ある日、シルヴィーは、寝室の壁に小さなドアがあるのをみつけました。 ドアを開けると階段があり、その先には長い通路が。 そして、通路の奥には、もうひとつ、ドアがありました。 そのドアを開けると……なんと、そこは動物園だったのです! 動物園には、シルヴィーをみつめるたくさんの動物たち。 その日から、シルヴィーは毎晩違う動物を部屋につれてきました。 朝、必ず動物たちを動物園に帰してた後、必ずドアを閉めたことを必ず確認していたシルヴィーですが、ある朝寝坊してドアを閉め忘れてしまい……学校から帰ると、リビングが大変なことに!?
「ガンピーさん」シリーズや、『アボカド・ベイビー』など、「子どもの気持ちに寄り添う絵本」の名手であるジョン・バーニンガム氏の魅力がたっぷりと詰まった絵本です。 秘密のドアの先に自分だけの動物園があって、ほわほわのクマの子やコアラを連れて帰り、ベッドで一緒に寝られるなんて……それはもう、子どもたちにとって一番最高の夢ですよね。 それも、動物たちがみんな「自分も自分も!」とシルヴィーのお部屋に行きたがるんですって! こんなに魅力的なことはありません。 (うちにもこのドアが出てきたらいいのに……)なんて、子どもたちの夢もきっと広がることでしょう。 いや、実は、親が知らないだけで、我が子もシルヴィーみたいにこっそりと動物園の動物たちと一緒に寝ているのかもしれませんね……。
(洪愛舜 編集者・ライター)
あるあさ、シルヴィーはしんしつのかべに、ドアがあるのに気がついた。 よるになって、そのドアをあけていってみると、 なんと、そこはどうぶつえん! シルヴィーは、順番に動物たちを自分の部屋に連れてきて、 一緒に寝ることにした。 ところがある日、シルヴィーはドアをしめるのを忘れてしまったので……。
小学2年生の息子は毎晩ぬいぐるみを2,3匹ずつ選んで
ふとんの上に並べて寝ます。
シルヴィーも寝室にできたドアから
動物を選んで毎晩寝ます。
息子に似ていて、
ジョン・バーニンガムは子どものことが
よくわかっているなあと
驚きました。
(まことあつさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子8歳)
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