うわぁ…。 ページを開いてすぐに、思わず声をあげてしまう。 だってこの図鑑の生きものたちは、本当に美しいのです。
まず微生物のページを開いてハッと息をのみます。 ヨーグルトづくりにも使われる菌ラクトバチルス・アシドフィラスは目にまぶしいビビッドなピンク。植物や動物の成長を助けるニトロバクターはブルーの水玉模様。 この世で一番小さい生物のバクテリアって、こんなに色鮮やかな世界だったのか。 金色に輝く傘と繊細な触手が美しいパシフィックネートルは、実は肉食のクラゲ。ウミガメを食べてしまうハンターの顔は想像もつかないけれど。 のんびりとページをめくっていると、ゾクっとする場面にも遭遇します。 蝶つがいのような葉の間からこちらを静かに見つめているのは、ハエ。食虫植物ハエジゴクの罠にはまった彼は何を訴えている?それともこれは諦めの表情? 美しくもあり、残酷でもある。 そんな生きものたちのリアルな姿を、惜しみなく魅せてくれる図鑑なのです。
この図鑑を監修したのは、アメリカの国立スミソニアン博物館をはじめ世界でもっとも大きな博物館群や研究機関を持つスミソニアン協会。 微生物に始まり、菌類、植物、無脊椎動物、昆虫、魚、両生類に爬虫類、そして鳥、哺乳類まで。 地球上に棲む多種多様な生き物たちが登場します。その数は1500種類以上。 「生命の樹」(系統樹)にそって同じ種の生きものたちが紹介されているので、見た目も生活環境も全く違う生きものたちの進化とつながりを、子どもたちはしっかりと感じられることでしょう。
クモの足に生える毛一本一本、うろこのように突起したカメレオンの皮膚、恐る恐るページに手を伸ばしてみては…思わずブルブルッと身震い。どの写真も本当にリアル、そしてその迫力に圧倒されます。 この話だけ聞けば虫や爬虫類、両生類の苦手なママや女性は尻込みしちゃいそうですが…ご安心を。 ふわふわのコウテイペンギンたち、水中を散歩するようなカバの親子、かわいい動物たちとの出会いもたくさん待っていますから、どうぞ親子で生きものたちの世界に飛び込んでみてくださいね。
(竹原雅子 絵本ナビ編集部)
1500種以上の生き物たちが一堂に会した、宝石箱のように美しい1冊! 微生物から植物、哺乳類まで、あらゆる生物の世界を一望できる、スミソニアン協会監修の世界的ベストセラー図鑑!
美しい写真と驚きの最新情報がつまった ヴィジュアル生物図鑑の最新決定版!
1500種以上の生物を紹介!! 地球上のあらゆる生き物たちが勢揃い! 世界に名高いスミソニアン協会監修による世界的ベストセラー!
●大迫力!見開きページで生態+特徴をくわしく解説 ●調べ学習、夏休みの自由研究にも最適
《特徴》 【1】地球上の生き物たちの驚くべき事実が分かる! 手のひらよりも大きな昆虫、爆発するキノコ、コインよりも軽い小さな鳥……多種多様な生物の世界が一望できる。
【2】生き物たちの本当の大きさがひと目でわかる! 個々の生物の写真を、実際の大きさの比率で掲載、見開きには「大きさ比べ」を掲載し、あらゆる生き物の大きさを把握できます。
【3】まるで宝石箱みたいな美しいレイアウト! 微生物から植物、昆虫、哺乳類まで、色鮮やかな生き物たちの、美しくダイナミックな写真が満載!
【4】世界中のこどもたちが本書で学ぶ地球規模の環境問題 生物の貴重な種がどのような危機にあるのか、それぞれがどのように関係しあっているのか、充実した解説で環境意識が自然と身につきます。
とにかく、写真がたくさんの図鑑です。
こんな昆虫いるんだ〜こんな生き物いるんだ〜と、子供だけでなく大人も興味が湧きます。
ジンベイザメはさすが迫力ありますね!
親子で楽しめる図鑑ではないでしょうか。
図鑑って、何年もの間、何度も開いて楽しめるのがいいな〜と改めて思います。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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