美しい!
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投稿日:2024/12/28 |
あんじゅじゅさん 50代・その他の方・高知県
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美しい表紙にひかれて読んでみました。世界の織物の歴史が、リズミカルな文章でつづられているので、読みやすいです。そして、やっぱり、目をひくのは挿絵の美しさ。赤と青が印象的で、目をうばわれました。「シュットン シュットン シュットントン」が耳に残ります。
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社会派!ゾロリ
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投稿日:2024/12/28 |
渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方・東京都
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子分を人質にとられたゾロリが、金貨を取り戻すために大冒険するお話。
2008年刊行。エコな都市をつくると言いつつも、実態は親族との癒着と利益の独占、的外れな目くらましで市民を騙して私腹を肥やしている行政。それと対決する市民たち。
子ども向けのギャグ漫画とは思えない設定で、泥棒一家ゾロリに大冒険させる作者のセンスが素晴らしい。
「誰も使用しない建物」を4つも作るという、凄まじさが笑える。行政関係に知り合いは皆無だが、世間の目はそんなところだと私も思う。
お話自体は、ハラハラドキドキの楽しい展開だが、
お話の本筋とは関係なさげな背景や、設定などに、作者が声を大にして言いたいことが全面的に描かれている気がした。
大人になると、素直に物語を楽しむよりも、作家の意図を探る面白さに目覚めて、斜めに物事をとらえてしまうなあ。
と言いつつも、面白かった。
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佐竹美保さんの詩画集のような雅
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投稿日:2025/01/06 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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丹精に描かれた1ページ1ページの絵に引き止められてしまいました。
「魔女の宅急便」や数々のSFファンタジーの挿絵を担当された佐竹美保さんの並々ならぬ渾身の絵だからでしょうか。
この絵本に関しては、絵を楽しみつつ文章を味わって良い作品だと思います。
文章を書かれたのが、高岡市万葉歴史館という万葉集の博物館だからです。
佐竹美保さんの絵に託して、大伴家持が越中富山で詠んだ歌と、その姿を伝えようとして手がけた絵本だからです。
見事な結実です。
日ごろ馴染みのない万葉集の歌と、その時代に思いをはせる空間がありました。
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【再投稿】あなたはあなたのままで良い
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投稿日:2025/01/06 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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孤独を感じたとき、自信を失ったとき、心を支えてくれるようなお話です。
いじめにあい、引きこもりであった少年が、おじいさんの一言で自分の生き方を見つけました。
「お前はお前のままで良いんだ。自分の好きな事を試してごらん。」
その一言で、それまで何事にも消極的だった少年が、心の扉を開いたのです。
少年は人々の中に入っていける青年になり、興味のあったテレビ業界に就職します。
そして、自らの経験を活かして、子どもたちに語りかける番組製作にまで取り組むことになりました。
「ロジャースさんのご近所さん」 という外国の放送番組は知りませんが、身近な人々と触れ合うという素朴な第一歩から、自己肯定感が生まれるのだということを教えられました。
自分を好きになる方法、人とご近所さんになる方法を子どもたちに伝えるようになったのです。
お互いに自分が自分のままで良いのだという自己肯定、人はその人のままで良いのだという人の存在肯定ができることが大事なのだとも教えられました。
誰でもできることだから、心がけたいと思います。
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ぬいぐるみたちのつぶやき
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投稿日:2025/01/05 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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のぶちゃんのように自由奔放な子って確かにいますね。
思い立ったら自分の思い通りに行動する子、人の気持ちをあまり考えない子、人とのコミュニケーションが苦手な子。
こう思うと、のぶちゃんは障がい児かも知れません。
おもちゃのぬいぐるみも大変です。
家出してきたぬいぐるみの気持ちもよくわかります。
でも、結果オーライで良かったですね。
のぶちゃんの家のぬいぐるみたち、頑張れ。
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三橋節子さんの思いをこめた絵本
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投稿日:2025/01/04 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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三橋節子さんが、絵本作家でもある画家鈴木靖将さんの奥さんだったというところからこの絵本を鑑賞しました。
ガンのため早逝された三橋さんが、自分の生命が長くない事を知って、子どものために残したのがこの絵本だそうです。
そう考えると、雷を退治しようとしたくさまおに、三橋さんの思いが込められているように感じます。
わが子に雷が落ちないように願ったのです。
それでも、雷を引き寄せる雷獣を捕まえながら、この村に雷を落とさないことを約束させて逃がしてやります。
命の尊さを痛感してのことだったのでしょう。
画家であった三橋さんが手がけた絵本であり、動画なので独特な世界をも感じる絵本でした。
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死を考える
