ちょっと不気味なカレーの付け合せ
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投稿日:2010/01/25 |
たれ耳ウサギさん 40代・ママ・群馬県 女の子19歳、女の子16歳、女の子15歳
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舞台は1年2組。それを5年2組に置き換えて実際5年2組で読んで
来ました。
番長がカレーを作る場面では、「カレーなのに、変な物が入ってる」
とか「えっ、まずそう…」など反応がありました。
近くで見るともっと迫力のある絵だし、細かい描写もユーモアが
たっぷり。見返しも楽しい仕掛けがあるので、給食のおばちゃんたちの
想いも感じつつ、子供たちがもう一度手にとって読んでほしいです。
特に説明もせずに読み始めてしまったのだけれど、「番長」って単なるニックネームじゃないって今の子供たちにわかるかな…
教室を見回したところ、番長風の子は見当たりませんでした。
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おもわず叫んだアイリーンの一言に…
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投稿日:2010/01/21 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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本当に勇敢でした。
お母さんは、こんな季節にアイリーンをおつかいに出したって事は、相当具合が悪かったんだと思います。
重い衣装箱を抱え、追い風向かい風と風向きが変わり前が見えない程降っている雪は、大人でも外出を躊躇う天候です。
おまけに足をくじくは、衣装は……。
思いやり深く意志の強いアイリーンの姿に、読んでいて力が入ってしまいました。
絶体絶命の状況でアイリーンが考えた事に、グッと来ました。
ドレスを見つけておもわず叫んだアイリーンの一言に、もうダメでした。
何より、アイリーンが素直で正直に育っているなと思ったのは、お屋敷についた時の様子からわかります。
ラストページのラスト一文にもホロリときました。
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表情のギャップがたまりません
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投稿日:2010/01/21 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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パレオをまとったぞうさんの後ろ姿に、期待たっぷりで扉絵を開くと、もう始まっていました。
ぶたが おどります
と、腰蓑スカート片手に。
次のページのぶたくんの動きの良いこと。
そしてのりに乗っている笑顔。
大爆笑です。
次々衣装やら小道具やらを片手に登場。
そして、踊るんです。
メケメケ フラフラ
と。
なんかわかんないけど、“メケメケ フラフラ”な気分が伝わってきます。
ラストは、もう引きつってしまいました。
みんな、踊る前と後の表情のギャップがたまりません。
小さいお子さんから、癒しを求める大人まで、何も考えず楽しめるんじゃないでしょうか。
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これぞ、絵があって文が生きてくる作品
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投稿日:2010/01/21 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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これぞ、絵があって文が生きてくる作品ですね。
文だけでも笑えますが、各ページ左側上の子どもの問いかけに、左下のパパの答えと共に、右ページの絵を見た瞬間笑いが増幅します。
この作品はあまり小さいお子さん向きではないかも。
この“笑い”を楽しめるのは、小学生くらいからかな?
子どもの「どうして?どうして?」の頃、親は子どもの「どうして?」に辟易し、しまいには安易に回答してしまいますが、このパパも新聞を読む片手間に、それも彼なりのシニカルでウィットに富んだ応じ方。
息子は、カバが電車に乗らないわけ。
私は、オオカミがヒツジと馬跳びをしないわけ。
に、爆笑でした。
わが家では、高い評価でした。
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どうしてこんなに子供心に添えるんだろう
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投稿日:2010/01/21 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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『てとてとてとて』の浜田先生の作品です。
表紙絵の輪郭の太い女の子のアップに笑ってしまいます。
一つ違いの妹は、お兄ちゃんにとっては、扱いにくい存在なんでしょうね。
扉絵のお兄ちゃんのシャツが引っ張られているような?と思って、次を開いて大笑い。
お兄ちゃんと同じ髪型・格好の妹が、シャツの裾をしっかり握って登校中でした。
お兄ちゃんの気持ち、学校での妹の行状、お誕生会のKYな発言、どれをとっても、どうしてこんなに子供心に添えるんだろうと感心してしまいました。
私は、お兄ちゃんが友だちの兄弟関係の事を羨ましく思い「なんで ぼくだけ こうなんだ。」って言うページが大好きです。
作中の絵本『ぼくのかわいいいもうと』が、端々に出てきていましたが、ラストで泣かせてくれますね。
きょうだい万歳!っていう作品です。
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ラストは感動のページでしょうが…
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投稿日:2010/01/21 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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ナマケモノのキフキフ。
おっとりしとした男の子。
ママの機関銃のような言葉から、何を100回言われたかを思い出そうとします。
あれかな?これかな?とページを捲る毎に、ママの言葉の聞き間違いと、ユーモアたっぷりの絵に笑いました。
ページが横になったり、縦になったり、読み手も『いったいママは100回も何を言ったのだろう?』と、お話に引き込まれます。
「〜したほうが、ははは良いと思うよ〜。」なんて自主性を尊重する子育てを目指したのですが(笑)。
私も息子に命令形の言葉が多かったな〜。
おっとりのキフキフが、「早く思い出さなきゃ!」と焦っているページで、可哀想になり改めて私自身を反省しました。
ラストは感動のページでしょうが、わが家は笑ってしまいました。
