高学年はもとより中高生にも薦めたい作品
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投稿日:2010/08/14 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子12歳
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『ぼくが一番望むこと』の少年ブッカーの時代より少し前の時代のアメリカ南部の州のお話だと思います。
リンカーンが大統領に就任し南北戦争が始まり(1861年)、「奴隷解放宣言」(1863年)を発表した頃でこのお話が終わっています。
この作品の〈はじめに〉は、お子さんがお話の内容を理解する上で、大変参考になる文だと思います。
「奴隷」という言葉を文字にしたり、音に発したりすることも腹立たしいけれども、この事実を知る上では伝えなくてはならないことだと思います。
“ぬすみ聞き”は、人として決して行ってはいけない恥ずべき行為ですが、自由も人権も与えられなかったエラ・メイら奴隷にとっては、残酷な運命に立ちむかうための精一杯の方法であったということが理解できると思います。
主従関係や醜い差別の様子が、主人公のエラ・メイの生活の周辺から明確に伝わってきますが、当時の奴隷の人々の希望を捨てない力強さや、子どもたちの明るさに少々救われました。
ラストのとうさんの一言は、差別の残る現代にもグサリと突き刺された楔のように感じられました。
高学年はもとより中高生にも薦めたい作品です。
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「3びきのこぶた」じゃなくて・・・
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投稿日:2010/08/19 |
さくら1212さん 30代・せんせい・大阪府 男の子15歳、男の子12歳
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5年生の担任をしています。
最初に『3びきのこぶた』のストーリをみんなで確認。
この時点でストーリーを忘れている子も
「そうだ。そういう話だった。」
と思い出しました。
そこで、
「今日は3びきのこぶたの反対バージョンのお話だよ。」
と言って読み始めました。
絵本にしては少し長めのストーリーですが、
十分楽しめます。
ブタの本当に意地悪そうな顔。
オオカミの弱弱しさ。
爆発の場面。
子ども達のお気に入りになりました。
子ども達の提案で
宿泊行事でこの絵本のストーリーを劇にして
演じることになりました。
全部子ども達が作ってやり遂げていました。
素晴らしかったです。
私にとっても思い出の絵本になりました。
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外国のむかしばなしって興味そそられます
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投稿日:2010/08/10 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子11歳、男の子7歳
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韓国の子どもがみんな知ってるむかし話なんだそうです。
いぬは外で、ねこは家のなかで飼う由来を、おもしろおかしく知ることができます。
いぬもねこも大活躍!おばあさんのために、一生懸命な姿に応援したくなりました。結果的にねこのがんばりが目立ちますが、私的には、犬もがんばったんじゃないかと。。。いろんな意見があがりそうですが、それもまた、むかし話のいいところではないでしょうか。
外国のむかしばなしって、手っ取り早く異文化を体験できておもしろいですね。自分のなかの常識がくつがえされる感じもあって、それが刺激的で、考え方は一つではない!って再認識させられます。
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絵本の選び時って微妙
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投稿日:2010/08/11 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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ついつい私の感覚や趣味で選書してしまいがちです。
この作品も3歳の息子には、当時早かったんです。
読んでいる私ばかりが、ハハハと笑い、息子はわからないけどつられて笑っているっていう感じでした。
二回目に読んだのが6歳の頃、今度はウフフと笑いました。
でも、まだ甕やはたち(二十歳)という語彙の意味が解らず戸惑っていたような。
そして、今年再チャレンジで薦めてみたら、ムフフフフからワハハハハへ笑いのトーンが上がり楽しんでいました。
イタチのページとヤマアラシのアップとが気に入ったようです。
私は、終始変わらぬおじさんの表情がたまらなく愉快でした。
「これはイントネーションに気をつけて読まなくちゃね」って、アドバイスももらいました。
それにしても、絵本の選び時って微妙ですね。
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出たんですね!
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投稿日:2010/08/11 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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出たんですね!
