ビアトリクス・ポター物語 ピーターラビットの生みの親

世界中で愛される“ピーターラビット”を生んだ、イギリスの女流作家
ビアトリクス・ポター生誕１５０周年
ナショナル・トラスト公式ビジュアルブック発売！

ヴィクトリア時代の良家の子女らしく過保護に育てられたにもかかわらず、
ビアトリクスは現代女性にも引けを取らないほどビジネスに手腕を発揮しました。
たぐいまれな芸術家である一方、科学にも精通し、
著名な作家という地位にしがみつくことなく、農場の経営に乗り出します。

本書は、悲劇的な結末を迎える短い婚約期間や、幸せな晩婚生活など、
ビアトリクス・ポターの人生における紆余曲折を描き出しています。
また、ビアトリクスが子供のころに飼っていた一風変わった動物たちや、
愛する湖水地方のお気に入りの場所から着想を得て、
いたずら好きな“ ピーターラビット"、 だまされやすい“ あひるのジマイマ"、
生意気な“ りすのナトキン"
といった大人気キャラクターを生み出していく過程も明らかにしています。

さらには、ビアトリクスの自然保護活動家の先駆けとしての一面にもスポットを当てています。
彼女はナショナル・トラストの中心メンバーとして湖水地方の広大な土地の保護に努めました。
そうして遺された美しい自然は、“ ピーターラビット・シリーズ" と同様、現在でも人々の心に感動を与え続けています。