北極に生きる生き物たちの姿と、命と命のつながりがわかる写真絵本。ホッキョクグマが3000頭もすむという、ノルウェーのスバールバル諸島。島々の中心都市、ロングイヤービエンは北極点まで1200キロの北極圏にある。どこまでも凍りついた真冬、著者は巨大なホッキョクグマに出会った。りっぱな体つきから、主食のアザラシをじゅうぶんに食べているようだった。海の氷がとけだす初夏の6月、著者は同じ島々をヨットで回ってみた。そして、旅を続けるうちに目にしたのは、ホッキョクグマの意外な姿だった。地球温暖化の影響ともいわれる、北極の氷の減少を心配する著者の温かい目で撮影された、さまざまな北極の風景や、北極に生きる生き物の姿、そして、見返しに描かれた、北極に著者と同行した絵本作家・あべ弘士さんによる地図やイラストを見て、北極の地理や北極の生き物の生態系を理解。
図書館のオススメコーナーで見つけました。
初夏に北極を旅した作者が見た、ホッキョクグマやアザラシなどの野生動物たちの姿をとらえた写真絵本です。
ホッキョクグマの狩りにも、温暖化の影響が出ているようで、生き延びるのが大変なよう。
温暖化が進む北極の今を、「心配でたまらない」と語った作者の最後の言葉に、ドキッとしました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子11歳、女の子9歳、男の子6歳)
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