「はら、ぺこ、はら、ぺこ、はら、ぺこぺこ」 お昼の時間に戻らなかったとらねこ、とらたは腹ペコ。チイおばあちゃんにおなかがすいたとねだります。チイおばあちゃんに、なにを食べたいかと聞かれたとらたは迷わず「タイ」だと答えます。ちょうど、クレヨンで何を描こうか考えていたチイおばあちゃん。なるほど。タイって、いいねぇと赤いクレヨンを使って画用紙にタイを描きました。そしてそのタイを「はい、どうぞ」とふざけてとらたの前に差し出してみました。
すると、驚いたことにとらたは、そのクレヨンのタイをまるごと食べてしまったのです。描いたはずの画用紙は真っ白、満足そうに窓からでていったとらたはタイの色と同じ真っ赤なとらねこになっていたんです!心配になったチイおばあちゃんが、あわててとらたの後を追いかけると、探していた赤い「ねこ」は見当たらず、赤い「いぬ」の話がでてきて、今度は赤い「ねこ」と赤い「いぬ」を探していると、赤い「うし」まで現れて、一体どうなっているのでしょう?!追いかけている赤い対象物がどんどん姿を変えていって・・・。次の展開がどうなるのかちょっぴりハラハラさせられるこの絵本。お話がすすむとみんなでいつのまにやら大合唱してしまう陽気で楽しいラストが待っていますよ。
児童文学作家のあまんきみこさんとユーモラスな絵本や挿絵のイラストで活躍されている広瀬弦さんがタッグを組んだなんとも不思議な、想像力のふくらむ愉快なおはなし絵本です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
この前の金曜日、チイばあちゃんはおしいれのすみにあった、クレヨンの箱を見つけた。チイばあちゃん、ひさしぶりに画用紙をだして、何をかこうかと考えた。そのとき、とらねことらたが窓からひらりととびこんできて、おなかがすいたとさわぎだした。チイばあちゃん、とらたに何が食べたいのか聞くと、ねこは魚が大好きで、魚はタイに決まっているといいだした。
チイばあちゃんが、真っ赤なタイの絵をかくと、とらたはその絵をパクンと食べてしまった。そして、おなかいっぱいになったとらたは、窓から外へでていった。そのとらたの体が赤くなっているように見える。
とらたを追いかけていったチイばあちゃん。りすに、赤いしまねこを見なかったかと聞くと、赤い犬なら見かけたといわれた。つぎに、フクロウにも赤いしまねこか、赤い犬を見なかったかと聞くと、赤い牛なら見たといわれて……?
おばあちゃんとねこが繰り広げる、ちょっと不思議で愉快なお話。
チイばあちゃんと とらねことらたの やりとりがおもしろくて 笑えました
とらたのうた♪ ねこは さかなが だいすきだ さかなは タイに きまってる タイ タイ ほ ほ ほ ほ タイ ほ ほ ほ ♪ 歌が楽しい
お話の展開がおもしろくて 子ども達は 楽しいでしょうね
ラストの 子ども達が たくさんやってきて みなんで おやつ
りっぱな たいやき あんこがしっぱまでつまったの おいしそう
クレヨンで 子ども達がおえかきしたのですね
おやつは みんなで 楽しく食べるのが 最高ですね
あまんさんの 楽しいお話でした
広瀬 弦さんの絵 おおきなあかいたいが飛び出てくるところなんか迫力満点 好きです! (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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