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絵本紹介
2024.01.19
赤ちゃん絵本を卒業する3歳頃は「読み聞かせの黄金期」と言われ、脳の発達にともない、たくさんのことを吸収する時期。言葉の音に親しみ、現実と空想が溶け合うなかで、しっかりと絵本の世界にも入っていける。やわらかい頭で素直に受け入れる力が強い今こそ、たくさん絵本を読んであげたいですね。
友だちの的外れなお手伝いに思わず笑っちゃう『ぶたくんの とどかない とどかない』、犬が好きなのに犬になれないジレンマを抱えた『トーストちゃん』。まるで登場人物になったように楽しめるおはなしです。また、『かぜひきさんの おやくそくだもの』のように、集団生活で必要な約束も、絵本を入り口にすると受け入れやすいかも。この時期に触れたい英語の本としては、日本語訳も大人気の『英日CD付 英語絵本 ねえ、どれがいい? Would you rather…』がいちおし。ユーモアあふれるかけ合いを通じて、自然と英語に親しめます。
どんな絵本を読んでも、スポンジが水を吸うように吸収してくれる子どもたち。この時期を逃さず、いろんな味わいの絵本を読み聞かせに取り入れてみてくださいね。
みどころ
「はっ はっ はぁーっ… はくしょーん!」
おや?! ばななくん、鼻水が出ています。お熱もあるよう。お友だちのりんごくんやあおりんごちゃんたちも心配しています。
熱が高かったので、ばななくんはお医者さんに行くことにしました。お医者さんはばななくんの体の音を聞いたり、口の中を見てのどが元気かどうかを見てくれます。
お子さんが具合が悪いとき、お医者さんに行くのをぐずったりすることありますよね。何をされるんだろう?!とこわい気持ちになるのかもしれません。この絵本では、お医者さんが何のために、どんなことをしてくれるのかをやさしく教えてくれます。
ばななくんは、どうやら風邪をひいてしまったよう。「おうちでゆっくりやすんでね」と、お医者さんはお薬を出してくれました。ほっとしたばななくん。「ぼく おいしゃさんにいってきたから もう あそべるよー」とみんなのもとへかけ寄りますが……。
大好評『おさんぽの おやくそくだもの』『いただきますの おやくそくだもの』に続く、おやくそく絵本第3弾。かわいいくだものたちが「おやくそく」を楽しく伝える、乳幼児向けの生活絵本です。今回は、具合が悪い時にどうしたらよいかが学べます。早く元気になるためのおやくそくを守れたら、おうちの方も安心ですね。
この書籍を作った人
絵本作家。1978年生まれ、埼玉県出身。武蔵野美術短期大学卒業。主な絵本に、『ごめんやさい』『おしえてくやさーい』(おやさい生活えほんシリーズ/ひかりのくに)、『おさんぽのおやくそくだもの』(文・きだにやすのり/あかね書房)、『おせちいっかのおしょうがつ』(佼成出版社)、『なっとうぼうや』(学研プラス)、『ごはんのとも』(文・苅田澄子/アリス館)、『おだんごねこさま』(文・令丈ヒロ子/岩崎書店)、『いちごサンタ』(文・大塚健太/kodomoe2021年12月号付録絵本)など。食べ物と子育てをテーマにしたユーモアあふれる絵本を描いている。
出版社からの内容紹介
背中がかゆい、ぶたくん。でも、手がとどかない! ぞうさんやきりんさん、かめさんも手伝ってくれるけど、ちがうちがう、そうじゃない! そこへ、なまけものくんがやってきて…!? ぶたくんの表情や動きがかわいい、ユーモア絵本。
この書籍を作った人
武蔵野美術短期大学デザイン科卒業。グラフィックデザイナーを経て、絵本づくりを始める。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選(2000年〜2002年)。第5回ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞。作品に『とりかえっこ とりかえっこ』『とらんぽりん ぽーん』『でんぐり ごろりん』『おつきさまは まあるくなくっちゃ!』『おおきいの ちいさいの』『おばあちゃんスプーン』『ぶたくんの とどかない とどかない』『こぐまくん、ないしょだよ』(大日本図書)、『ケッセラセラいちざ』(フレーベル館)、『ちょきちょきブロッコリーさん』(PHP研究所)、『かきごおり おまちどおさま』(WAVE出版)などがある。
出版社からの内容紹介
イギリスの有名絵本作家ジョン・バーニンガムの作品。
たくさんの質問で究極の選択を迫り、読むだけで会話が弾み、子どもの想像力が搔き立てられる作品です。子どもも大人も楽しめるので、ご家庭はもちろん、学校での読み聞かせ教材にも最適です。
日本語訳:まつかわ まゆみ (翻訳家)
日本語語り:黒川 芽以(女優)
英語語り :Nadia Mckechnie (英国ロンドン出身 ナレーター)
音楽:野見祐二(作曲家 スタジオジブリ「耳をすませば」など)
この書籍を作った人
1936年イギリスのサリー州に生まれる。若いころは、兵役を拒否し、さまざまな仕事をしながら世界中をまわった。その後、ロンドンにある美術学校に通いながらイラストの勉強をし、ポスターなどを描いていたが、はじめて手がけた絵本『ボルカはねなしガチョウのぼうけん』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、絵本作家として鮮烈にデビューした。その後『ガンピーさんのふなあそび』で再度受賞し、この賞を2度受賞したはじめてのイラストレーターとなる。『ガンピーさんのドライブ』『おじいちゃん』『ねんころりん』『旅するベッド』『エドワルド せかいでいちばんおぞましいおとこのこ』など多数の作品を発表しており、いま、世界で最も注目されている絵本作家のひとり。夫人は著名な絵本作家であるヘレン・オクセンバリー。
この書籍を作った人
翻訳家。英米の絵本・物語を手がける。おもな訳書に『魔女学校の一年生』『まいごのまいごのアルフィーくん』『アンナの赤いオーバー』『ねえ、どれがいい?』『コロちゃんはどこ?』『せかいのひとびと』など多数。
出版社からの内容紹介
このこはいぬ? パン? それとも……!?
いぬが大好きで、いぬになりたがっているトーストちゃん。でも、足は4本ではなくて、腕が2本に足が2本。犬小屋ではなくてトースターでねむります。犬にあるふわふわやすべすべの毛皮もありません。
だって、トーストちゃんは……パンだから!!
ある日、トーストちゃんは一大決心! 犬たちが遊んでいる仲間に入れてもらおうと、公園に行きます。ところが、一緒にあそぶどころか、犬たちはトーストちゃんを追いかけまわし、「おいしそう」と言わんばかり。困ったところを助けてくれたのは、犬アレルギーの女の子で――。
トーストちゃんはいぬになれるでしょうか。それとも、もっとすてきな何かに!?
この書籍を作った人
翻訳家。英米の絵本・物語を手がける。おもな訳書に『魔女学校の一年生』『まいごのまいごのアルフィーくん』『アンナの赤いオーバー』『ねえ、どれがいい?』『コロちゃんはどこ?』『せかいのひとびと』など多数。
文/栗田奈緒子 編集/木村春子