「ペーターが“ここに”います!」
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投稿日:2011/11/13 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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この絵本は少し前に読んだ作者の『ウルスリのすず』という作品とパッと見、似ていたので、同じシリーズなのかと思いましたが違いました。
タイトルにあるようにメインのヤギが3匹登場します。
主人公の少年、マウルスはヤギ飼いです。
厳密には違いますが、この物語には《ペーターがいます》
表紙絵を見たときから「(顔は違うけど)マウルスはペーターに似てるな」と、思っていました。
子どものころにテレビアニメで見たあの、『アルプスの少女ハイジ』に登場する、ヤギ飼いの少年ペーターに、マウルスの立場がよく似ていているんです。
(舞台が同じアルプスですから、似ていてもおかしくないんですけどね)
大自然の中でならではのハプニングが起きてしまって、マウルスはとても大変な目にあいますが、そのマウルスの姿を追って、(作品に描かれている)山の森の中を一緒に覗けたのは、とても楽しかったです。
物語の中で行方不明になってマウルスを困らせた3匹のヤギたち、
シロ・アカ・チビはそれぞれ個性豊かな見た目と性格で可愛かったです。
特に、チビの岩塩をなめているシーンはとってもキュートに見えました。
最後にマウルスの部屋が描かれていますが、うちの下のて子はこのシーンを見た時、目を輝かせて
「なんて、素敵な部屋なの〜っ!?」と叫んでいました。
すごく降る作品で、今書店で買うのは難しいかと思いますが、図書館などで検索してもらえれば、手に入ると思います。
とても素敵なシリーズです。たくさんの人たちに読んでもらいたい1冊です。
興味のある人はぜひ読んでください。
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考えると残酷な話です
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投稿日:2011/11/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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悪さをしたタヌキをウサギが懲らしめる本と言えばそれまでですが、かなり残酷な話です。
じいさまの蒔いたソバのタネを食べてしまったタヌキ。
タヌキ汁にして食べるぞと家に持ち帰ったら、おじいさんの留守中におばあさんを「ばば汁」にして食べてしまったのはタヌキ。
人を食べるところからして、どうして自分が子ども時代になじんだお話だったのか、考え込んでしまいました。
残酷な昔話は子どもに対して、戒めに使われていたのでしょうか。
話は替わってウサギがおじいさんの仇をとる話です。
背中にやけどを負わされて、火傷した背中にたで味噌を擦り付けて苦しめたり、最後にはドロ船にタヌキを乗せて川に沈めてしまったりします。
この執拗さが、仕返しにしては残酷な気がします。
ちょっと考え込んでしまったお話です。
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絵に気品を感じました。
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投稿日:2011/11/13 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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高慢なお姫様が、品格を得てかつてバカにした王子様と結婚します。
サクセスストーリーとしてもまとまりのある作品です。
今まで見たホフマン絵の中で最上級品ではないかと思います。
結婚したいと集まった王子たちを、みんな馬鹿にして相手にしない高慢なお姫様。
業を煮やした王様が、お姫様の結婚相手にと決めたのは乞食楽師。
乞食に連れられて、たどり着いたちっぽけな貧しい家で、お姫様は様々な経験をします。
それまで自分でしたこともない、料理、かご作り、店の売り子、しまいにはお城の下女として働き、苦労しながら、辱めをウケながら、お姫様は品格を磨いていきます。
そして、結婚したのはかつてバカにしたつぐみのひげの王子。
その王子が、馬鹿にされたのにもかかわらず、乞食に変装し、様々な試練を与えながら、お姫様の心を育てていくのです。
つぐみのひげの王子さまは、お姫様の高慢なふるまいの中に「本当の姿」を見出していたのです。
乞食に変装した王子様に連れられて行くお姫様の姿が、それほど昔の衣装ではないのが妙に心に残りましたが、納得の一冊です。
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シンデレラのような日本昔話
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投稿日:2011/11/12 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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日本昔話の味わいと、シンデレラのようなロマンチックな話が一つになったようなお話です。
ヘビに呑まれそうになったカエルを助けるために、自分の娘をヘビの嫁にやると約束したじいさま。
(自分の娘だから、ひょっとして年老いた父親ではないでしょうか)
それにしても、ヘビに娘をやるなどと言ってしまったもんで、当人は寝込んでしまいました。
3番目の娘が健気にも嫁に行くことを承知したのですが、あれあれ…。
そのヘビを退治してしまいましたよ。
(ヘビさん可哀そう)
そんで、ヘビをやっつけた娘がやっとこさ歩いていくと、じいさまに助けてもらったカエルが恩返しにとくれたのが姥の皮。
ややこしい話ですが、長者どんの若様とめでたく結ばれるところなんぞ、へ〜、ろまんちっくでシンデレラのような展開です。
絵もじめじめした始まりから、華やいだラストシーンに変わり、なんだかホンワリしてしまいまし。
「恋煩い」なんて言葉も登場するので、これはやっぱり高学年向けでしょうか。
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プレ思春期にぴったり!?
