モモンガのもんじろう、夜空を悠々と飛び立った! ・・・どうやら、そういう訳ではないみたい。
まだ空を飛んだことがない、ひとりぼっちのもんじろう。 飛びたいけれど、ブルブル、ブルブル。 ところが、ふいに杉の木がブワンと揺れて、風がもんじろうを押したもんだから、 もんじろうは飛んでしまった!! え、え〜っ!?
「バンッ!!」 真っ暗な空で、もんじろうは何かにぶつかった? 「・・・よるって、かたい。」 はてさて、もんじろうはどこに着地したのでしょう。 こうして、もんじろうのドキドキの冒険飛行が始まります。
くまにポーイとふり払われたり、気が付けば鳥さんの背中に乗っていたり、 池の方に落ちていったり。初めての世間はなかなか穏やかではありません。 ドキドキ ドキドキ。 ドキドキ ドキドキ。 もんじろう、どうだったのかな?
大空に飛び立つ緊張と爽快感をもんじろうと一緒に味わえる、 とっても可愛く、とっても健気なお話です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
自然の大きさ、生き物たちの生き生きとした姿を描き続ける、村上康成さんの渾身作! モモンガのもんじろうと一緒に大空を飛んでいるような爽快感が広がります。
もんじろうは、ひとりぼっちのモモンガ。 まだ空を飛んだことがありません。 木の枝の先、とびたいけれど、ドキドキ、ドキドキ。 でも、ふいに風がもんじろうを押したもんだから、 もんじろうは夜のやみに向かって飛んでしまいました。
ヒュル〜。
バン! はて、着地したのはどこだった? もんじろう、ドキドキの冒険飛行がはじまります。
「ももんが」を主人公にした絵本は、あまり読んだことがなかったので、新鮮にも感じ、またもんじろうの可愛さに癒されました。
たくさんの動物たちも登場するのも、また楽しい絵本です。
ひとりぼっちのもんじろうがたくさんの出会いを通して成長していく姿を応援したくなります。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
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