考えさせられる絵本
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投稿日:2009/10/24 |
ジュンイチさん 40代・パパ・東京都 男の子12歳、男の子6歳
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「たいせつなきみ」は、1997年に出版され全米で100万部を超え、七カ国語に翻訳されているベストセラー絵本。
日本語に1998年に訳されており、今回のはAnniversary Edition.
内容に変わりはなく、大きさが小さくなって一層大人向きになったという印象です。
表紙を見ると、ピノキオを想像させますが全くの別物。
舞台は、ウイミックスという木の小人達の村。
小人達は、エリという丘のてっぺんに住む彫刻家に彫られたもの。
そして、小人達は、お星さまシールとだめ印シールをくっつけあって暮らしているという設定なのですが、お星シールは文字通り良く出来ましたシールのこと。
小学校の時の採点のような言葉です。
主人公のパンチネロは、だめシールばかり貼られているのですが、シールを貼られていないルシアに出会い、エリに会うことにするのです。
パンチネロが、エリと会ってからの会話は、珠玉のフレーズが沢山登場してきます。
The more you trust my love,the less care about their stickers.
おまえがわたしのあいをしんじたなら、シールなんてどうでもよくなるんだよ。
というフレーズに全てのメッセージが集約されています。
誰しも、人からどう思われているかは気になるもの。
そう思われていると決めつけているのは、自分自身であること。
人から愛されていると知ったならば、気にならなくなるということ。
とても深く考えさせられる話で、自分自身を見直したいという気持ちになるととともに、子供達をもっと愛したいと思わせる絵本です。
本来は大人向きと思いますが、小さい子供が読む物語としてもそれなりに楽しめる絵本だと思います。
子供が理解するには時間がかかると思いますが、幅広い世代にわたって読んで欲しい名作です。
シリーズ化されていて、4作まで訳されているようなので、続きも読んでみたいと思います。
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有名になるって、大変だぁ。
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投稿日:2009/10/16 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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この絵本は図書館で借りてきたので、表紙がなく、作者についての詳しい説明はどこにも書いてありませんでしたが、これはきっと作者の初期の作品だと思います。
ヘルメの個性みたいなのは、要所要所にキラリと光っていますが、まだ粗削りといった感じを受けました。
ストーリーもオチも、ノホホ〜ンとしてお気楽なうさぎ達の描写も、
何ともいえず面白かったです。
そして一番印象的なのは、主人公のうさぎの名前!
「ハンス・カリポリカリ」インパクトありますよね〜。
このカリポリカリ、有名になりたいからといって、やることがとんでもないことばかり。
ところが、たまたま偶然が重なって、カリポリカリはスーパーうさぎとして、名を馳せたけど、
溺れたうさぎや、木の側で首の骨を折って死んでいる仲間のうさぎが続出したって、エピソードには笑っちゃいました。
最期のオチも、思わず「えって?」って、なります。
古い絵本ですが、損はさせません。お薦めです。
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カミカミです(汗)
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投稿日:2009/10/22 |
コロちゃんちのおばさんさん 30代・ママ・群馬県 10歳
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早口ことばが 難しいです。
でも、私がカミカミ 汗をかきかき読み聞かせているもあわせて、その場が和みました。
絵本の抜粋版より 歌舞伎の口上全文のほうが 面白いと思います。
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きにかかるはくちょうのこ
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投稿日:2009/10/20 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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心にしみる哀しい話です。
体の弱い子供と母親を置いて南に飛んで行ったお父さん。
子どもを守るために、山犬の犠牲になったお母さん。
悲しいけれども、自然の摂理かもしれません。
月の模様の中に白鳥が飛んでいると言ったお母さん。
お母さんが死んだあと、白鳥の住んでいた舟は湖に流され沈んでいきます。
月から飛び出た、お父さんお母さんが子供を迎えに来て…。
子どもには、姿を消した白鳥の子は飛んで行ったのだと思わせたいですが…。
この絵本、表には出ませんが「こうしのぼうけん」とカップリング。
書き直された「こうしのぼうけん」と読み比べると、絵本の話を考える上で非常に参考になると思います。
「つきとはくちょうのこ」も改訂版が出ているので、比べてみるのも参考になるかもしれません。
(事務局注:このレビューは1999年版に寄せられたものです。)
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よい子に読み聞かせ隊隊長
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投稿日:2009/10/18 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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志茂田景樹というと、独特のファッションと小説家としてしか知らなかったのですが、絵本を書き読み聞かせ運動を推進していると聞いて驚いたのですが、この「こうしのぼうけん」を読んで唸ったのです。