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“…もらった…”は、神から…
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投稿日:2010/01/20 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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素晴らしい力作です。
とにかく読後ため息でした。
絵が凄い。
精緻な筆致、描写のリアルさ、荘厳な色使い、画面割り、見返しに至るまでのこだわり。
コノヴァーさん自身が、“本を愛していること”を読者へ強く訴えかける力強さがありました。
タイトルの“…もらった…”は、神からとしか解釈できません。
二つの国の間の無駄な摩擦を取り除き、王子の帰った国もこれ以降、知識と教養を身に備えた統治者を戴き、国は物ではなく心豊かであることにきっと重きをなして行くことでしょう。
なんといっても、オットー王の行いは、知識教養ある故のものだったのではないでしょうか。
“つばさ”は最高の出会いを与えてくれました。
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会員になりたいな〜
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投稿日:2010/01/20 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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8年ほど前に図書館でお目にかかりました。
最近再会。
息子の記憶に残っていました。
開いてビックリ、赤・青・黄・緑・白・黒・茶。
これだけの色。
で、いろんな国の特色を描き分けているのですから、佐々木先生スゴッ!
どこか遠い昔にこんな色使いの絵本に出会った様な懐かしさ。
お話は、なに?なに?と思いながら、世界各地のみんなどこへ行くのか、見守って読み進めました。
トランスバール目指して、いろんな乗り物にのって向かっている様子が可笑しい。
息子にうけたのは、東洋の仙人らしき人のまたがっているもの。
「とんでる〜。」でした。
さて、今の息子は、ミニー嬢の乗り物。
ラストの岩山から湧き出るココアは、相変わらず、おいしそうな香りが立ちこめてくるようです。
それにしても、この招待を受けたメンバーは、どんな人たちなんでしょう?
会員になりたいな〜。
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洗濯をする死に神に大笑い
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投稿日:2010/01/19 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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死に神と主人公のおばあさんのキャラのギャップに笑いました。
死に神は、フードをとった顔が見たくなるようなイケテル系。
おばあちゃんは、血色も良く小太りの漫画チックなお顔です。
ついうっかりでも、「死にたい。」なんて言うもんじゃありませんね。
おばあさんの言い訳に振り回されつつ、洗濯をする死に神のページに親子で大笑いでした。
それにしても、このおばあさんは長生きしそうです。
だって、強いんですもん(笑)。
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知ってしまったらやめられません(笑)
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投稿日:2010/01/18 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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一昔前の趣のある絵です。
雪国のこどもたちの元気なそり遊び。
いっちゃんのように誰でもはじめは怖々です。
それをの上回るスピード感とスリル。
風をきる気持ちよさ。
知ってしまったらやめられません(笑)。
いっちゃんは、子ぎつねのいっちゃんに会えて良かったですね。
同じ気持ちの子だからわかってもらえる。
励ましあえる。
人間の子たちとはぐれてしまわないかしら?と読んでいましたが。
ラストに、ウワ〜〜〜です。
いっちゃんの冬はこれからもっと楽しくなるでしょうね。
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ポットルさんの幸せを祈って…
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投稿日:2010/01/18 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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絵はアーノルド・ローベルさんです。
表紙絵に吹き出して手に取りました。
三代目アール・アール・ポットルさんは帽子が大好き。
お父さんはステッキのお母さんは傘の収集家でした。
ポットルさんは、大好きな帽子に囲まれていても、寂しそう。
お気に入りの帽子をかぶって散歩をしても、目につくのは天に地にカップルばかり。
ある日、帽子屋さんに入っていったら…。
ポットルさんのたくさんの帽子にビックリです。
悲しくなると帽子を二つかぶるポットルさんの絵にやっぱり笑ってしまいました。
ポットルさんの幸せを祈って読み進めました。
ラストのページで、4代目のようすに血筋は受け継がれていることがわかり大笑いしてしまいました。
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ラストにはもう一笑い待っていました
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投稿日:2010/01/17 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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表紙絵のネコちゃんが可愛いと思って開いたら、
見返しに、しっぽ。
そうだ、ネコの魅力の一つはしっぽよねぇ〜 と開いたら、
扉絵の可愛いこと可愛いこと。
これだけで癒される〜〜〜。
ブラウンさんが一目で気にいったネコ。
こげ茶の縞々だっだから、名前を“とら”にした。
ネコとの生活もいいな〜なんて思っていたら、
あらら、あら?でした。
月明かりを背に、“とら”の毛色が変わっていくページを見直してしまいました(笑)。
大きくなった“とら”をあっちへっこちへの場面に、
そうだよね〜、どうするんだろ?って思っていたら、
出した結論に、えっ?です。
ペットを飼っている方にはあることかもしれません。
でも、ラストにはもう一笑い待っていました。
ブラウンさんのような人が、ホントにたくさんいるんでしょうかね(笑)?