続編が。
前作を親子で爆笑しながら読みました。
今夏休みの課題で、興味のあることわざをリストアップしている息子に先に薦めました。
1分と経たず、ケラケラケラ。
ウッヒッヒ、ウハハハハ〜。
私もたまらず、駆け寄り途中から一緒に読みました。
中川先生ならではの、ことわざの解説が村上先生の楽しい絵でユーモアを交えた絵本になっています。
「絵に描いた餅」のラストのヤギさんには参りました。
「虻蜂捕らず」も解りやすい絵ながら、笑ってしまう。
「過ぎたるは、及ばざるが如し」も最高に解り易かった。
この書道の大家のような素敵なヘアスタイルの先生のお名前にも大爆笑でした。
前作同様お勉強なんて考えず、楽しんで読んでみてください。
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お野菜にも表情があるんですね
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投稿日:2010/08/09 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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八百屋さんの店に並ぶ、じゃがいもくんのネーミングの“じゃーむす くん”に爆笑です。
北の国から来たじゃーむすくん一家が仲良く並んでいます。
ところが、次々とお客さんに買われて行って、悲しい別れが・・・。
この後どうなるのかしらと思ったら、劇的な再会に再び爆笑してしまいました。
とにかくじゃーむすくんの家族のネーミングにも各ページで吹き出してしまいます。
たこさんといかさんのサイドストーリーにも、息子は「ヒッヒッヒ〜ッ!」でした。
それにしても今さらながら思うのは、ジャガイモっていろんなお料理に使われている事です。
そして、どれも美味しいですよね。
見返しのじゃがいもくんたちを眺めつつ、ひとつひとつお野菜にも表情があるんだって思いました。
巻末の“じゃがいもポテトくん”の歌詞に大爆笑の息子は、さっそくピアノで弾いて喜んでいました。
この歌が流行るといいなぁ〜。
“長谷川ワールド”炸裂の傑作です。
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“偏見”の恐ろしさへの痛烈な風刺作品
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投稿日:2010/08/09 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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トラの素敵なパン屋さんベリゼール。
美味しいパンと子どもたちには、キャンディのおまけまでくれます。
さらに1週間に一度村で開かれる「夜の舞台」では大人たちにも大人気の語りべです。
ところが、ある夜その舞台でベリゼールは、洋服を脱ぎ捨てしましまトラの姿で現れると、大人たちはベリゼールを獣として意識し始め、・・・。
これまでのベリゼールの行ないや性質を知り、信頼関係を築いてきたはずなのに、大人たちの豹変振りに子どもたちはベリゼールを救おうと・・・。
人間の持つ“偏見”の恐ろしさへの痛烈な風刺作品だと思いました。
子どもたちの大人たちへの訴えかけのページが、力強い台詞で読者に対しても説得力があると思いました。
小学校低学年から理解でき読める作品だと思います。
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ここに本当の“実りある学び”がある
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投稿日:2010/08/08 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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米国の黒人教育家ブッカー・T・ワシントン(1856〜1915年)の少年期を描いた作品です。
南北戦争(1861〜1865年)後、奴隷解放宣言(1863年)が憲法修正による奴隷制の全面的撤廃を促し、1865年憲法修正案第13条として実現しました。
これにより、南部の州で奴隷の扱いを受けていた黒人は解放されました。
しかし、急に「自由」という名とともに社会に放り出された南部における黒人の生活は、困窮から抜け出すことで精一杯でした。
さらに、黒人に対する差別や偏見はその後も潜在的に残り現在に至っています。
本作品の主人公ブッカーの家も解放されたは良いのですが、「教育」などは念頭にも無かったことでしょう。
星がまだきらめいている早朝から食事もとらず岩塩の精製所で、塩の樽詰めの作業の労働力として9歳の少年も借り出されるという厳しい状況でした。
文字を教わりたい。字が読めるようになりたい。という思いで胸いっぱいのブッカーは、本にはきっとすばらしい世界が隠されているに違いないという思いを常に抱いていました。
ある日、同じ黒人なのに大きな声で新聞を読み上げている男の人を見かけ、“ブッカーの希望”となりました。
新聞を読み上げる“希望の人”に見とれているブッカーに、帰ることを促した父と兄に対して、
ふたり(父と兄)は ぼくが見ているものを 見ていない
という、ブッカーの言葉がとても厳しい響きに思えました。
当時の黒人の多くの人は食べることに奔走し、「教育」の大きな意味について立ち止まり考える余裕が無かったのだと思います。
いいえ、今の世の中にも通ずることだと思います。
その日、ブッカーはママに思いを告げると、青い表紙の小さな本(「ブルーバック・スペラ」)を渡されます。
そして、ブッカーはあの“希望の人”を捜し出し、・・・。
文字を読んで声に出しもらった時のブッカーの感激の様子が、文章からも絵からもしっかりと伝わってきて、心が震えました。
知的欲求のままに駆け出したブッカーの行動に、ここに本当の“実りある学び”があるのだと思いました。
