2012.04.26
第1回 “じっちょりん” 秋バージョン進行中!?
昨年5月に刊行されてから、密かに人気を集めている『じっちょりんのあるくみち』。
初めてこのお話を見たときから、私はすっかりこのじっちょりんの魅力に参ってしまった。
コンクリートの間に「あなたたちどーしてここに生えちゃったの?」と問いたくなるように咲いている小さな名も知らぬ花たちは、本当にこうやってじっちょりんが植えていたのかもと思ってしまった。
このお話を見てから、道端に生えている小さな草花たちの名前が気になるようになってしまったし、会社帰りに急いで歩いている道でも、ついつい足元の草花が気になってしまうようになってしまった。
これってじっちょりんの魔術?(ってほど大げさなものではないのかもしれないけど・・・)
でも、この『じっちょりんのあるくみち』を読んでくれた読者の方達が、こうして道端を歩くのが楽しくなると良いなぁと、そんな風に思いながらこの絵本を送り出した。
この『じっちょりんのあるくみち』はじっちょりんの春のお話。
そうなると、他の季節のじっちょりんはどんな感じなんだろう?
じっちょりんはこの家族だけなのだろうか?! 等々気になることばかり。
そこで、かとうさんに「じっちょりんの、他の季節のお話が見てみたいです」とお願いしてみた。かとうさんは優しい笑みと共に、「考えてみますね」と言ってくださった。
で、今日は、そのリクエストに応えて、かとうさんが考えてくれた次回以降の構想を見せてくれる打ち合わせの第一回。
場所は、かとうさんをデビューに導いてくれた、あとさき塾の講師であり、フリーの絵本編集者であり、絵本専門店「トムズボックス」の店主の土井章史さんの事務所。
狭い机を囲んでB4の紙いっぱいに書かれた、かとうさんのかわいらしい文字でいっぱいの『じっちょりんのあるくみち』―試案― を拝見!
季節に分けて、草花の名前や、キーワードがぎっしり書いてある。
その他にも楽しいアイディアがあれやこれやたっぷり!
次回作は、秋のじっちょりんのお話にすることに決定。
これは、前作とはまたちがった楽しい絵本になりそうだぞ。
かとうさんの試案メモ(一部)は、こんな感じ ↓
編集担当 ゆりっちょりん