにされていますが…。
人の本質は見た目だけではわからないもの。最後は本当によかったなあって思えました。
ウィンクルさんの謙虚さは、周りが変わっても変ることがないのがとてもいい感じで好感が持てました。
2006年出版ですが、図書館の本としてはあまり手に取られていない様子。この絵本の良さが伝わるといいなあって思います。
高学年の読み聞かせにもよさそうと思いました。久しぶりに息子に絵本を読んでみましたが、先が気になって聞きいってしまったということです。
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子供のよくある悩みに共感を覚えます
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投稿日:2013/04/30 |
ねこたま♪さん 40代・ママ・京都府 男の子11歳
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この絵本を読んだ時、「あぁ、これはよく子供が持つ感情だなぁ」と思いました。
目の前の事、周囲に惑わされ、いつしか本当の自分の気持ちを見失うといった場面。
「どうするの?」
すぐに大人たちは問いかけ、答えを求めます。
しかし子供は、持ちうる知識と経験からよく考えて納得のゆく答えを出したい。
大人たちも昔、子供だった頃は同じように迷っていた。
今は経験も豊富で次から次へと結論を出していく事が出来るけど、子供にはまだ少しずつしか出来ない。
そんな時、すぐに答えを出そうとせずに、自分で見つけられるように見守っていく様子が描かれていて、とても温かい。
この絵本に出てくるお母さんやおばあちゃん、親戚の方はとてもゆったりと、主人公を包み込んでいる。
家族像や接し方に、親世代も何がしかこの現代で忘れている事が見つけられるかもしれません。
この絵本の絵はカラフルで素敵な模様が多く描かれているのが特徴的です。
内容的には小学・中学年以降、自分でお金を少しずつ使える位からが理解しやすそうです。
今回は6年生の読み語りに使用します。
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小学校での読み聞かせ
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投稿日:2013/04/24 |
将軍亭琴音さん 40代・ママ・京都府 女の子13歳、女の子10歳、女の子8歳
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小学校での読み聞かせ会に持参しました。
対象は高学年。6年生が10人ほど来てくれました。
6年生にとっては最後となる高学年対象の読み聞かせ。
いろいろ考えて悩んだ末、6冊持参して、
ホワイトボードに並べ、2冊選んでもらいました。
前作の「ドラフラ星人の巻」も並べていましたが
前に座った男の子がどちらにするかちょっと悩んで
こちらを選んでくれました。
子どもたち、静かに聞いてくれましたが
ちょうどクライマックスのところで
時間が来てしまい、一番いいところが
早送りになってしまって…申し訳ないことをしました。
とってもいいお話ですが、
大勢の前で読み聞かせをするには
「ドラフラ星人の巻」の方が
笑いもうまく入っていて
子供たちを惹きつけやすいなぁと
私は思います。
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犬を飼うとは
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投稿日:2013/04/06 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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犬を飼った経験はありませんが、犬の飼育の本を読んでいると、乳幼児期の子どもの育て方と通じるところがあると思ったことがあります。
繰り返し忍耐強く躾けていくところなど。
絵がスギヤマカナヨさんだわと手に取ったら、これが犬の飼育に関する絵本でした。
犬の飼い方の指導をされている方が作者なので、子どもにもわかりやすく飼育の方法が伝えられています。
この絵本のように、大事な家族として犬も育てられ見守られたら、犬を飼う家族にとっても犬にとっても幸せなところだろうと思います。
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3.11のその後
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投稿日:2013/04/07 |
図書うさぎさん 40代・ママ・香川県 女の子13歳、男の子11歳
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「ふくしまからきた子」というタイトルで3.11の後の話だと思い図書館で借りて読みました。ふくしまから転校してきたまやと広島に住むだいじゅ。
まやとだいじゅとの会話の中で、3.11は終わっていない。大好きな友人と別れたまや。自分だけ避難してきたことへの葛藤。だいじゅは家でまやの話をして初めて広島で起こった原爆の話を祖母から聞きます。
次の日の二人の会話でまやが笑っている姿にこれからの「ふくしま」の
復興を願わずにはいられません。
「ひまわりのおか」と2冊5年生に読み聞かせをしましたが、いつもはにぎやかなクラスも静かに聞いてくれました。
小学校での読み聞かせも子どもが6年生になるので今年限りですが、これからも風化させないためにも読み聞かせをしたい本です。
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奥深い本です
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投稿日:2013/04/07 |
図書うさぎさん 40代・ママ・香川県 女の子13歳、男の子11歳
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小学校で読み聞かせボランティアをしています。
この本は高学年で読み聞かせすることが多いです。
ちょうど友達関係で悩む年頃(特に女子)には、好きなのに好きと言えない女の子の気持ちに共感できるようです。我が家の娘もそうでした。
まず表紙がかなりインパクトがあるので子どもは興味をもってくれます。そしてどんどん顔がストライプになっていく姿にびっくりします。
最後のページで何か感じてくれるといいなといつも思います。
「すきなものはすきといえる自分」は大切です。
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ゆたんぽとファンタジー
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投稿日:2013/04/06 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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昨年の12月に出版された絵本ですが、昭和レトロな感じが漂っています。
ブリキのゆたんぼ、お母さんが着もの姿とか、いろいろなところに昭和の匂いを感じます。
