2015年11月から2016年10月までに刊行された絵本・児童書の中から、
ご協賛いただいた各出版社イチオシの作品を紹介!あなたの気になる、好きな作品はありましたか?
今年は、みなさんから応援コメントを大募集いたします。絵本とともに、2016年を振り返ってみませんか?
ふと見あげた空にまるい月。
作: 荒井 良二
夕暮れの公園で、乳母車の中から赤ちゃんが空を見ています。東の空から、まんまるい月がのぼってきました。バレエの練習から帰る女の子や、新しい運動靴を買った男の子、仕事が終わった洋裁店の親子や、ギターの練習をしている人、夕食のかたづけをするおじいさんとおばあさん。町に暮らす人たちも、ふと見あげた空にまるい月をみつけます。公園にあつまった猫たち、山にいる熊の親子、海でジャンプするクジラの上にも、まるい月が輝いています。それぞれの人が暮らす、それぞれの場所に、やさしい光がふりそそぐ夜。町の公園では、にぎやかなお祭りがはじまりました。
寄せられたコメント
2コメント
#えほん祭2016 じぶんを見上げるたくさんの瞳。おつきさまは、どんな気持ちで見ているのかなって思いました。絵もお話も、いつもと少し違う雰囲気。でも、やっぱり素敵です。荒井さんのちがう一面を見た気がしました。
しゅうくりぃむさん
#えほん祭2016 とても明るい、夜の絵本です。おやすみなさいの絵本に読みました。読んでほっ と落ち着くような気がしました。赤ちゃんにも、女の子にも、おじいちゃんにも、それぞれに、ささやかなごほうびのようなあたたかさがありました。今日の月は、と空を見上げてしまう絵本でした。
ciciさん