以前、「こうしのぼうけん」は「つきとはくちょうのこ」と言うタイトルのお話しと合冊で、絵も別の人が書いていました。
そのときの印象は、力が入りすぎているというか、子どもの感覚と違うなということ。
「※メートル」という表現が時折出てくるのですが、「子どもたちは右何メートルとかいちいち考えんだろう」とか川を渡るところなどは妙にオヤジ臭さを感じたりしたものです。
今回、この絵本はストーリーはそのままに、自分が気になったところが訂正されており、絵も自分で描いています。
本気になって読み聞かせをしているのだと痛感。
絵本作家ではなく、絵本の読み聞かせが好きなおじさんの作品だと思いました。
牧場から外に出たい近眼のウシ。
親切なすずめとずるがしこいカラスに導かれてする冒険。
はらはらするところもありますが楽しい絵本です。
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絵も凝っていて面白いし、テンポもいい!
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投稿日:2009/10/16 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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上の子と読みました。面白かったです。
最初の持主にとっては大したことのない帽子が、
退役軍人のベニトの頭に乗った時から、面白いくらいに彼に幸運をよこすようになる、不思議でとっても楽しいストーリーでした。
トミー・ウンゲラーのイラストは風刺漫画のような面白い構図で、1ページ1ページがとても凝っていました。
テンポよく進むストーリーも魅力的でした。
学校の読み語りで使ってみたい作品です。
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遠目からでも見やすい鮮やかな絵本
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投稿日:2009/10/16 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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うちの上の子は、「なかなか面白いね」と言っていました。
表紙にとてもインパクトがある鮮やかな絵本です。
バックの稲穂がいい感じです。
遠目からでも見やすい鮮やかな色彩の絵本で、文字も読みやすいので、
学校などの読み語りに使うには、なかなか使いやすいタイプではないかと思います。
ただ、せっかく見やすいいい絵本なので、
もう少し、ありきたりのパターン的なストーリーに、もっと個性が見られたら、ずっと評価は高くなると思いました。
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初々しさ全開
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投稿日:2009/10/17 |
蒼葉さん 10代以下・その他の方・群馬県
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絵本の良さは本当に色々あると思います。その良さ読む人や読む立場によって少しずつ違って見えるのではないでしょうか。
私はこのオオカミさんがとてもかわいいキャラとして描かれているところが非常に良いと思います。オオカミって肉食動物だから結構怖いイメージが定着していると思います。しかしこのオオカミさんは可愛いヤマネさんに恋するウブな男の子。読んでいるうちに思わず「がんばれ!」って応援してしまいます。
今までこんなオオカミが存在したのでしょうか。
可愛らしい女の子に心を奪われ、ぼんやりしてしまったり、本当はだれよりも会いに行きたいのに、恥ずかしくて会いにいけない。
ああ…初々しくてとっても可愛い。さばさばとしたかっこいいオオカミさんはどこへやら。
けれどもそんなオオカミさんだからこそ多くの人に愛されるのかもしれませんね。
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「いのち」をいただくことに感謝。
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投稿日:2009/10/16 |
西の魔女さん 40代・ママ・福岡県 女の子15歳、男の子11歳
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実話がもとになっている絵本です。
タイトルからも察しがつくと思いますが食育のお話です。
我が娘(高1)曰く「なまっちょろい食育絵本ではない」とか(笑)
実は私も 小学校で読めるかどうか迷い
読むとしても生半可な気持ちでは読めないな、と感じました。
(でも 既に息子の通う小学校では校長先生が
朝礼で読んで下さったようなので迷う必要はなくなりました。)
お話は 食肉加工センターで働く坂本さんを中心に進みます。
複雑な思いを抱えながらも家族の理解や支えが
坂本さんの気持ちを仕事へと向かわせます。
こういう職業は誤解や偏見を受けがちなのかもしれません。
読み進めながら この仕事の辛さを感じます。
食卓にのるお肉も
加工センターで働いてくれる人がいるからだと実感します。
また お話の後半では
家庭の事情で加工されることになった牛が出てきます。
幼い少女の居る家庭で飼われていた牛です。
こんな命も私達は知らず知らずのうちに口にしているのですね。
最後は涙がこぼれました。
本の中ほどにある佐藤剛史さん(監修を手掛けられた方です。) が
この本に寄せた文章も
子どもたちにぜひ知ってもらいたい内容です。
食卓にのる全ての食材に命を感じ
この命に私は生かされているんだ…と再認識しました。
「いただきます」「ごちそうさま」の言葉にも
今まで以上に感謝の気持ちが込められるようになりました。
