殿様の魔の手からお鈴を守るための大作戦は、狐のおツネちゃん大活躍で、化け物も出る抱腹絶倒の大騒動。好きやなあいう気持ちは、なんかおもろいことになって楽しいなあ。
落語っぽいテンポで愉快痛快。一度読んだら目が離せません、一気読みしました。それでも2時間くらいかな。
事件があって町民が集まって、最後は斬り合いがあって。一本のチャンバラを見た心持です。
キツネのオツネちゃんがいいキャラクター。
ムハハハハって、オツネちゃんの笑い声を聞いてみたい。
そんなにおもしろいのに☆4つはどうしてか。
しばしば会話文が改行されておらず、さらに鍵かっこの下に文章が連なり読みづらいっ。
後半盛り上がりの部分からそうでないことを鑑みれば、ひょっとしてページ数不足への対策だろうか。もしそうだったら、挿絵の入りすぎですかね。けっこう多いので。
落語っぽくて良い部分でもあるし引っ掛かりもした、鍵かっこ(会話)の下にツッコミらしき一文があること。
これも一緒に会話として鍵かっこで括って欲しい。そうでないなら心の中の思いとして、新しい行で扱ってほしい。
やはり小説なりの一定ルールを守ってもらわねば読みづらいものです。重版するなら考えてほしいなぁ。 (てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい 女の子12歳)
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