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投稿日:2011/11/14 |
はなたま*さん 30代・ママ・長崎県 女の子11歳、女の子9歳
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お話は終始、リチャードとジャネットの手紙のやりとりです。
その文面から、2人の心情の変化や好きなのに素直になれないもどかしさがリアルに伝わってきていいんです。
特に最後のリチャードからの手紙には胸がキュンとしました♪(笑)
長女は、2人の手紙の追伸部分が特におもしろかったそうで、ニヤけながら読んでいました。
これまで、恋話の絵本になかなか出会えませんでしたが、プレ思春期の長女にはとても好感触でしたよ〜。
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「あまり有名ではありませんが」(*^^*)
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投稿日:2011/11/06 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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五味さんらしい、すごい楽しい絵本でした。
うちの子どもたちも喜んでくれました。
上の子が一番気に入ったのは
≪でもじつは、ももたろうがすくすく育つのを
お手伝いした人は、ほかにもたくさんいました。……
あまり有名ではありませんが、ほんとうです。……≫
のところらしく、しばらく「あまり有名ではありませんが、だって……」と笑っていました。
下の子も、面白い面白いとページをめくってました。
五味さんの絵ははっきりとして遠目が効くし、色鮮やかな絵なので、学校などの読み聞かせにもお薦めします。
本当の昔話とは一風違った「ももたろう」の裏話みたいな作りのこの絵本、ぜひ一度読んでみてください。
でも、もし原作のももたろうを知らない人は、
まず、本当の昔話(といっても、地方によっていろいろなバージョンで伝わっていますが)の方を読むか聞くかしてからこの作品を読むと、より楽しめると思います。
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カエルという名のこねこ
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投稿日:2011/11/11 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子11歳
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萩尾望都さん・・・確か、少女漫画で有名な方ですよね。
あまり、この方の漫画は読んだことありませんが。。。
絵は、こみねゆらさん。
「ふゆねこ」や「くまの楽器店」「しいちゃんふうちゃんほしのよる」で、
知っています。
とても、可愛い絵を描きますよね。
トリッポンが飼っているまっ白なこねこは、カエルという名前でした。
トリッポン一家は、町から別の町へ引越ししました。
カエルをバスケットから出してあげると、
そのまま、探検に出かけて、家に帰ってこなくなったのです。
「カエル」だなんて、なんてややこしい名前なんだろうと思いました。
トリッポンは、カエルを探しに、林の中へ出かけていきます。
そこで、ねこの国をみつけます。
カエルは、まいごのねこ?
家出ねこ?
もちろん、まいごねこだと思っていたら、家出ねこの中に!?