子どもと一緒にこの絵本に出合えて良かったと感じています。
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カレーライスが本当に食べたくなります
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投稿日:2009/10/18 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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話がリズミカルで、読んでいるうちに本当にカレーライスが食べたくなります。
でも、この絵本の醍醐味は絵。
何故か忍者や、天狗や、お相撲さんやあれこれと気になる登場人物。
お店や貼られているチラシにも細かいワザが込められていて、絵の全体が気になるのです。
カレーってけっこうあやしげなところがあって、それがみんなを惹きつけるのかも。
読み終えてからも、絵のチェックを続けた父子でした。
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紹介していきたい本
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投稿日:2009/10/16 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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うちの上の子が、いま海外の国々にとても興味を持っているので、こんな絵本もあったのか〜、と図書館で探して借りてきました。
インドネシア、イタリア、アメリカの小学校のことを調べて教えてくれている写真絵本です。
(「たくさんのふしぎ傑作集」シリーズ)
特に興味を持っているイタリアの小学校が載っていたので、
食い入るように読んでいました。
が、小学生・中学生のみなさんが、この本を手にしたなら、
アメリカやイタリアの小学校より、
一番最初に紹介されているインドネシアの小学校のところをよく読んでほしいと、私は思います。
学校って、本来こういうところではないでしょうか?
作者も、インドネシアの部分には力を入れているみたいで、学校外の子ども達の姿をとても詳しく描かれていました。
表紙がいくらか地味で、いまの子どもたちはもしかすると、
自分からは手にしないタイプの本かもしれないので、
ぜひ、学校や図書館なので紹介してほしい1冊です。
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いい話なのに・・・
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投稿日:2009/10/17 |
SNOWDROPさん 40代・その他の方・山梨県
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イタコのばばさまは最初あまり善人に思えませんでした。
でも、失敗をして寝込んで落ち込んでいる時に食べ物を盗みに来たキツネにありったけをあげてしまう事から、優しい人だと思いました。
ばばさまと、ばばさまに感謝してじょうるりを聞かせたキツネがいっしょに暮らし、お互いを思いやる姿に心を打たれました。
きつねのこういう悲しいお話しって他にもありますよね。『ごんぎつね』のごん、『きつねのおきゃくさま』のきつね同様、助かって欲しかったです。
この絵はこの絵でとても感じが出ているのですが、今の子達は決して自分では手に取らない本だと思います。絵を見せながらの読みきかせにも不向きな気がします。もう少し今風の絵で描かれていたらと思い、残念です。
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20年前にかかれた環境問題絵本
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投稿日:2009/10/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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環境問題に対しての問題提起。
この絵本が20年前に書かれたことに驚きを感じます。
繁栄を目指して、大人たちは石油や石炭をエネルギーに変え、鉄をつかって工業化を進め、原子炉まで作って地球環境を破壊していきます。
空は汚れ、地面はコンクリートで被われ、地球が苦しくてたまりません。
大人たちに助けを求めても相手にされない地球は子どもたちに救いを求めます。
どうか、子どもたちにとって安心できる地球を取り戻して欲しい。
子どもたちの言葉に大人は耳を貸しません。
大人たちが地球に投げつける「子どもたちは、子どもたちでなんとかするさ」と言う言葉。
あまり書くと、大人が悪者になってしまいますが、大人たちが良かれと思ってやってきたことが環境破壊なんて、その歴史の中にいる自分にとって、善悪がひっくりかえっていくようで複雑な思い。
地球は、子どもたちを自分の中に導きいれて、荒廃していく社会から包み込みます。
大人たちは、探し回り、悲しみ、活動を止めてしまう。
そうすると、自然が戻ってきて、自分たちの過ちに気づくのです。
最後に、風力発電や、ソーラー発電が出てきます。
絵本の中で、大人たちは地球環境に理解を示します。
それが救い。
何よりも20年前に、現在を予測したかのような絵本。予測して書かれた絵本だからか絵は辛辣です。
ストーリーも少し固いかも知れません。
しかし、なにより現在に通じるし、これほど環境を考えさせてくれる本はないとおもうのです。
入手が難しいらしいのが残念です。
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絵がストーリーに深みをあたえています
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投稿日:2009/10/15 |
ヒラP21さん 50代・パパ・千葉県 男の子12歳
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たからものは、遠くではなく近くにあるという教訓?