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その志を曲げねばならなかった方故に
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投稿日:2010/08/07 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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昨年は『春さんのスケッチブック』そして今年はこの作品に出会えました。
1997年、長野県上田市塩田平に戦没画学生の慰霊美術館を開設し現館主の窪島先生の絵本です。
ご自分の生い立ちから「無言館」開設までのお話です。
中学2年当時の担任の先生の励ましで芸術家を目指すも、貧しい家庭環境のため,その志を曲げねばならなかった窪島先生故に、この美術館の設立が具現化したのだと思いました。
「無言館」の存在をご存じない方も、この作品を通し“戦争”や“生きる”ということについて考えさせられる作品だと思います。
息子もタイトルを見て「あ〜、無言館を作った人の絵本なの?」と静かに読んでいました。
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戦没画学生から生き方を学ぶ
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投稿日:2010/08/07 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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自分の努力も虚しく受験に失敗してしまったツヨシくん。
追い打ちをかけられるようにお父さんに諫められ、駆け出した先が長野に住む大叔母さんの春さんの家。
春さんの案内で訪れた「無言館」。
出征の直前まで筆を置かなかった画学生さん。
息子の才能を信じ、貧農の全財産をはたいて美大へ入学させて数ヶ月後、戦地へ送り出し帰ってきたのは空っぽの骨壺。
そして、春さんの若い頃の話。
春さんの切なく淡い恋も愚かな戦争のため砕け散ってしまったページに、涙が出てきました。
どんなに努力をしても戦争というどうにもならないことで、人生が変わってしまった戦没画学生の作品に触れ、ツヨシくんは生き方を学びます。
戦争は始まってしまえば、一個人の力では止められない恐ろしいものであることを改めて痛感しました。
昨年、この作品を読んだ後、タイムリーなことに近くの美術館に「無言館」展が来て観に行きました。
たくさんの作品と遺品を目にした息子は、読書感想文を書いていました。
どの作品からも、学生さんたちの「もっともっと描きたい!」という魂の叫びが伝わってきます。
この作品を親子で読み、たくさんのことを語り合う夏休みも有意義かと思います。
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習い事で壁にぶつかった時にお薦め
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投稿日:2010/08/06 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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習い事をしているお子さんが、壁にぶつかった時に薦めてあげてはいかがでしょうか。
お話は、バイオリンのお稽古をしたいと自分で決めて始めた女の子が主人公ですが、内容を読むうちにすべての事にいえるお話だと思いました。
楽器ばかりではなく、サッカーも野球もお習字も英会話も空手を習っている子にも伝わるお話だと思います。
練習を休んだら、すぐに下手になっちゃう。
だから、毎日、練習、練習。
どんなに練習してもうまく弾けなくて・・・・・・。
つぎに弾くときには、曲を全部お覚えちゃってるの。
すごいでしょ。
なんだか、魔法みたい。
このページになるほどな〜、確かにそうだわ、と思いました。
レッスンのレベルが上がってきて、行き詰った主人公を救ってくれたのは、ほかでもないバイオリンでした。
ここからのお話は、私自身の経験を思い出しグッときました。
ひとつのことをやり遂げることは難しいけれども、実りの多いこともこの絵本から伝わってきます。
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親離れしていく子供たちに寂しさを感じたら
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投稿日:2010/08/04 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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エフライムのお母さんは、テレビのレポーター。
お父さんは、家に居て小説を書く人。
お母さんはかっこいいのに、お父さんときたらエフライムにとってはたくさん注文をつけたくなるような存在。
特に人前での奇行には、エフライムも辟易の様子。
なんといっても学校前での「行って来ます」のキスをせがまれるのが、嫌なようです。
そんなある日、父母会でケーキのコンクールをすることに。
私は読んでいて、「げげっ、とんでもない学校だ!」と驚きました。
さて、ママは忙しくてパパが腕を振るってくれますが、仕上がったケーキのルックスに・・・。
ラストのパパのケーキの仕掛けに息子も感動していました。
そして、その後のパパのスピーチが素敵でした。
親離れしていく子供たちに寂しさを感じ始めたパパさんたちにお薦めしたい一冊です。
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“足るを知る”は難しい