なんでだろうと不思議に思いました。
トリッポンだって。
でも、理由を聞いて「なるほど!」と思いました。
トリッポンは、原因がわかって、こねこの新しい名前を考えます。
「どんな名前がいい?」
読み終わって、子どもと一緒にこねこの名前を考える楽しみがあって、
わくわくしました。
今度は、可愛い名前がいいよね。
とっても可愛らしくて、楽しいファンタジックな絵本なので、
他のおはなしも読んでみたくなりました。
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初めてみるもの
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投稿日:2011/11/09 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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新美南吉の童話集です。
最後に「はじめて見るものへのおどろき」という解説があるのですが、この本は確かに、はじめて見るものへの興味心でまとめられています。
5編の童話が載っています。
「でんでんむし」は、母親の背中ではじめて見る、葉っぱやチョウチョウへの感動の向こうに大空があることを感動的に描いています。
「みちこさん」では、ベビーカーを押して歩いているお母さんの赤ちゃんを抱いてあげる喜びの発見を描いています。
「うまやのそばのなたね」は、厩のそばの花のつぼみが、馬の赤ん坊を始めてみることの、くすぐったさを優しく描いています。
「里の春、山の春」は、小鹿が初めての迎えた春の情景を心優しく描いています。
「赤いろうそく」は初めて赤い蝋燭を見た猿が、花火と間違えて仲間たちとドタバタ喜劇を始めるさまを描いています。
それぞれに、初めてのことを、新美さんの優しい目線で描いています。
ほのぼのと感じる、作品集でした。
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「おすのつぼの家」がとても気に入った娘
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投稿日:2011/11/06 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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図書館から借りてきていつもの袋に入れていたら、学校から帰ってきた下の子が「なにこれ?」といって、取り出して読み始めました。
なかがわちひろさんが描いたおばあさんの“おすのつぼ”の家に、うちの子はいたく感動していました。
一見小さくてせまくて、使い心地の悪そうなこの家の小さな螺旋階段や、揺り椅子、小さなストーブや屋根裏部屋のような狭い寝床(二階)も、素敵だと力説していました。
この話は、もともとは昔話として伝わっていた2つの話がゴッデン家で混ざりあい、ゴッデン家風になったものだそうです。
ロシアの有名な昔話『金の魚』では、昔話らしい教訓的な形で終わりますが、
この『おすのつぼ…』のおばあさんは、最後に自分のおごった心を見つめなおすことができる分、結末に未来があります。
後、あばあさんの相棒の猫のモルトが可愛いです。
モルトが特別何かをするわけではないのですが、そこにいてくれるから、このおばあさんは最後の最後にこういう判断が下せたのかな〜と、思いました。
なかなか楽しい話です。
物語的には短いので、本を読むことが苦手なお子さんでも気軽に手にできると思います。
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どんだけ“えび好き”なの〜?
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投稿日:2011/11/03 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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何より、表紙絵の猫が可愛くて、発売当初から気になっていました。
蜂耳さんの文も、最近ちょっと気になっているので、どんなお話しが待っているんだろうって、ワクワクしながら読みました。
ストーリーも夢があって可愛かったのですが、
松野千穂さんの絵がめちゃめちゃ素敵でよかったです!!
すっかりファンになりました。
うちの下の子は
「主人公の名前が”えびお”だなんて、どんだけえび好きなの〜」って笑ってました。
あと、うちの子が一番気に入ったシーンは空のうえでおじちゃんに出会うところ。バックには大きな月がドドーンと描かれてて、とても幻想的なシーンです。
私的にはその次のページの、翼竜が描かれているシーンの方が好きだけど…。
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雨やどりのファンタジー
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投稿日:2011/11/06 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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スカイハイツマンションに住む不思議な雨森さん。
その雨森さんが引っ越しをする日に、降った雨ですべり台の下で雨宿りした少年たち。
それぞれの子どもたちが語る不思議な話はみんな雨森さんにつながっていました。
オムニバス風のファンタジー。
雨森さんはどんな人だったんだろう。
でも、みんなに様々な夢を見させてくれた人でした。
ラストシーンで子どもたちが雨森さんに送ったメッセージ。
映画を見ているようなお話でした。
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「第3回 Be絵本大賞」受賞作!!
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投稿日:2011/11/10 |
はなたま*さん 30代・ママ・長崎県 女の子11歳、女の子9歳
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「Be絵本大賞」受賞作(アドバイザーに谷川俊太郎さん、選考委員に秋元康さん他)ということで購入しました。
赤でインパクトのある表紙に好奇心がくすぐられます。あかいマスクをかぶったの人が急増して街は大混乱、主人公は待ち合わせの相手に会えるのか…?!というちょっと不思議なお話をコミカルな絵が盛り上げています♪
流行にながされて「自分らしさ」「個性」を見失しなうと、大切な人や物、チャンスを逃してしまうよ〜!と言われたような気がしました。子どもに伝わるかは微妙ですが今の社会を表していて、この深さに気づいてもらいたいなぁと思える絵本です。
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ともだちだもの!