見返し後ろに、ニヤッとしてしまいました。
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トラを学べる一冊です
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投稿日:2010/01/16 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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“ちきゅのなかまシリーズ”アジア編。
トラのお話でした。
臆病なトラの子テレサが、お母さんの胸から離れ、友だちと遊べるようになるまでのお話です。
子育て熱心なトラとはいえ、親の手ばかりで、子は育たないものだな〜と、改めて思いました。
息子は、ストーリーもさることながら、各見開きのトラにまつわる解説にも興味を持ったようです。
年男故、少しトラを知っておこうと思ったのかしら(笑)?
テレサのお母さんがお茶に招いたジャングルのたくさんのお友だち。
初めて聞く名前の動物が多かったです。
アジアにはこんな動物がいるんだ〜、と勉強になりました。
お話のあとの、「みんなトラのなかまたち」・「アジアのどうぶつ」・「アジアのしぜん」も中高学年の子たちを惹き付ける事でしょう。
この絵本の構成・訳を担当された秋篠宮紀子様の「この一冊によせて」で、円山応挙や長沢芦雪の作画の苦労話に、驚きました。
トラを学べる一冊です。
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その人の品性が垣間見えてくるようです
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投稿日:2010/01/16 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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クリスマスの夜のお話しだったんですね。
主人公の老人は実在の人物。
フランスの歌手ドミニク・マルシャン(1989年37歳で没)さんという方が、この老人と出会ったことをきっかけに、20歳の時に歌にしたものを、絵本で再生させたということです。
分かち合うことは、素晴らしい。
この気持ちをどんな時にも持ち続けていられるということは、その人の品性が垣間見えてくるようです。
この老人の求めたものに再び感動です。
家やお金ではなかった。
心の糧、信頼をと安らぎを得られる友だちだったことに。
冷たく寒い冬の夜の情景なのに、おじいさんと犬の優しい表情を見ていて温かくなる絵でした。
とても、ファンタスティックなお話で、クリスマスの近づく頃に、ベッドで読んであげたくなりました。
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その世界を 希望をもって広げていきます
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投稿日:2010/01/16 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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表紙絵を見て、ぬけるような素敵な青い空にため息をついてしまいました。
そこに、頬をさすような冷たい空気を感じながら。
でも、見落としていました。
読後気づいたのですが、サンティアゴ(盆地)のスモッグや大気汚染のようすも描かれていることに。
アンデス高地は、南米の貧困地。
ミアの住む村、キャンプ・サン・フランシスコも大きな街と雪をかぶった高い山々の間の小さな集落。
廃材を組み立てたバラックのような家々。
生活の糧を求めるものは、皆をお腹いっぱいにしてくれそうもありません。
“しかし、ミアにとっては、そこがふるさとで、世界だった。”
の一文に目がいきました。
そうですね、子どもは生まれたところが自分の世界。
生きるエネルギーに満ちているミアの生活の様子が、貧しいことなど頓着せず、生き生きとしていて清々しささえ感じます。
その世界をミアは希望をもって広げていきます。
村の風景が、ミアの持ち帰った“希望の種”のおかげで美しく変わっていくページは感動です。
とてもさわやかな、エンディングでした。
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あり得ないことが絵本の中で実現
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投稿日:2010/01/15 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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親友ウィルバー・ロビンソンの家で過ごした愉快な一日を、主人公のぼくが紹介します。
のっけから大爆笑でした。
双子のおじさんの出迎え方。
クネクネという名のタコのお手伝いさん。
次のページで、息子は絶叫。
どんだけ広くて大きい家なんでしょう?
ちょうどその日は、ウィルバーのおじいちゃんの入れ歯とおじいちゃんの捜索をする事に…。
捜索しながらこの家をウィルバーとまわるぼく。
おじさんをはじめ家族の多いこと。
いったい何人で住んでいるんでしょう。
あり得ないことが全部、絵本の中で実現しちゃっているんです。
タイムマシーンに、宇宙旅行用のUFOみたいな乗り物まで。
とにかくスケールが違います。
息子は度肝を抜かれたようです。
おじいちゃんが見つかったかとおもうと、〈ウキウキ・カエル・バンド〉で指揮を。
なんと、そこにルイ・アームストロングやデューク・エリントンも加わっていて、母は、笑ってしまいました。
入れ歯のありかには、親子で声を引きつらせ笑ってしまいました。
まだ、息子と一緒に読みながら楽しめる絵本があったかと、ちょっと嬉しくなりました。
ウィルバーの「たいくつさせて、ごめん」の最後の一言に、ウィルバーの満足するロビンソン家も覗いてみたくなりました。
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癒し系と言うよりは、和まし系かな?