でも、読むとこれがファンタジー。ゆたんぽとファンタジーって結びつきませんが、この絵本を読んでいるとそんなこともあってもいいかもと、すっかりその世界観へ誘われます。
私もこの女の子のように冬のゆたんぽが大好きで、母が入れてくれたゆたんぽのことを思い出しました。
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卒園の時期に
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投稿日:2013/04/06 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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園時代の息子は、プールに入るのがいや、牛乳が飲めないから園に行きたくないと、ほろほろと涙を流す子どもでした。
そのたびに気持ちを聞いて落ちつけたり、促したりして園に行かせていたことを思い出しました。
小学校へ入ってからは、肩におかあさんが小さくなって肩についているから大丈夫よと言って送りだしたことも。
子どもが育っていくうちに必要なもの、時間と見守りと。
そんなことが凝縮されているような絵本で、読むと大人の方がうるっとしてしまうかも。
松成さんの絵が、主人公の男の子の成長ぶりを見事に描いているなあって思います。
時期的には、卒園の時期に、親の方が泣いてしまうかもしれません。
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主人公は年長児
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投稿日:2013/03/22 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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主人公が小学○年生の本をよく探して読んでいるのですが、主人公は5歳みたいな本もあるのではないかと思って読んでみたのがこの本です。
年長さんになったところから始まるので、5歳の本ってことでいいのではないかなって。
けんたくんの年長児としての一年が描かれていて、ファンタジー的な要素もあり、一日一話的にも読めるので、初めての児童書、読み聞かせにも向くのではと思います。
まだ5年ぐらい前のことなのに、息子の園時代のことってすっかり忘れてしまっていて、けんたくんの様子を見ながら、ああこの頃の児童書ってかわいいわって思いました。
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主人公は5年生
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投稿日:2013/03/22 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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息子が先に読んでいました。
私も読んでみたら登場人物のとうちゃんがとてもエネルギッシュで魅力的でした。
矢沢永吉に憧れてプロのロックン・ローラーを夢見て、普段は大判焼き屋を営んでいるとうちゃん。かあちゃんはタクシーの運転手です。
商店街のある下町らしい雰囲気が昭和っぽい感じで懐かしい感じがあります。
それと、担任の先生が学年の途中で妊娠してしまったことをみんなが批判的に見ている中、自然な営みと言って男はそんな時どーんと受け止めてやると言うとうちゃんに男気を感じました。
と言ってもとうちゃんが主人公というわけではなく、5年生のぼくが主人公で友だちのこと、いじめのことなども出てくるのですが、深刻さはなく、むしろ暖かい独特な雰囲気の中で描かれています。
上條さなえさん、今まで読んだことがなかったのですが、他の作品も読んでみたいという気持ちになりました。
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なっとう嫌いの私ですが…
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投稿日:2013/03/25 |
図書うさぎさん 40代・ママ・香川県 女の子13歳、男の子11歳
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三輪一雄さんの絵本が好きで、この本も選びました。
私はなっとうが大嫌いで食べれません。娘を妊娠中にチャレンジしてもダメでした。表紙の「なっとうくん」の涙 最初のほうはなっとうが関西では嫌われていた話なので、子どもに「お母さんも仲間だ。なっとうくん嫌われてかわいそう」と言われました。言っている息子もなっとうだけは食べれないのですが…
最後は関西人にも受け入れられめでたしめでたしとなります。
「なっとうはくさっているのになんでみんな食べるの?」と聞いていた子ども、「発酵」の説明を読んで「なるほど」と関心していました。
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宇野さんのかぐや姫
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投稿日:2012/12/26 |
どくだみ茶さん 40代・ママ・秋田県 女の子11歳
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竹取物語は、かぐや姫のお話です。かぐや姫もたくさん絵本がありますが、この絵本は宇野さんが絵を描かれています。
このお話のラストは、かぐや姫が月に帰ってしまって、しみじみ終わる感じです。でも、この竹取物語はちょっとちがいます。月に帰ったかぐや姫は、おじいさんのこともおばあさんのこともすっかり忘れてしまうのです。かぐや姫はいったい、なんのために地上にきたのかと思います。
宇野さんの描くかぐや姫は、ひとくせもふたくせもある感じです。かぐや姫のイメージがかわる絵本でした。
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わらしべ長者的と思いきや
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投稿日:2013/03/22 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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ハンスが金のかたまりと馬を交換し、どんどん交換して行くのを見て、わらしべ長者のような成り行きなのかな?と思って読んでいました。
でも、何だかそうでもなくって、終わりまで読んで「ああこういうこと」。
タイトルのとおり、ハンスは幸せそうなのですが、自分だったらどうするんだろう?と思うと、ハンスのように成り行きはたどりそうもないように思えました。
お国柄なのか?性格なのか?幸せの価値観はそれぞれなので、読んだ後、幸せって?を考えました。
ホフマンで同名の絵本もあるようです。比べて読んでみたいと思います。
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思わずクスッ