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投稿日:2011/11/03 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子11歳
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おんどりとぶたとねずみは、大のなかよし。
手伝ってあげるのは、あたりまえ。
ともだちだもの。
なんでも話し合って決めるのも、あたりまえ。
ともだちだもの。
いつまでも、ともだちで、絶対はなれっこなしだから、
一緒に寝るのも・・・これは、ちょっと問題ありだけど、
いっしょの夢を見るのは、あたりまえ。
ともだちだもの。
三匹が、自転車に乗って散歩に出かけます。
表紙の絵をよく見ると、おんどりがハンドルに乗っかり、
ぶたとねずみはペダルを颯爽とこぐ姿。
ありえないけど、きっと三匹のチームワークの良さを、
表しているのではと思いました。
外見や個性が違っても、一緒にいて、楽しいと思えるのがともだち。
三匹の遊ぶ姿を見て、本当に楽しそう。
いつまでも、この関係が続けばいいな〜。
ラストの夢の中で遊ぶ、一緒の夢をみる・・・
本当にともだちっていいな〜と思いました。
絵がカラフルで、可愛いです。
ヘルメ・ハイネさんの絵本で、
「きみがしらないひみつの三人」も大好きで、おすすめです。
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おしゃべりなトラのほら話が面白い!
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投稿日:2011/11/06 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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最近すっかり“なかがわちひろ”さんの翻訳されている作品にハマってます。
少し前までは絵本の翻訳作品しか読んでいませんでしたが、児童書も素敵な作品をたくさん翻訳されているんですよ〜。
この「ほらふきじゅうたん」も、とっても夢があって、素敵でした!!
挿絵については「タカハシデザイン室」とありますが、なかがわさんの絵ですよね〜?
この感想を書く前に皆さんの感想をのぞいてみたら、「はなびや2」さんの感想が、子どもらしくてかわいいな〜と感心しました。
物語に合わせた本の作りにとてもこだわりがあって、
いつも同じ状態の部屋の一角にカメラが据え置かれているような作りで、
主人公のフェイス(石造)やおしゃべりなトラのじゅうたんはいつも同じ位置に描かれているんです!
その二人以外のスペースにその時トラが語っている出来事やフェイス顔も浮かべたことなどが描かれているので、
時々、錯覚でフェイスやトラも動いているような気がすることもあります。
私が好きなところは、トラがフェイスの家族のことを語るところと、
ベランダにトラが干されている、ちょっと間抜けな雰囲気のするシーンです。
うちの子は基本、なかがわさんの描くようなかわいくて、細部にこだわりのあるイラストが大好きなので、ふんふん言いながら楽しそうに読んでいました。
トラの語る「ほら話」も夢やロマンのある不思議な話が短くまとめられていて、その1つ1つの話に夢中になれます。
全体を通して「絵本」と考えるとやや長め、児童書(童話)と考えるとやや短めの作品ですが、トラのほら話ごとに話に区切りがつくので、休み休み何日か書けて寝物語などで読んであげても、素敵かもしれません。
読んであげるなら、4,5歳から、ひとり読みなら小学校低学年くらいからいかがでしょうか?
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小学生も染色体異常について考える。
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投稿日:2011/10/29 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳
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スーザン・バーレイが絵を描いていたので、図書館で選んできたのですが、この絵本はフランスの「幼年期と染色体異常を考える21世紀の会」というところの提唱で作られたもので、子どもたちが体の障害について考えるための作品のようでした。
私が読んでいると、うちの下の子が「これ、知ってる学校にあるんだよ」といって、私から取り上げて読み始めました。
スーザン・バーレイの描く擬人化された可愛い動物たちが登場するので、わりと小さな子でもスーッと物語の中に入り込んでいけるようでした。
主人公のリリは人間の年で言ったら、小学校の低学年くらいでしょうか?
この物語ハリリの目線で描かれていますので、言葉の使い方やものの考え方はあえてリリくらいの年頃の子をイメージして書かれている気がします。
漢字にもルビがふってあり、行と行のスペースもちょうどいい感じに開いていて、小学校の低学年くらいのお子さんにも読みやすいく作られています。
こういう作品に触れることで、子どもたちの視野が広がってくれるといいな〜と、思います。
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いじめの対象…だけど
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投稿日:2011/11/05 |
はなたま*さん 30代・ママ・長崎県 女の子11歳、女の子9歳
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この絵本の「たかこ」のように周りの子とちょっと違う言動をしたり、個性が強かったするといじめの対象になりやすいですよね。
でも、読み手からするとこの平安チックな「たかこ」さん、とても新鮮でおもしろく、好感が持てるので不思議です。また「たかこ」のトークはすべて古文なので大人も脳を刺激されていいですよ〜。
個性が強くてもありのままでいいのです。このお話のようにお友達のいいところを発見し、認め合って仲良くできるといいですね!
