![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
お散歩に出かけたてんとう虫のてんとうぼうや、 ちょっと休憩と休んだのは、人間のお母さんのエプロン。 エプロンに止まっていると、女の子の部屋にやってきました。 おたふく風邪を引いてお友達と遊べない女の子は、 てんとうぼうやを見つけて、大喜び。 てんとうぼうやと一緒にお家で楽しく遊びました。 夕方になり、お家に帰ったてんとうぼうや。 しかしその夜、ほっぺたが膨らんで、おたふく風邪にかかってしまいました。 おたふく風邪を治せるハチのお医者さんに向かう途中、 ほっぺが風船のように膨らんで、ぷかぷか浮かんでいったてんとうぼうやは…。
女の子とテントウムシの心温まるストーリー。 おたふく風邪になってしまったけれど、てんとうぼうやの夢の中には、 女の子と遊んだ楽しい思い出が、いつまでも残っていることでしょう。
てんとう虫を見つけたら、女の子のように遊びたくなる一冊です。
(木村春子 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ぼく、てんとうぼうや。 おさんぽにでかけた先で、にんげんの女の子とあそんだよ。 そうしたら、ぼく、ふくらんじゃった!? おかあさんといっしょに、ちょうちょのおいしゃさんにみせにいくと、 ハチのおいしゃさんがなおしてくれるんだって。 ぼく、なおるのかなあ……?
鮮やかな色づかいに目を惹かれ、ほのぼの可愛い虫たちの表情や仕草についつい笑顔になる素敵な物語。
![作者からのコメント](/images/shoukai_sakusha.gif)
作者の寺永ミイです。
子育ての中で、子どもに絵本の読み聞かせをするうちに、 絵本が大好きになり、現在図書ボランティアをやっております。 イラストの顔部分を担当したのは、今は読書が大好きな、高校生になった私の娘です。
いつか自分のお話が絵本になったらいいなぁ……と淡く考えていたところ、 文芸社のえほん大賞への応募をきっかけに、このたび絵本を出版させて頂きました。
このお話は、私が小学校二年生の時、おたふく風邪にかかって学校を休んでいる間に考えたものです。 文芸社の方と初めてお会いしたのが、私の母の十三回忌の法要の日、 絵本の出版に関する契約書をポストに投函したのが母の命日。 母との思い出のお話がこのような形になったのは、偶然とは思えません。
誰にでも、素敵な思い出やお話があるのかもしれません。 全ての子ども達の笑顔が増えるような、未来を願ってやみません。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
てんとう虫ぼうやと人間の女の子の触れ合いが愛らしい絵本でした。
おたふく風邪の女の子からうつって,てんとう虫ぼうやもおたふく風邪に。
子供が具合が悪くなるとお母さんは心配で大変ですよね,私も親であるのでその気持ちが伝わってきて共感できました。
「てんとうむし」の名前の由来も載っていたので,ためになりました。 (まゆみんみんさん 30代・ママ 女の子4歳)
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