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投稿日:2010/01/13 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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息子が幼い頃は、さして気にも留めず一読して通り過ぎてしまった一冊です。
当時精神的に余裕がなかったのか、このユーモアを見過ごしてしまいました。
ポケットサイズ(本体価格680円+税)になったこの絵本に、先日書店で再会。
息子と、「懐かしいね〜。」と、開いてみたら笑えて笑えて。
絵だけジーッと見直して、また笑いがこみ上げてきます。
このサイズ良いかも。
ちょっと疲れているとき、お休み前にははが読むのにも。(軽い)
待ち時間の長くなりそうな、お出かけの時バッグに。(こっそり)
癒し系と言うよりは、和まし系かな?
ひとり、ニヤッとしている大人の方も多いのでは?
なんといっても、大阪ご出身の今江先生の訳が楽しい。
タイトルも原題の
『WHAT CAN A HIPPOPOTAMUS BE?』が、
『ぼちぼちいこか』になっちゃうんですから。
関西弁のかばくんの台詞が大人にもうけますね。
お子さんは、かばくんの「…になるつもり」が意外な結果になってしまう各ページの絵に笑っちゃうでしょうね。
この可愛いサイズの絵本を私のために、買いました。
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未来の人々の財産を消してはならない
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投稿日:2010/01/15 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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2003年のイラク戦争下、バスラの図書館員が蔵書の7割を自らの手で、避難させ守った実話。
ニューヨークタイムスがこれを取り上げ、絵本になりました。
町に戦火が。陣取っていた兵士も逃げ出し、本を守るために残ったのはアリア・ムハンマド・バクルさんという図書館員たった一人。
彼女はあきらめなかった。
自分たちの歴史と文化を守るために。
アリアさんはのぞみをすてなかった。
使命を感じた人は強い。
真っ直ぐ目標に向かい、
ぶれない。
揺るがない。
希望を持ち続けていたから。
戦争が終わるという。
人類の積み重ねてきた時間の中で、戦争という愚行のために、未来の人々の財産を我々が自らの手で、消してはならないと思いました。
アリアさんの様な尊い行いは難しいと思います。
ならば、「戦争」という結論の出し方を回避することに、我々の知恵を傾けていかなければならないと痛切に思いました。
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恐い物見たさ(笑)で
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投稿日:2010/01/14 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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『くもりときどきミートボール』のバレット夫妻の作品です。
恐い物見たさ(笑)で、今回はどんなお話だろうと手に取りました。
マクドナルドさんは、奥さんと古いアパートの管理人をしています。
生け垣のせいで一階のマクドナルドさんの部屋は薄暗く、光が入りません。
奥さんの大切にしていた、トマトのポットも元気がありません。
そこで、マクドナルドさんは、窓の前の生け垣を取り払いました。
すると、トマトは元気を取り戻し…。
ここから、マクドナルドさんの野菜作りに火がついて、とんでもない展開に…。
徹底して、のめり込むマクドナルドさんの姿が笑えます。
空き部屋にガーデニングをはじめた辺りで危ないなと思いましたが、
空き部屋の階下の様子に、やっぱりバレットワールドだと思いました。
白黒をベースの絵に、植物もとい作物だけ色を入れている各見開きが何か素敵です。
ラストページは、あり得ないけどいいなあ〜って、思っちゃいました。
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内なる強い欲求に突き動かされて…
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投稿日:2010/01/14 |
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県 男の子11歳
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サブタイトル「羊がかなえてくれた夢」と、表紙絵の荘厳な色調に、もしやと思い手に取りました。
やはり、ルネサンス絵画の先駆け的存在で、その後のルネサンス期の画家たちに多大な影響を与えたジョットのお話でした。
それまでの宗教画に見られなかった浮き彫り的な空間表現や、内面に迫る心理描写など革新的な様式を確立した画家です。
農夫の子ジョットが、イタリア絵画の創始者ともいえるチマブーエに見いだされるまでを中心としたお話です。
『この世でいちばんすばらしい馬』のハン・ガンを思い出しますが、どのような環境にいても、絵を描きたいという内なる強い欲求が、ジョットを突き動かしていた事が伝わってくる逸話でした。
この絵本はミラノ出身の夫婦の合作で、絵を担当した奥さんのビンバ・ランドマンさんの画風は、ジョットの時代を想起させる格調高いタッチと荘厳さの伝わってくるものでした。
読後息子は、「ジョット、ジョット〜♪」といって、私の書棚から画集を引き出し、眺めていました。
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