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投稿日:2013/03/22 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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松成真理子さん絵、優しくって情感があってとても好きです。
おじいちゃんの時計をして、でも何時かはわからなくて、妹におやつの時間と言ってしまうぼく。
妹が「おじいちゃんの とけいが うそ ついた」という場面に思わずクスッとしてしまいました。
体を使って針の動きを教えてくれるおじいちゃんもいいなあって思いました。
時計の動きを教える時、時計の針のことだけしか気にしてなかったのですが、こんな教え方もいいなあって、と言っても息子は小学生なので今更ですが。
松成さんの絵本、久しぶりに他にも読んでみたくなりました。
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債務労働をさせられている子どもたち
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投稿日:2013/03/12 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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パキスタンの工場で債務労働を強いられていたイクバルという少年が、自由を求めて立ち上がります。
『イクバルの闘い』という児童書もすでに出版されているので、有名な実話であるようです。
あとがきを読むと『イクバルの闘い』は実話を膨らませて書いてあるので、実際のイクバルとイクバルを助けようとした人々、イクバルに影響を受けた子どもたちという事実の方に目を向けて取材したのがこの本らしいことがわかりました。
今の豊かな日本では考えられないことですが、貧しい後進国では児童が、親の背負った借金の肩代わりとして、売られるようにきつい労働につく場合があります。
そのほとんどの子どもたちはそれを仕方がないと運命を甘んじて受け止めているというのか、教育を受けていないので自分の立場がおかしいことにも気づかずに労働を強いられているのです。
1人の子どもの勇気がいろいろな人の思いを突き動かしていく、1人でも自分の境遇を変えていくことができる。
実話だけに、その動きにはずっしりとした重みがありました。『イクバルの闘い』という本があるのは知っていましたが、実際には読んだことがなく、この本を読んで家に買ってあった『イクバルの闘い』を読んで、イクバルの不屈の精神に感動しました。
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冒険的な面とロマンチックな面
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投稿日:2013/03/22 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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トラブルに巻き込まれて訓練生の面倒を見ることになったテール。
自分の思い出を思い出すことができるせっけんのことや、波を使って伝言を届けるというのが何ともロマンチックでした。
テールとジョナの関係などは大人っぽい感じがあるので、中学年というよりは高学年でもいいのではないのかしらと思いました。
船の操縦のことや冒険的な面にはハラハラドキドキなのですが、一方花や香りのことは女性的な面があり、竹下さんいろんなところにアンテナを張って書いてらっしゃるのかなって。
この四巻は、息子がもっと読んでと言うので、結局一日で読み聞かせが終わってしまいました。
次はいよいよ最終巻です。
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ジャネット・ウィンター
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投稿日:2013/03/22 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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アフリカの木が切り倒され、チンパンジーの住むところがなくなるところで、ワンガリ・マータイさんのことを思い出した私。
作者のジャネット・ウィンターって、ひょっとして『ワンガリの平和の木』を書いた人では?と、作家の経歴を見てみたらワンガリさんの自伝絵本を描かれていました。
『バスラの図書館員』『ろばのとしょかん』も書かれていたんですね。
自伝絵本や実話を書いているらしいです。
私はあまり知識がなかったのですが、ジェーン・グドールは、チンパンジーの研究をしていたとても有名な人のようで、他でこの絵本のことを書いたら知っていらっしゃる方が何人かいらっしゃいました。
夢をあきらめずに、自分の思う道を歩き続けた様子は、とてもすがすがしいですし、読んでいて力がもらえます。
5年生の国語で伝記を勉強するので、高学年での読み聞かせにもよさそうだと思いました。
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三巻目
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投稿日:2013/03/20 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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ドルフィン・エクスプレスに拮抗し始めて来たカモメ・ネットワークは、手段を選ばない仕事ぶり。
仕事の先輩・ゴンさんがヒナコさんに話す仕事に対する熱い思いに人生哲学のようなものが感じられてよかったです。
仲間のために戦うテールもかっこよかったです。
内容的には高学年の方がよくわかる感じですが、すぐに読めてしまうので、中学年からでもいけるのかなって。
一度読み聞かせを始めるとどうしても最後まで読み聞かせさせられるので、私的にはちょっと苦しいのです。
四巻目も楽しみです。
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ポストが動いたら
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投稿日:2013/03/20 |
はなびやさん 40代・ママ・愛知県 男の子11歳
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メールの発達によって、遠くの人とも手紙でというよりはメールでつながることが多くなりました。
そういえば、ポストにお世話になることも少なくなってきたかも。
あーちゃんがおばあさんに出すハガキ、明日届くのはどう考えても無理かなと思って見ていたら、なんとポストが動くのです。
これには見ていてびっくり。人知れず夜中にポストが動いていたらってこの絵本を読むと思えてきます。
最後まで目が離せない展開でした。ポストを支える人?たちっているのかな?発想がおもしろかったです。
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