南の島に住む、ねことさかな。 お互いが大好きで、ときどき、ねこがさかなの中に入って、 「ねこざかな」となる、人気シリーズの17作目は、 南の島に大きな氷山が流れてきます。 氷山にいたのは、クリオネやしろくまなど、 北極に住む生き物たち。 ねこざかなは彼らと一緒に、氷のトンネルを潜り抜けて、 楽しく遊んでいました。
しかし、次第に氷が解けていることに気づいた、しろくまたち。 「こおりが とけたら ほっきょくへ かえれなくなっちゃう」と あわてて空を見上げながら、 ♪おーい おーい ゆきぐもさん ゆきを のんのん ふらせてよ もっさか もっさか ふらせてよ♪ と歌を歌うと・・・・・・。
シリーズ全作に、アッと驚くしかけがあるのが、 「ねこざかな」の最大の特徴。 今回は特にダイナミックで美しいポップアップが登場します。
しかけのページをめくった瞬間、 子どもたちの歓声が聞こえてきそうな、雪の季節に読みたい1冊です。
(木村春子 絵本ナビライター)
南の島に流れ着いた大きな氷山。氷山とともにやってきた友だちと遊ぶねこざかなですが、だんだんと氷が溶けだしてきてさあ大変! クライマックスは雪の結晶が舞うポップアップ付き!
3歳と5歳の子に読みました。
ねこざかなのところにひょうざんが流れてきて、しろくま、クリオネたちと友達に。
しかけページにはやっぱり子供は反応しますね。「雪だー」と嬉しそうでした。
「どうして『のんのん』なの?」という疑問も子供から。…さあ? (みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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