本書は40年前に、雪崩に巻き込まれながら世界ではじめて女性としてエベレスト登頂を果たした、日本を代表する登山家の田部井淳子さんが半生を語ったものです。
世界7大陸最高峰登頂者である田部井さんの初登山は、小学4年の那須岳。体育が苦手な自分でも一歩一歩登れば頂上に辿りつけると気づき山好きになりました。
大学生活の挫折を奥多摩の山に救われたこと、親友の遭難、エベレスト登頂秘話から、子育てと登山の両立の苦労、末期ガンを山に登りつつ克服したことなど…。山と歩いてきた人生を語ります。
※田部井さんは福島県出身。2012年から毎夏、東日本大震災の被災地福島の高校生を富士山の山頂に連れて行くという活動を始めており、本書の印税の一部もそのプロジェクトに寄付します。
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