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投稿日:2025/01/04 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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様々な色の風船を一人一人の命に見立てて、死について考える絵本です。
誰にもいずれは訪れる死ですが、幸せな死を迎えたいと祈りをこめて、様々なことを考えさせられました。
むらさきの風船はあまりでてこないので、人の死を考える絵本かも知れません。
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飼い主に寄せる愛を感じました
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投稿日:2025/01/03 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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飼い主の亡くなった後に、黒犬のラブラドール・レトリバーの毛色が白く変わったという実話に、驚きを感じました。
それだけ犬の心は飼い主に寄り添っていたのでしょうか。
生後まもなく黒犬ソニアは家族になり、いつからか世話係はお父さんになりました。
そして雨の日も雪の日も、疲れていても、ふたりは長い散歩をしてくるという所に、ふたりの時間の重さと心の結びつきを感じました。
お互いになくてはならない関係だったのですね。
そんなお父さんが病気で入退院を繰り返すようになって、ソニアは散歩を催促するのではなく、静かに寄り添うようになったといいます。
このソニアの純粋な思いやりには、人間以上の清しさを感じました。
お父さんは2003年に亡くなり、ソニアは2013年に没したということです。
最愛の飼い主を喪ってから、ソニアはどのように生きたのでしょうか。
大半のページを黒白のモノトーンで通した絵本です。
絵の構図や、切り取り方に、ソニアと飼い主の心が描かれています。
もっと詳しいことが知りたくなりました。
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レイモンド・ブリッグズの両親
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投稿日:2025/01/02 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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レイモンド・ブリッグズの両親のお話です。
ブリッグズの小さなコマ割りは、どちらかというと苦手なのですが、全ページを通しての凝縮感に吸い込まれてしまいました。
あの第2次世界大戦を乗り越えた親の暮らしは、決してラブロマンスではありませんでした。
でも、日常生活のゴタゴタの中でとても微笑ましい結びつきが、ブリッグズから見た両親への愛も感じさせました。
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可燃ごみはどこへ行く
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投稿日:2024/12/31 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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家から当たり前のように出される可燃ごみの行き先を、おおよそは知っているつもりでした。
燃やすことで発生する熱で温水プールが運営されたり、蒸気発電に使われたり、ごみを燃やすことと利用する取組みも理解できます。
でも、ごみを燃やすためにどれだけの作業があって、焼却炉の負荷がいかほどのものかを実感することはありません。
ごみ処理施設が決して魔法の場所ではないことを実感しました。
まして、焼却灰がどうなるのかということには考えが及んでいませんでした。
一部はセメントに使用されるそうですが、大半が埋立処理場で埋め立てられていることを知りました。
そのような受け皿のない自治体ではどうしているのでしょうか。
処理場にしても埋め立てられる限界があるそうです。
要は問題解決を先送りにしていることに思い至ります。
持続可能な社会を考える上で、さまつなことの負担がどんなものなのか、考える必要を感じました。
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家の中のもののけたち
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投稿日:2024/12/31 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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家の中にある家具や道具たちは、日ごろ粗雑に扱われていることを恨めしく思っているのでしょうか。
もののけとなって、もののけ食堂ではやけ食いの様子です。
日ごろの不満があふれ出たような食べっぷりに、それぞれの大切さを見直しました。
ナンセンス絵本ですが、けっこうあくの強いブラックさを感じます。
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イスもイヌも大切にしよう
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投稿日:2024/12/31 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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イスとイヌの違いを考察した本です。
悪ふざけかと思ったらけっこう奥が深いです。
これだけ共通しているポイントを見つけること、似たようなポイントを見つけるためには、様々な角度から観察すること、連想する力が必要でしょう。
ものの見方のお勉強本だと感じました。
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赤い灯台の歴史
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投稿日:2024/12/31 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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愛媛県今治に実在する赤い灯台の歴史を語る絵本です。
赤坂三好さんが版画で骨太に描いているので、とても存在感があります。
灯台が作られた経緯と苦労を見ると、その灯台に込められた思いがひしひしと伝わってきました。
