体育祭でビリになった緑組の応援団長・町平直司が、逆立ちで校庭2百メートル一周することになった。 全国模試4位の成績優秀な伊集院慶一は「俺のせい?」と後ろめたくなり、母親の再婚話をうとましく思う美鈴は「もしかして、私を助けてくれたの?」と動揺し、野球部の四番の大門勝也はとまどいながらも「こいつを応援したい」と思う。
「チーム」シリーズ、「100%ガールズ」シリーズで人気の著者が描く中学生のリアルな青春群像小説。
もくじ
第一章 立ちすくむ人 第二章 見守る人 第三章 見守りたくなかった人 第四章 疾走する人
なんでもそつなくこなす優等生 慶一、母親の再婚に悩む美鈴、ガキ大将な大門、目立たない存在だけれどじゃんけんで負けて応援団長になってしまった町平。
中学3年生の4人子どもが描かれていて面白かったです。強そうに見えてもやっぱり中学生、そして人間です。弱さはあって当然でしょう。でもみんないいこだなーって思いました。
体育祭で負けた罰ゲームに町平が逆立ちで校庭を一周することが中心となったお話です。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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