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もう二度と、くりかえしてはならない ものがたり。 戦争の時代を生きた作家たちが、 今、わたしたちに訴えかける大切なこと
げんさんが目をとじると、木のなかから、 空襲で死んだ幼いむすめの声がきこえてくるような気がしました。 「おとうちゃん。おはじき、じょうずになったよ。ほらね、ほらね・・・・・・。」
表題作「おはじきの木」はじめ、 戦争の時代を生きた作家が伝える、 忘れてはならない大切なものがたり。
何だか悲しくて読むのが辛い児童書でもあります。
でも。
親はもちろん、祖父母さえも戦争を知らない世代になってきた、現代の子供達。
だからこそ。
戦争のお話を本で読んで、その悲劇さと悲しさを知って、色々想い考えてほしい。
黒井健さんのイラストも美しくせつなさを増しています。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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