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投稿日:2010/08/04 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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右開きの縦書きで、いかにもいかにも日本の昔話という感じ。
貧しいながらも懸命に母親を看病する孝行息子の姿に、きっと神様も施しをと心動いたのでしょう。
一本歯の妙な下駄。
転ぶとその数だけ小判が出てくるんです。
でも、その度に背が少しずつ縮んでしまうという、人の欲望へのブレーキ付きの下駄。
さっそく家へ帰った息子が、たった一度だけ使って、下駄をしまいせっせと働いたというところで、驚きました。、
私なら、5・6度いえいえ10度は転んで小判を手に入れ、少し贅沢をして働くことを休んでしまいそう。
読んでいて恥ずかしくなりました。
この孝行息子と対照的な、親戚の欲張りごんぞうおじ。
予想以上に欲張って、その顛末に口がアングリでした。
さて、この後始末をした主人公の息子と母親はというと、終盤の相も変わらぬぼろ家の前で畑仕事をしている姿に「恐れ入りました」と重ねて感心しました。
“足るを知る”は、難しいですね。
長先生の『きっとこんな風景があったに違いない』と思わせられてしまう絵が素敵でした。
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子どもへの接し方を教えられます
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投稿日:2010/08/04 |
けいご!さん 30代・ママ・福岡県 女の子11歳、男の子7歳
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年取ったねこと、こねこの姿を通して、親と子の距離の保ち方を教えられます。
「じぶんでれんしゅうするがかんじん。」というコトバが何度もでてきたのが印象的でした。手とり足とり教えてあげるのではなくて、子どもの自主性を尊重し、見守るという親の姿勢を、ねこから学んだ気がします。
ねこや犬などは、人間に飼われているといったイメージがありますが、飼われている動物のなかにも、家族のような親子のような絆があり、育て育てられる関係が築かれているんだなあって思いました。
こねこの成長を穏やかな気持ちで見守ることができる、おすすめの絵本です。
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突進してきそうなヤギに笑っていました
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投稿日:2010/08/04 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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ちいさいお子さんも喜ぶこの季節にピッタリのお話です。
主人公は、アフリカのケニアに住むルオ族の女の子ハンダちゃん。
おいしそうな果物を7つ篭に載せ、お友達のアケヨちゃんの村まで歩いていきます。
篭を頭に載せ歩きながら、アケヨちゃんはどれが一番好きかな?と喜ぶ姿を想像しながらテクテク歩くハンダちゃんの頭の篭の果物が・・・。
サバンナ地方の動物が次々に登場するのも楽しかった。
篭の中身が空っぽになのに、ロープを引きちぎり篭めがけて突進してきそうなヤギに笑っていましたが、こんな楽しいハプニングは思いもつきませんんでした。
ホント、ハンダちゃんが一番驚いたでしょうねぇ。
お話会でも盛り上がりそうな作品ですね。
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この星が“青い星”のままであるためには
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投稿日:2010/07/29 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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ウンゲラーさんならではの独特な風刺の効いた作品です。
人種差別・戦争等、何時の時代もあいも変わらず下界で行われている一方、天には“すきなように すきにいきていて ほかのものが なにをしているかなんて ちっともきにしない”ある意味達観した存在「あおいくも」がおおらかに漂っています。
このコントラストが、読者に多くのことを訴えかけているように思います。
「あおいくも」の大事な決心とは?と読み進め、下界での変化に彼の偉業が心に染み入ってきます。
この星が“青い星”のままであるためには、「あおいくも」のいない現実世界で“下界の者たちが、ひとつになること”が大切だというメッセージを送られていると思う作品でした。
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オヤジも昔はサーファーです
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投稿日:2010/07/22 |
キユシトさん 50代・パパ・大阪府 男の子11歳
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オヤジの波がページをめくるたび色んな表情で子供は大喜びでした、
読み終わった後 元サーファーの私と息子は波乗りの話で盛り上がりました、実は息子はあまり水泳が得意では無く夏になるとわざと水着を忘れたりしてます、〈オヤジの海〉を読み終わった後「今年こそは泳げる様になりたい!」言っていました、コエタロウのように最後まで頑張ってほしです。
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現状に満足していられないのも若さかな?
