両親が離婚して、おとうさんとおばあちゃん(口うるさい)とくらしている杏奈。 親の仕事の都合で、両親と離れてばあばと生活している優子。 シングルマザーのママと、父親ちがいの妹・夢果とくらす志乃。 同じ小学校に通う3人はふとしたことからなかよくなり、杏奈の父が管理している空き家で会うようになる。
お父さんがいて、お母さんがいて、子どもがいる、そんな世の中で「ふつう」とされている家とは、ひと味ちがう「ちょっとへんな家」で育つ3人が、日々の悩みや不満や不安にぶつかりつつ、自分の居場所をつくっていく姿をえがく。
小学生女子3人の 家庭の事情×友情の物語
「あたしたち、こんなへんな家でそだって、ちゃんとした大人になれるのかな。」
「だいじょうぶだよ。どんな環境でそだっても、なろうと思えばちゃんとした大人になれる。そういう人、あたし知ってる。」
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