児童文学の名作「ぽっぺん先生シリーズ」の舟崎克彦が贈るネットで話題の“幻の絵本”が復刊!
ものおきごやでくらすネズミの“Q(キュー)”。 Qのたったひとりのともだちは、フランス人形の“マリィ”でした。 でも、人形のマリィはくちをきくことができないので、 Qはいつもたいくつしていました。 そんなあるひのこと、とんでもないじけんがおこったのです……。
ユーモラスでありながらどこか寂しさを感じさせる物語と、 東逸子氏が描く閉じられた美しい世界が、心に深い余韻を残します。 第30回サンケイ児童出版文化賞(推薦)受賞作。 幼児〜小学校低学年向き。
※本書は1982年に偕成社より刊行された同名の絵本を底本に復刊するものです。
物置小屋で暮らすネズミのQは、古びたフランス人形のマリィと暮らしていました。マリィは、Qが勝手につけた名前でしたけど、マリィが言葉がしゃべれないので、Qは、一人遊ぶをすることが多くいつもマリィを守る練習をして遊んでいました。そんな時にアクシデントが起こり、今までのマリィを守る練習が役に立って、偶然にもねこから自分を守ることが出来ました。そして、Qは、マリィの腕の中に転がると、マリィは「キュー・・・・・」と、声を出したのでした。泣き人形のマリィは、「キュー」しか出せませんが、Qは、いつもマリィの腕の中に抱かれると「キュー」と、呼んでもらえる世界一のお友達を持って幸せだと思いました。お友達と意思疎通が出来るって幸せだなあと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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