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投稿日:2010/07/22 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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乙女心の切なさかな〜?
牝牛のローザとジャンさんのとっても素敵な関係にウフッ。
ローザの生活も楽しそう。
でも、現状に満足していられないのも若さかな?
テレビや雑誌を見ているローザの姿に笑いつつも、ダイエットを始めたローザには笑っていられなくなりました。
このあたりから、これは大人向けの絵本かもなんて考え始めました。
やせ細っていくローザを見て、寝込んでしまうジャンが気の毒に思えてきました。
“自分らしさ”の中に本当の美しさがあるって、気づけたローザに拍手です。
終盤のローザの回復に、「痩せるのは大変だけれど、太るのって速いよねぇ〜」と修行の足りない私の独り言が出てしまいました。
あ゛〜、“私らしさ”ってどれくらいの体重なのかしら?
とにかくこれ以上増えるのはまずいのはわかっているんですけれど・・・。
大好きな工藤先生の訳が、とっても楽しく素敵でした。
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床屋さんの八面六臂の大活躍に大爆笑
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投稿日:2010/07/22 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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「おっ、石井先生の絵。しかも新刊?」と手に取りました。
今月『ぷしゅ〜』・『おこだでませんように』をお話会で読んだばかりでしたので、わくわくしながら読みました。
表紙絵の家が「顔」に見えたのは、ナイスなファーストインプレッションでした。
家の屋根に頭髪のように毛が生えた様子は、どこかおどろおどろしい感もしますが、住人の男の子がパジャマ姿のまま駆けつけた先が床屋さんていうのに笑わされました。
この不思議な家が主人公なのでしょうが、私は床屋のおじいさんの八面六臂の大活躍に大爆笑でした。
しっかり、床屋さんとして散髪の手順を踏んでいる作業が大掛かりで楽しくって。
さて、ヘアードライはどうするのかしら?と思ったら、風神の登場に息子も大爆笑でした。
添付されていた北川先生の〈作者のことば〉を読み“・・・だからなに?っていわれると、返事のしようがないんですけど・・・”の文の繰り返しに、北川先生の独特な笑いのセンスが理解できました。
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ある男の子の人生を変えた……
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投稿日:2010/07/17 |
ゆったり♪さん 40代・せんせい・佐賀県 男の子8歳、男の子3歳
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長新太&石津ちひろ、このコンビを見るだけで、その独特な世界を想像できます。
まさに「ナンセンスかつユニーク」なかるたです。
勤務校の特別支援学級の先生が選んであり、特学の「お楽しみコーナー」に置いてあります。
ある日の空き時間、学校にほとんど出てきていない不登校気味のお子さんが、特学に一人でいるのを発見。退屈している様子なので、このかるたに誘ってみました。
最初普通のカルタ遊びをしていたのですが、他の遊び方の説明を見て、全部にトライしたいと言ってきたので、とことん付き合いました。すると夢中になって、何度も何度も繰り返し、満面の笑みを見せてくれました。勤務して半年、初めてみた彼の笑顔でした。
チャイムが鳴る直前にあわてて立ち去ろうとしたその時、一言「またカルタしてあそぼうね」。彼が再登校する目的に変わりました。「学校にまた来たい」と思うようになった、いわば彼の人生を変えた貴重なかるたです。
その後、すぐにわが子用に購入しました。
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