日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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絵本紹介
2023.12.14
みどころ
あめを なめると しあわせな きもち。
だから みんなにも あげたくて 「あめちゃん どうぞ」と おすそわけ。
そんな主人公は、なんと、あめちゃん本人! だからこそ、説得力があります。
公園でおともだちのぽてっち、チヨコちゃん、すこんぶくんがけんかしていても、この一声でみんなニコニコ。さらには、遠足で出かけた山のてっぺんで、へとへとの登山客も元気いっぱいに!このパワーが魅力です。
でも、それだけでは収まらないのがみどころです。あめちゃんは全部のあめを配ってしまい、ヘトヘトで帰宅しますが、意外な来客が次々と……。「あめちゃん どうぞ」がみんなの「ありがとう」を運んできて、素敵な光景が広がります。おすそわけの連鎖をたっぷり体感できます。
たけがみたえさんの版画絵は、あめちゃんやお菓子たちという独特のキャラクター、動物たちをユニークに表現しています。カラフルな色彩と合わせて、美味しい幸せを召し上がれ!
この書籍を作った人
1986年東京都生まれ。和光大学表現学部芸術学科卒業。2007年に長野で牛にかこまれたときの衝撃から、生き物と目があった瞬間の「見たら見られた」をテーマに木版画を制作している。個展、グループ展での発表も多数。2017年『マンボウひまな日』(絵本館)で絵本作家デビュー。主な作品に『みたらみられた』(アリス館)、『あめちゃん』『きょうは泣き虫』(以上、好学社)、『うみのあじ』(あかね書房)、『だんだん だんだん』(ひさかたチャイルド)がある。
素敵なあめちゃん
まさか、主人公があめちゃんとはびっくりです! 「あめちゃん どうぞ」と、みんなにあめをおすそわけする優しいあめちゃん。そして、いざとなったら行動力がすごい! とっさの時に人のために動ける、あめちゃんがとっても素敵です! こうありたい! そのやさしい気持ちが、まわりにつたわっていくんだろうな、と思いました。心あたたまる物語にほっこりです。そして、カラフルな絵も素敵です。版画のあたたかみに魅了されました。特に食べ物とか美味しそう! 元気になるような絵本なので、子どもだけでなく、大人にも良さそう。あめと一緒にプレゼントしたいです。
(あんじゅじゅさん)
「どうぞ」の優しさが広がる
4歳と3歳の娘に読みました。 あめちゃんはけんかしているお友達や元気のない人たちにあめちゃんを「どうぞ」していきます。そんなあめちゃんにみんなもいろいろなお返しをしてくれる、「どうぞ」の優しさがどんどん広がっていく暖かい気持ちになるお話です。 なかなかお互いに「どうぞ」ができないお年頃の娘たちですが、絵本を読み終わった後は何だか嬉しそうにニコニコしていました。
(のののままさん)
ブランニュープラチナブックとは……?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
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