大事なものを見つけるためには回り道も必要?
話はシンプルです。
アイザックが都に向かう道中、都から戻る道中、同じフレーズが繰り返され、話の本題をくっきりさせてくれます。
しかし、一見説教ぽくって単純な話を、シュルヴィッツの絵は成長過程の子どもに示唆を与えているようです。
絵を見ているとじっくりとこの本の言いたいことが染み込んできます。
楽しい話ではないので、低学年にはむりかな?
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時代を感じさせない面白い昔話
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投稿日:2009/10/16 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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この絵本のナビの紹介のページには、発行が1982年になっていましたが、私が図書館で見つけてきた第1版の発行は1974年となっていました。約50年近く前の作品ということがわかります。
たまたま図書館の検索で、ふと目についたので、借りてきたのですが、すごく面白い!
いかにも昔話らしい単純明快で、すっきりとまとまっているお話でした。
北彰介さんの文体のリズムも大変読みやすくていいのですが、山口晴温さんの鷲やエビや亀の絵は、とてもインパクトがあって、よかったです。
時代を全く感じさせないお話なので、ぜひ、いまの子たちにも紹介したいです。
うちの上の子は、何年か前に小学校の時の読み語りで聞いたことがあるけど、こんな話だったかな〜、ちょっと違ったような気がする。と、言いながら読んでいました。
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生を謳歌する。
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投稿日:2009/10/14 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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魚に食べられる、カエルの卵。
偶然逃れた4つの卵から孵った4匹のカエルのお話し。
とても仲良しのカエルたち。
彼らにも危険はたくさん!サギやカメに狙われますが、
毎日ゆかいに遊びます。
魚はカエルの卵を食べ。
サギやカメは魚やカエルを食べ。
カエルはトンボの卵を食べる。
自然の生き物は、いつも危険と隣り合わせ。
しかし、今生きていることを謳歌している4匹のゆかいなカエルです。
水辺のお話しらしく、寒色のみの絵が、その世界に引き込みます。
カエルたちの機敏な動きがリズミカルな訳で、ますますゆかいな気持ちになります。
初版は1964年!
