サンタクロースになるひ

もうすぐクリスマス。めいくんは、クリスマスにやりたいことがあります。
それは、サンタさんになること！
プレゼントの荷物をかついでこっそり歩く練習をしたり、そりに乗る練習をしたりして、準備はばっちり。
さあ、いよいよクリスマスイブの夜。めいくんは赤いぼうしをかぶったままベッドに入って、どきどきしながらサンタさんを待ちます……。
サンタさんはめいくんに、プレゼントを配るお手伝いをさせてくれるでしょうか？

「サンタクロースになる」って、すごい夢ですよね！
いいなあ、わたしもぼくも、サンタさんになりたいなあ、と、きっと子どもたちはわくわくドキドキしながら、めいくんを応援したくなります。
でも、いざ知らないおうちに入ってみると、暗い階段はこわいし、散らかった部屋でおもちゃを踏んづけちゃったりしそうだし……。
わかる、わかる。寝ている人を起こしちゃったらどうしよう、ってドキドキしちゃうよね。
でも夜中のパーティは最高！　ミルクで乾杯したり、クリスマスの歌をうたったり踊ったり。
ん？　ところで、めいくんは、だれとパーティをしたのかな？
それは……見てのお楽しみ。

最後にはちょっとした事件も起こり、泣きそうになるめいくんですが……。
がんばりやの小さなサンタクロースが「プレゼントを届けたよ！」と胸をはってサンタのおじいさんに報告できますように！

2012年に講談社絵本新人賞を受賞し『きいのいえで』でデビューした種村有希子さんの絵本。
クリスマスが待ち遠しくなる、やさしいカラフルな色彩にあふれた絵本です。

（大和田佳世  絵本ナビライター）

サンタクロースになりたい男の子のお話

めいくんの夢は、サンタクロースになること。
その日のために、毎日、そりをひいたり、こっそり歩いたり、りっぱなサンタクロースになるための練習に励んでいます。
さて、クリスマスイブの夜。
めいくんは、サンタさんにお願いして、プレゼントを届けるお仕事を手伝わせてもらうことに……。
おとずれたのは、３人きょうだいのおうち。
めいくんは、ちゃんとプレゼントを届けることができたでしょうか。

クリスマスイブの夜のわくわく、どきどきがたくさん味わえるあったかいお話です。

子どもの夢