森の虫と仲良しの女の子は、いつも5人のわんぱくこぞうにいじめられていました。ある日とうとうたまらなくなって女の子が逃げだすと、野原の虫たちはみんな女の子のまわりに集まってきました。虫たちは女の子を励まし、いっしょに仕返しすることにしました。こんどは虫たちに追いかけられたわんぱくこぞうたちが、すりばち池の中へ滑り落ち……。けんかして仲良くなる元気な子どもたちのお話です。(「こどものとも」219号)
この絵本は、私が子供の頃、幼稚園から配本された「こどものとも」の一冊です。
征矢清さんがお書きになった「かおるのひみつ」「かおるのたからもの」 「かおるがみつけた小さな家」などの、かおるのシリーズの装画を手がけた石松さんのお作です。
この絵がとても親しみやすく、大好きな一冊でした。
5人のわんぱくこぞうと、虫たちと仲良く遊ぶ、女の子の物語です。
いつもいじめられていた女の子が、虫たちと立ち上がって、わんぱくこぞうをやっつけるストーリー展開が、結構ダイナミックで、うちの子供もおおうけしました。
まあ、絵本の中の子供たちの表情の豊かな事といったら!
すでに私が読みつくしており、年数もたっているので、シミがたくさんついている小汚い絵本なのですが、
きっと、さらに息子が汚してくれるのでしょうね。
けれど、これぞ、幸せな絵本、なのかもしれません。 (ルートビアさん 30代・ママ 男の子5歳)
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