うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)
お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!
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担当編集者の黒田さんと真剣にチェックしているのは、絵本ナビ編集長の磯崎。なんと、2冊目の著書となる『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)が発売されることになったのです。
作業も大詰め。本文の最終校正を確認しています。この本のテーマは「絵本と年齢」。0歳から大人まで、その年齢でしか味わえない絵本の楽しみ方を語った内容になっているので、当然、本文中にはたくさんの絵本が登場するのです。文章だけでなく、掲載されている絵本の表紙のチェックも行います。
……でも実はこの時、磯崎の心の中はかなりザワザワしています。なぜかといえば、今日はじめて、絵本の表紙と表紙カバーの刷り見本に対面するからなのです。装画・装幀を担当してくださったのは、(絵本ナビでもおなじみ)絵本作家・三浦太郎さん! 可愛いイラストはもちろんのこと、思いきった色を使ってのデザイン。どんな印象になっているのか、ちょっぴり緊張します。そして、いよいよ。
感動の瞬間です! なんて鮮やか!! これは想像以上です。声が出てます。
表紙のイラストも、データ上の色と印刷したものと、こんなにも変わります。
そして、印刷する紙質によっても色味の印象が全然ちがってきます。デザインってすごい……。
2種類の紙で刷った表紙カバーを並べて、実際に店頭に並んだ時にどちらがよく見えるのか比べてみます。なんて楽しい作業なのでしょう。
どうやらこちらが気に入った様子。
さらに表紙カバーだけでなく、帯やタイトル、写真のページなども出来上がってきています。ここまでくれば、もうあと一息。今日の確認内容をもとに、もう一度編集者さんとデザイナーさんが手を尽くしてくださいます。
次にほるぷ出版を訪れる時は「見本品」が出来上がる時。その時の様子もこちらでご報告させていただきます。お楽しみに。
出版社からの内容紹介
「子どもはどんなふうに絵本を読んでいるんだろう?」
絵本ナビ編集長・磯崎園子が、その年齢にしか味わえない「絵本の楽しみ方」を紹介。赤ちゃんから大人まで、絵本と年齢の関係についてわかりやすく解き明かします。
赤ちゃんは宇宙人!?〈0歳と絵本〉/何かを言おうとしている〈1歳と絵本〉/たくましくって、奥深い〈2歳と絵本〉/空想と現実が溶け合って〈3歳と絵本・前編〉/自分と相手が同時に見えてくる〈3歳と絵本・後編〉/自分の感情をもてあます〈4歳と絵本・前編〉/彼らは小さな探求者〈4歳と絵本・後編〉/でも、どこかで信じている〈5歳と絵本〉/あの子は、私。〈6歳以上と絵本〉/大人だってわかっていない〈大人と絵本〉/子どもみたいに絵本を読む〈続・大人と絵本〉など。(本書「もくじ」より一部抜粋)
本書のタイトルである「『はじめて』という言葉には、生まれてはじめて絵本を目にする赤ちゃんはもちろんのこと、はじめての育児に向き合おうとしている方、さらにはじめての絵本を読む瞬間の喜びを感じる全ての読者の方へ向けて、という意味も込められています。今まさにどんな絵本を選ぼうか迷っている方から、絵本の世界をもっと深く知りたいと思っている方まで、広くこの本を手にとっていただけたら嬉しいです。」(本書「はじめに」より一部抜粋)
絵本と子どもの関わりを長年観察してきた著者ならではの気付きや発見は、一度は「子どもに絵本を」と意気込んだものの、いつの間にか「絵本離れ」をしてしまった人の背中をも力強く後押しします。本書を読めば、絵本がもっと楽しくなる!子どもがもっと愛おしくなる!さあ、あなたも絵本を探しにいきませんか。
装幀・絵は三浦太郎さん。ロングセラーから新刊まで約180点の書籍をオールカラーで収録。選書リスト・コラム・本書のための書きおろし原稿を加えた充実の一冊です。年齢ですぐに開ける便利なインデックス付き。「子どもの本」の人気連載「絵本と年齢をあれこれ考える」の待望の単行本化。
この書籍を作った人
1974年、愛知県生まれ。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」編集長として、絵本の紹介やコンテンツページの企画制作・インタビューなどを行っている。大手書店の絵本担当という前職の経験と自身の子育て経験をいかし、絵本ナビのサイト内だけでなく新聞・雑誌・インターネット等の各種メディアで「子育て」「絵本」をキーワードとした情報を発信している。著書に『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(ともに玄光社)がある。