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他人事ではなく
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投稿日:2011/11/05 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子14歳
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阪神淡路大震災で命を失った妹のはるか。
そのことを忘れようとしていた、家のあったところにも足を向けたくない、姉のいつか。
避難所生活と、ボランティアのお姉さんの差し入れ弁当で行った高校受験。
多感な時代に、災害を乗り越えた姉がたどり着いたのは、あの日を忘れないこと。
妹の死んだそばから育った一本のひまわりのタネが、「はるかのひまわり」として被災の地のあちこちで花を咲かせていくというノンフィクション。
いつかさんの心で、ひまわりが悲しみから希望に変わっていくのです。
NPO法人阪神淡路大震災「1.17希望の灯り」の副理事として、いつかさんは語りづづけます。
あの大震災から16年が過ぎました。
そして3月の東日本大震災と津波。
思えば震災はその間にも何度と私達の生活を脅かし、台風、大雨の被害も想像を絶する形で自分たちの生活を破壊していきました。
私は「他人事のようにして、人の不幸を考えてはいけない」と子どもたちに伝えます。
その本人が、いろいろな災害があっても自分だけは大丈夫などと、根拠のない信念を持っています。
いつ自分の身に降りかかるかもしれない天変地異。
それをどう迎え撃つか、どう乗り越えるか、決してないがしろにしてはいけない事実が込められているお話です。
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手に入れたいですね。
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投稿日:2011/11/03 |
多夢さん 40代・ママ・兵庫県 女の子11歳
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生まれたての姿のかわいいあかちゃんが、ここにも、あそこにも。
木の種や実の擬人化された姿・・・あかちゃんの可愛いこと!
図書館の新刊コーナーで見つけ、思わず手にとり、
家でじっくりと読みたくて借りてきました。
パンク頭のフヨウのあかちゃんには驚き!
思わず笑ってしまいました。
メマツヨイグサのあかちゃんは、何年も何年も眠って待つ。
やっと芽をだしたかと思ったら、80才だって。
生命力の強さを感じました。
ボダイジュのあかちゃんに、アカマツのあかちゃん、
モミジのあかちゃんに、ヤドリギのあかちゃん。
植物たちには、それぞれの生命の紡ぎ方の物語があります。
それは喜びであり、希望です。
デッサン風のイラストで、あかちゃんたちが生き生きと描かれています。
子供向けというよりは、大人が見て癒されてほしい絵本です。
自然大好きな娘は、当然のことながら、
この絵本が気に入ったようです。
抱きしめたくなるような可愛い絵本。
手に入れたいですね。
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うをー!心ゆさぶられます><
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投稿日:2011/11/20 |
屁の8番さん 40代・ママ・北海道 男の子11歳、男の子9歳
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とてもとても大事な話ですね。
普段からこのような事を 子供に話しているのですが、どうもいまひとつ伝わりません。
この本は、ストレートに効きますね。
多くの子供たちに知ってほしい!と思いました。
小学生の読み聞かせに相応しい内容です。
が、
動物の悲しいお話...は、私の弱点中の弱点であり
この話を生徒の前で、
泣かずに読み終える事が出来そうにない...どうしようか と、
いま、悩ましく思っている最中であります。。
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「第2回 Be絵本大賞」受賞作!
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投稿日:2011/11/11 |
はなたま*さん 30代・ママ・長崎県 女の子11歳、女の子9歳
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覚えにくいタイトルが気に入ったようで、娘たちは何度も繰り返しタイトルを唱えて楽しげでした。おかげでようやく見なくてもタイトルが言えるように(笑)
主人公「ぼく」のなにげない日常の行動…そのひとつひとつが、自分以外の人や何かに影響を与えていて繋がっているとしたら?と、ちょっと哲学的な思想を感じるお話です。でも、そう考えると自分がおこす行動には意味があって責任を持たなくてはっ!と思えてきます。
そんな大人の気持ちはさておき、娘たちは色鮮やかで海外チックな絵と「ぼく」の想像を単純に楽しんでいましたよ。
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