戦争をよく知る児童文学作家と戦争を知らない漫画家とが、戦争を語り継ぐために合作した絵本。舞台は横須賀海兵団。水兵たちは何を思い、何に耐えたのか。衝撃のラストは…。
最初読んだときは本当にあった事件の再現絵本なのかと思いました。
後書きをよく読んだら違いましたが、似たような出来事は戦時中にたくさんあったのではないかと思われます。
戦争を描いた作品はたくさんありますが、こういった切り口で描いているものは珍しく、印象に残りました。
この絵本プロジェクトを手がけている方々に漫画家さんがいることもあり、子どもたちも手に取りやすいのではないかと思います。
テキストが長めで、絵は挿し絵という感じなので、読み聞かせの時間を使って読むのは難しいかもしれませんが、ブックトークなどで紹介できたらいいなと思いました。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子24歳、女の子19歳)
|