恐竜時代から無事に戻れるのか?
恐竜時代へとタイムスリップしてしまったリアムと支援ロボット。リアムたちは、想像を絶する異境の地でサバイバルしながら仲間の救援を待っていた。その影で、知性を持つ恐竜たちが人間の行動を観察し、学習していた。リアムたちは、雨をよけるために家を建て、魚を捕るために武器を作る。群れで行動する知恵のある恐竜たちは、リーダーのもと、人間の知恵を学び、少しずつ追い詰めていく。その影響で、歴史が変わり、仲間のいるニューヨークの風景も一変してしまった。外を見ると、摩天楼は、ジャングルに、通りを行き交う人は消え、奇妙な形の恐竜が走り回っていた。 リアムたちの居場所を知らせるメッセージは、6500万年の時を超えて、仲間のところに届けられる。それは、どうやって届けられたのか? 彼らは、無事に戻れるのか? 歴史の改変を正すことはできるのか? 最後まで息を抜けないファンタジーです。
編集者からのおすすめ情報 シリーズ第1弾の刊行時に、翻訳者金原瑞人さんは、「本の窓 自著を語る」のコーナーで、本書について、お話しされています。「歴史のIFって、何でこんなに魅力的なんだろう。歴史の背後には、選択されなかった無数の選択肢があり、そのひとつひとつに物語が隠れている。その物語をフィクションにした作品は数え切れないけれど、この『タイムライダーズ』はなかでも出色である」と。 まさしく、この作品は、"歴史のIF”に挑戦するような物語です。
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