ベルギーから来た、美しい色彩の絵本です。飛行機が大好きなフェリックスは、相棒のクマくんといっしょに、空の散歩に出発します。ふだん見慣れているものを、空からみるとどんなふうに見えるでしょうか? 空から見た景色(コープマンの抽象画)と人や建物のイラスト(コーレの具象画)の組み合わせが絶妙です。抽象的に描かれた風景の中に隠された人や建物(具象的なイラスト)をさがしていくうちに、ものごとを別の視点から見る能力が身につくよう工夫されています。作家であり教育者でもあるマーイケならではのアイデアです。 各ページに折込のあるぜいたくな作りです。お子さまの情操教育に、お知り合いへのプレゼントに最適の絵本と確信しております
この本を読ませて頂いて、とても感動しました。これは空の散歩の魅力を伝えてくれます。私は昔から高い所から、外界を眺めながら、様々なことを考えるのが大好きでした。だから空の散歩はひじょうに関心がありました。この本は空の散歩を通して町に出会うわけですが、これまでとは違った角度で物を見ることで、思考がひじょうに柔軟になると思いました。素晴らしいお話だと思います。
(水口栄一さん 60代・その他の方 )
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