色褪せない絵本です。
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わかちあい。
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投稿日:2009/10/14 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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森のそばで、ひとり貧しく暮らすマローンおばさん。
誰にも気にかけてもらえず、優しくされもしなかったのに、
寒い冬、次々訪れる弱った動物達に居場所を与えてやります。
食べ物も分けてやります。
「あんたの居場所くらい、ここにはあるよ」と。
アリーナ・ファージョンの美しく慈しみ深い詩。
そして見事な日本語訳は、声に出して読みたい独特のリズムです。
マローンおばさんは、自分の全てを動物達にわかちあい、
読むもの、聞くものにも大切なことを分けあたえてくれます。
この本を読み、佐藤初女さんを思いました。
アーディゾーニの多くも少なくもない絵が、
マローンおばさんの心をそのまま表現しているようです。
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ベストパートナーとの出会いを信じて。
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投稿日:2009/10/13 |
ちゅら。さん 40代・ママ・千葉県 男の子12歳
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ちいさなお人形のお話し。
持ち主の女の子は、お人形を気に入っていませんでした。
ですから無くなったことにも気付かず、探すこともしません。
スーパーマーケットの冷凍庫に落ちた、ちいさなお人形。
誰にも知られず、ひとりぼっちになってしまいました。
ある日、小さな女の子がお人形を発見します。
しかし「お店のものに触ってはいけない」いいつけを守り、
見つめるだけの女の子。
次に買い物に行く時、お人形にプレゼントを持っていきます。
温かな帽子とコートを縫って。
また次も、また次も・・・
女の子はお人形を思い、お人形も女の子を思う。
どちらも健気でとても可愛らしい!
もしひとりぼっちだと感じても、きっとあなたを必要としている人がいる。
あなたを見ていてくれる人は、どこかに必ずいる。
小さなお人形の喜びが、大きな安心を与えてくれる絵本です。
スーパーの冷凍庫の底を覗いてみたくなります。
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タクミの一言で…。
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投稿日:2009/10/10 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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シノダ!シリーズも、3巻目となりました。楽し〜い!!1〜3巻まで、一気に2日で読み終えました。子どもには先に読まれていますけど…。
今回はパパ側のおばあちゃんが登場します。
このおばあちゃん、姑さんがいるママが読んだら
「あぁ、いるいるこういう人」と、思うと思います。
お姑さんなら、こういうこと言うぞ〜。とか、って、実感しちゃうキャラクターです。
決して嫌味でない、優しいお嫁さん想いのお姑さんでも、
嫁は色々気を使うもんだし、
逆に、気が合うお嫁さんをもらっていても、
お姑さんもそばにいるときはお嫁さんに気を使いますよね〜。
そんなリアル感がすごく出ているんです。
(これは大人が読んだ時の感想)
さて、内容ですが、パパのおばあちゃんが登場した。
ということもあり、パパの子どもの頃の思い出の友達が、
物語の中で重要なキーになります。
相変わらず、シノダ家を引っかき回すママ側の親戚たちも容赦なくあらわれて、迷惑をかけていいきます。
バレそうでバレない彼らの際どい行動や発言にドキドキするユイ達と一緒になって、読み手の子ども達もドキドキを楽しめるんじゃないでしょうか。
3巻目は、読み終わって、心の奥にしっとりと優しさが残る内容でした。今回の縁の下の功労者は意外とタクミではないかな?と思いました。タクミのことばで、パパはとても救われたと思います。
次回4巻も、とても期待が高まります。
とても読みやすい話なので、たくさんの子ども達に読んでほしいです。
機会があったら、このシリーズもブックトークしてみたいです。
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ますます、止まらない!!
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投稿日:2009/10/09 |
てんぐざるさん 40代・ママ・埼玉県 女の子14歳、女の子9歳
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1巻より、リズムに乗っていて面白かったです。
夜叉丸おじさんはますます羽目をはずして、シノダ家に迷惑掛けまくっているのに、そんなのお構いなしに「自分第一」だし。
ここまで、自分本位な人、ホントにキャラが立っていて、見ている分には面白いです。台風の目ですね。
夜叉丸おじさんのバカげた行動が大きな原因となって、ユイ、タクミ、モエのきょうだいたちは、今回も巻き込まれ、今度は開かずのタンスから異世界に飛ばされてしまいます。
そこには人を石にしてしまう大蛇がいたり、霧の中から出られない男の人がいたり…。
「タンスから兄弟がい世界に飛ばされる」って、これ今気がつきましたが「ナルニア国物語」と似てますね。
でも、行った先の出来事とか、出てくるキャラクターが全く違うので、今まで気づきませんでした。
この巻ではモエが可愛いです。秘めたるキツネの力を発揮するモエ。物語のキーマンです。
「チビ竜」の巻の感想にも書きましたが、読みだしたら止まらない!
とても面白いシノダ家の事件に、みなさんも巻き込まれてみてください。
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