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ストレート
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投稿日:2024/12/30 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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幼児が愛の告白だなんて、ドギマギしてしまうお話です。
無邪気というかませているというか、ぎこちないところが可愛いと思いました。
絵を見ているといろいろと遊びが入っているので、くすぐったさとは別に楽しみがありました。
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原爆と被差別
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投稿日:2024/12/30 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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被差別部落出身の中村由一さんから発せられた、生々しい実体験に心震えました。
長崎原爆を被災して、生き残ることができた少年についたあだ名が、何とも言えません。
脱毛した頭を「ハゲ」と呼ばれ、頭髪が生えてきたら「カッパ」と呼ばれ、次には「ゲンバク」と呼ばれたのです。
しかも、担任の教員が自ら中村さんをそう呼んでいた事をおぞましいとまで感じました。
小学校の卒業式にだけ、保護者や来賓を意識して、聞き慣れない本名を呼ばれた事をどのように考えれば良いでしょうか。
同級生に卒業証書を破かれようとしたことを、どう考えれば良いでしょうか。
中村さんが被差別部落出身だったと語られた時に、多くの疑問が妙に連鎖しました。
靴職人が、被差別者の職業であったなどとは推測できなかったのです。
私は小学校低学年の時に長崎の佐世保で暮らした事があり、住んでいた側の河の対岸に被差別部落があったことを妙に覚えています。
閉鎖的な別社会で、差別され蔑まされた人たちが隔離的に生きていた事を、今更ながら重く受け止めました。
ちょっとしたきっかけで辿り着いた本ですが、当事者の肉声の重さを感じ、自分の中にもある差別意識をとても恥ずかしく感じました。
児童書として、子どもたちに伝えながら、大人も内省しなければいけないことを痛感します。
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気の弱い悪い海賊
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投稿日:2024/12/30 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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一人暮らししている気の強い小さな女の家に、悪い海賊がやってきました。
どうなることかと思ったら、この海賊は気が弱くて悪いのは人相だけのような感じです。
佐竹美保さんの絵と、思いがけないラブコメにうっとりしてしまいました。
幸せいっぱいの家族には、嵐も荒波も無縁のようです。
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中国の十二支
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投稿日:2024/12/29 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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世界にはいろんな十二支があるそうですが、中国の十二支は日本とほとんど一緒なので、不思議な感覚で読みました。
まさかのネコが語る十二支物語というのもユニークです。
干支には入れなくても、人間の側にいるのが1番幸せなのがネコでしょうか。
イノシシがブタとなっていることに、とても異質感があります。
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前編を受けて
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投稿日:2024/12/28 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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「じごくのそうべえ」の紙芝居が出たということで、飛びつきました。
紙芝居の前編を受けて、後半は内容の展開が目まぐるしくなります。
このドタバタを演じるのは、前編以上に難しく感じています。
田島征彦さんの絵のあくの強さを演じられるように練習したいと思います。
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楽しいけれど演じるのが難しい紙芝居
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投稿日:2024/12/28 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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「じごくのそうべえ」が紙芝居になったということで、飛びついたのですが、思いのほか演じることにハードルの高さを感じています。
登場人物を分けて面白おかしく演じること、関西弁を使うこと、絵本で読み聞かせしていた時は、文字に助けられていたことを痛感しました。
とはいえ、なんとか楽しく演じたいと練習したいと思っています。
先ずは、前編で飽きられてしまわぬように力を入れていきましょう。
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汚染土の積まれる山
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投稿日:2024/12/28 |
ヒラP21さん 70代以上・その他の方・千葉県
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東日本大震災によって生まれた放射能による汚染土を一人称にした絵本です。
ビニールで包みこまれ積まれた土は、もう土としての自然活動はできないのです。
ただ、包みこまれたまま環境を見守るしかできないのです。
それとともに、山は自らは動けないのだという「あたりまえ」が、災害の前では動かされてしまうことも感じました。
どう捉えて良いのかについては、山からの問題提起になるのでしょうか。
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