「判じ絵」とは、絵から推理して答えを導く、江戸時代の「目で見るなぞなぞ」です。「問題」となっている絵は、そのほとんどが「答え」とはまったく関係がないことが多く、絵の読み方から推理しないといけません。しかし、判じ絵は江戸名所だの草花だのというように、特定のジャンルごとにまとまった一枚の絵で構成されているので、答えが想像しやすくなっています。
本書では、さまざまな判じ絵の中から、現代の子どもたちでもチャレンジしやすいものを厳選し、出題しています。判じ絵には、いくつかのルールやパターンが一応はありますが、厳格な決め事のようなものはあるようでないようなところがあり、それこそが判じ絵の面白さでもあります。
本書に掲載しているジャンルは、「身近な動物」「植木」「鳥」「家の中にあるもの」「料理」「おもちゃ」「虫」「海にいる魚」「野菜」などです。
これが解けたら、あなたも江戸博士!? 小学生から大人までが楽しめる一冊。
以前新聞の土曜版で判じ絵が特集されていた時、家族で盛り上がったので、図書館でこの本を見つけた時は「これは!」と思って借りてきました。
新聞である程度のルールが分かっていたので、それなりに楽しめたみたいです。
答えが次のページにあって見やすく整理されているので、分からないものは自分で見て調べていました。
こういう時代だからこそ、アナログな遊びを大事にしたいものです。 (ミキサー車さん 40代・ママ 男の子6歳)
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